逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

一人しょんぼりと習さんを待つ可哀想な晋ちゃん(英ファイナンシャル・タイムスの説明)

2014年11月15日 | 政治

『一位プーチン、二位オバマ、三位習近平。日本の晋ちゃんは60位以下』世界で最も影響力のある人物ランキング2014 

アメリカのフォーブス誌が毎年年末になると発表する『最も影響力のある72人』は地球の全人口の1億人から1人が選出するというから日本からなら1・3人が枠内である。
恒例の世界で影響力を持っている人物の番付では、去年に続き今年も1位になったのは元KGB長官だったロシアのプーさま、2位がレームダックのアメリカのオバマ、何かと態度がでかい成金の中国の習さんが3位に入る。(中国の李克強首相は13位)

世界第三位の経済大国日本から世界の最も影響力ランキング72に入った筆頭が34位のトヨタ自動車の豊田章男、38位のソフトバンク孫正義、異次元の金融緩和の黒田東彦日本銀行総裁は48位だった。
日本のトップ(最高責任者)である安倍晋三首相は63位と辛うじて72人のランク入りしている。
ちなみに南北朝鮮は南の朴槿恵(パク・クンヘ)大統領は46位で、北の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記は49位と、63位の日本国首相(安倍晋三)よりも大分上。(韓国勢はそれ以外にもサムスンの会長が35位、潘基文(パン・ギムン)国連事務総長が40位、キム・ヨン世界銀行総裁が45位にランクインする)

『オバマはロックスターだ』

メインタイトルが他国の首脳をかすませた「ロックスター・オバマ」』で、サブタイトルが『衰退する大国のレームダック大統領がまだ世界を魅了する理由』と題する英ファイナンシャル・タイムズ紙の2014年11月12日記事が傑作で有る。読めば爆笑確実。
アングロサクソンでプロテスタントの特別な英米同盟はいまだ健在だったのである。

米経済誌フォーブスでの『世界で最も影響力のある人物ランキング2014』では必ず1位になる決まりの米大統領(オバマ)が2年連続で落選して、本来なら遥かに格下の存在であるロシア大統領(プーチン)に 二年連続で負けている。これは捨て置けない。

12日のFT紙記事は、『米国のバ ラク・オバマ大統領がアジア太平洋経済協力会議(APEC)・CEOサミットで檀上に立つと、聴衆の間に興奮の渦が広がり、満員の会場が光を放つスマートフォン画面の海と化した。』と、オバマをロックスターになぞらえて褒め称えるが贔屓の引き倒しの悪乗りである。幾らなんでも、これはやり過ぎであろう。
(度が過ぎていて無礼である。あまりにも不真面目であり、これでは本当に褒めたことにならない)
中国北京のAPEC首脳会談での各国首脳の個人講演ですがオバマを写そうと報道人や聴衆が躍起になるのは少しも不思議でない。これは当然である。
2年先の未来を正しく予想すれば、ロシアのプーチンや中国の習近平の顔なら全員が見飽きるほど
嫌でも眺められるのである。ところがオバマは一期一会、今だけの期間限定なのですから、誰でも記念として写したくなる。
露骨なヨイショ記事に見える『オバマはロックスター』の方は英国風のブラックジョークである。
FT紙の、本当の書きたかったメインの主張は衰退する大国のレームダック大統領』とのサブタイトルの方であった。

『露骨過ぎる英FT紙の当てこすり記事』

衰退する大国のレームダック大統領のオバマを度外れて天上知らずに褒めているように見えて、限度を超えていて逆に貶している不思議なFT紙ですが 、この記事の続きの日本の首相の安倍晋三は少しも褒めず最初から最後まで容赦が無い。(けなすばかりで一行も褒めていない)
今回のファイナンシャル・タイムズ記事ですが、教師(習さん)に叱られて廊下に立たされている出来の悪い生徒(晋ちゃん)として描いているのである。
日本人の一人として何とも腹立たしい。
幾ら低脳でも無教養でもネオナチもどきの右翼で人間のクズでも、卑しくも安倍晋三は日本国の首相なのですよ。英FT紙記事ですが礼儀知らずにも限度がある。
いくら本物の阿呆でも、馬鹿にするな。!!

『APECブルー』

GDP値が日本の3倍を越した世界第二位の経済大国の中国ですが1960年代の高度経済成長時代の日本のように大気汚染が猛烈である。APEC期間中だけは自動車や工場の操業を制限したので久方ぶりに北京の空に青空が戻る。
APECブルーを北京市民は大歓迎で、 次のBペックブルーやCペックブルーを期待しているとか。
11月10日、11日北京で開催されたAPEC(アジア太平洋経済協力会議)ですが、これは世界のGDPの半分を占める。
習さんは、ホストとして各国首脳とツーショットが新聞に掲載されているのですが、日本の首相は明らかに差別的だったことが日本のマスコミの報道でも明らかにされている。(日本国内のメディアは横並びでツーショット映像だけ。もっと差別的だったFT紙の映像は誰一人報道しなかった)
本当は極右のアホ安倍とは握手したくない。ところがホスト国なので、嫌々、仕方が無いので応じたとの見え見えのポースなのです。
しかし、そもそも、この日中首脳会談は日本が何年も前から中国に頼んでいたのです。それなら今回は相手の習さんがホスト国の義務として仕方なく応じて、むっつりしていても、安倍晋三首相の方は『してやったり』と満面の笑みで無いと駄目です。
ところが、習さん以上にむっつり顔だった晋ちゃん。
今回のむっつり顔の晋三君ですが、たぶん会談条件として中国側に余程嫌なことを無理やり飲まされたのですよ。(靖国参拝は許しまへんで!!)
それとも習さんと同じで、握手したくなかったが日本国首相なので、嫌々義務で行ったのか。
それにしても、今回も胸には『救う会』の青バッジを付けている。(対話と圧力と言うが、本来表舞台の外交交渉とは『対話』だけを主張するもの、圧力は黙って行うほうが効果が倍増する)
TPOを弁えず何処に出かけるにも青バッチの晋ちゃんですが田舎町の市長とか知事ではなく、日本国の首相であるとの自覚がゼロです。
中国北京のAPECブルーは二日間だけだったが、我が日本国では十年以上も『救う会』ブルー
(憂鬱)が続いているのである。

『ドサマワリをするロックスターて何?』 

紅白出場の有名歌手でもテレビの出演やCDレコードの売り上げからの収入は多寡が知れている。大相撲と同じで、稼ぎの大半は地方巡業なのである。
借金まみれの落ち目の一流芸能人が行うのがドサマワリでの日銭稼ぎなのですが、
FT紙の露骨なヨイショ記事の英国風のブラックジョーク『落ち目のロックスターオバマ(衰退する大国のレームダック大統領)が秀逸である。
11月10日、11日は中国北京のAPECだったが、続く12日、13日はミャンマーの首都ネピドーで開かれたASEAN首脳会談に出席する。1日置いて15日、16日はオーストラリアのブリスベーンでのG20首脳会談にも出席するのですから出ずっぱり状態。
北京のAPECやブリスベーンのG20への
オバマ大統領の出席は当然であるが、ミャンマーのネピドーでのASEANの出席は注目するべきであろう。
ネピドーの首脳会談では東南アジア諸国連合(ASEAN)10カ国以外に米中露日韓印オーストラリアなど主要な8カ国首脳が参加しているが中国は習さんでは無くて李克強首相、ロシアもプーさまではなくメドベージェフ首相であった。
ネピドーでのASEAN首脳会談は、日本国の憲法9条の精神と同じ武力の威嚇や不行使をうたった東南アジア友好条約(TAC)や2011年のバリ原則宣言を法的拘束力を持たせることを確認する目的だった。(
軍事大国にとって厳しい日本国憲法9条と同じ内容のTACですが1976年に5カ国で始まったが現在は24カ国まで拡大している)

『子供の遊びの時間は終わっているのにオモチャを仕舞わない不真面目』

『豪州、撃墜事件で露に厳しい視線…15日開幕』との見出しの毎日新聞の不真面目な署名記事。
『15日開幕する主要20カ国・地域(G20)首脳会議を前に、参加するロシアのプーチン大統領へ豪州国民の厳しい視線が向けられている。7月にウクライナ東部で起きたマレーシア航空機撃墜事件は、親露派武装勢力による攻撃とされ、豪州国民と在住者の計38人が犠牲になったからだ。最近、ロシアは武装勢力への軍事支援を再び強化したとみられ、米欧主要国はG20でこの問題も取り上げる構えを見せている。 「プーチン殿、豪州国民が聞きたいのは『申し訳ない』の一言だ」。地元の有力大衆紙「クーリエメール」は14日付朝刊1面にメッセージを大きく掲載した。前日の朝刊でも、地元沖に露海軍艦船4隻が現れたニュースをトップで報じ、強い不満を示した。豪メディアによると、アボット豪首相は北京でのロシアとの首脳会談(11日)で、撃墜事件の遺族への謝罪と賠償金を要求。ロシア政府の発表はこれについて一切触れなかった。』とのお馬鹿記事を書いている。
もう無責任な遊びの時間は終わっているのですよ。子供達は速くオモチャを綺麗に仕舞う必要があるでしょう。 
毎日の真野森作記者ですが姑息にも、『ただ、豪側はG20の議長国として、中立的な立場を保つ方針とみられる。』とも逃げ道を書いている。豪州などの大衆紙ですが『朝日新聞の
売国奴』キャンペーンの日本の産経とかスポーツ紙よりも無責任な記事を連発しているのです。
 

今マレーシア機を話題にするなら3月8日神隠しから半年後の9月8日に毎日新聞の特集記事で発表した『英国BBC放送などから』との摩訶不思議な地図を見て欲しい。英国のBBCですがマレーシア機の失踪には米軍基地の有るインド洋北部を指摘していて、インド洋南部だと主張するオーストラリア政府の公式発表とは明らかに矛盾する。
BBCの地図では、誰が見ても米軍基地のディエゴ・ガルシアしかインド洋には島が無い。
ウクライナ東部で撃墜されたマレーシア機ですが、『何の目的で撃墜したのか』は不明でも、『誰が撃墜したか』は少しでも良識が働けば誰にもで分かるのである。(撃墜に無関係なら捜査に協力し、関係していれば妨害する)
 
イスラエル軍のガザ侵攻でのパレスチナ人大虐殺と同時に起きた7月17日のマレーシア機の撃墜事件では、マレーシアやオランダなどの国際調査団が墜落現場に近づくたびにウクライナ軍が砲撃するので危なくて捜索活動が出来ない。(誰が撃墜したかは、自ずから明らか)
ロシアのプーチン大統領は一貫して墜落現場での戦闘の停止を訴えているが、ロシアとオーストラリアの首脳会談でも停戦と調査活動の重要性が強調されていたのである。 
15日開催のブリスベーンのG20での『厳しい視線』はロシアのプーチンでは無くて、
マレーシア機の神隠しも撃墜でも、数ヶ月内で相次いで遭難した2機ともに関連しているアメリカ(オバマ大統領)にこそ注がれているのである。
しかし今回の主催国はアメリカの同盟国であるオーストラリアなのですから、『停戦と調査』以外の踏み込んだ結論が出ることは決してない。


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2 コメント

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愛国的過ぎる日本のマスメディアの大政翼賛会的な亡国行為。 (宗純)
2014-11-15 14:33:22
元谷駅前さん、コメント有難う御座います。

英国のファイナンシャル・タイムス紙が掲載した一人ぼっちで淋しく習さんを待つ安倍晋三首相の写真ですが、・・・
特ダネでもなんでもなくて、これは世界中の全員が目撃したのですよ。
他国のマスコミが安倍晋三に対して何の興味もなくて、報道しなかったのは当然としても、我が日本国から北京入りしていたマスコミ各社が誰一人も報道しなかった。
ブログ記事の冒頭にあるお馬鹿で間抜けな晋ちゃんの写真を掲載したのは唯一イギリスのFT紙だけ。
それも『オバマはロックスターだ』とのお馬鹿すぎるヨイショ記事の刺身のつまとしての『誰にも相手にされない独りぼっちの可哀想な日本国首相』との余りにも情けない扱い。
晋ちゃんと習さんの笑わない2人のツーショットの方は日本側マスコミ各社が全員が取上げられていて、色々と報道されたり解釈されたりと大賑わいなのです。
むっつり顔の2人以上に、その直前にあったハプニングと言うか、予定どうりの中国による安倍イジメが報道されない。
たぶん、習さんがむっつり顔でも安倍晋三は満面の笑みで握手する予定だったのですよ。
ところが、衆人環視の中で懲罰的な立ちんぼうを強制されたので、結果的には日本中のマスコミに報道されたようなむっつり顔になってしまった。
いくら安倍晋三が頭が空っぽで目が節穴でも、自分が相手から馬鹿にされている程度は判ります。
APECでの首脳の写真では11月13日の毎日新聞のコラム『木語』の、『:赤プラス青は紫=金子秀敏』が傑作です。
集合写真では、何時もは中国の習とアメリカのオバマとは赤と青の別々の色の服だったら、今回は米中の2人が紫色で統一していたのです。
三原色の青と赤を混ぜると紫になるが、今回はロシアのプーチンまでが習近平やオバマと同じ紫色であり、
この世界で影響力があるナンバーワンから№スリー間での3人が仲良くソロイ踏みして、
御丁寧にもペアルックで同じ恰好をしてAPECの中央で、存在をアピールしていたことを金子敏秀がコラムで指摘する。
何時もは別々のプーチン、オバマ、習近平の3人が全員同じ紫に統一して中央に陣取っていたとの、この金子敏秀のコラムですが、『一人ぼっちで立たされていた安倍晋三』とのFT紙の写真をプラスすれば完璧な出来上がりになります。
ただ、日本国のマスコミは大本営発表の寸分違わないことしか書かないので、折角の面白いネタが、残念ながら日本国のマスコミのタブーに抵触するので書けなかったのです。
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そうですよね! (元谷駅前)
2014-11-14 18:12:18
いくら人間のクズでも日本を代表するクズなのに! 日本語が不自由で外国の記事を翻訳してもらっても読めないだろうからって! いくらなんでもバカをバカにしすぎですよ!
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