逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

遊び足りない子供達の危険な玩具(第二次冷戦の戦争ごっこ)

2014年11月18日 | 政治

散らかすだけ散らかして後片付けが出来ない、遊び呆けるだらしない子どもたち

『1にエボラ、2がロシア、3がISIS(イスラム国)』
アメリカのオバマ大統領は9月24日、世界の3大脅威として1にエボラ出血熱、2にロシア、3にイスラム国(ISIS)だとニューヨークで開会した第69回国連総会で演説する
11月15日オーストラリアのブリスベーンで開かれたG20でもオバマ大統領は相変わらず、『私たちは、西アフリカのエボラ出血熱対策およびウクライナに対するロシアの暴力に反対して国際社会を代表している。これらは世界にとっての脅威となっている。これは、マレーシア航空17機の恐ろしいカタストロフィーのあと、われわれは確信に至った』と繰り返した。

15日付け毎日新聞も『豪州、撃墜事件で露に厳しい視線』『G20きょう開幕』『撃墜事件で謝罪要求』との見出しの署名記事を掲載。ロイター通信は参加国の対ロ批判を避けるためにロシアのプーチン大統領が16日のC20首脳会談をキャンセルして早期に帰国するとの観測記事を掲載する。
日本の愚かな歴史修正主義は70年以上前の記憶を書き換えようとして『妄想である』と笑われているのですが、世界中の出来事の正誤や善悪の自由な全
裁量権がアメリカだけが握っていると主張しているのですから呆れ返る話である。
いくら唯一の超大国アメリカでも、口先だけで現実世界の不都合な真実を書き換えることは不可能なのだとの目の前の事実が判らないのですから日本国の低級なネットウョの子供達の20000倍は愚かしいし阿呆臭い。何の目的なのかは不明だが、危険で不真面目な『冷戦ごっこ』は速く止めて欲しいものである。

ウクライナ上空でマレー機が戦闘機に撃墜の映像がロシアで公開 』

ロシア第1テレビは、マレーシア航空17便がウクライナ上空にいた最後の数秒を捉えた外国の偵察衛星によるものと見られる映像を入手したことを明らかにした。この映像は同テレビのサイトにも公表されている。
ロシア第1テレビは、ロシア技師連盟のイヴァン・アンドリエフスキー第1副会長を呼んで、この映像を公開した。アンドリエフスキー氏によれば、この映像は航空専門家歴20年のジョージ・ビルトという人物からロシア技師連盟に送られてきたもの。
ビルト氏は、「マレー機はこれを追跡していたジェット戦闘機によって撃墜された。まずコックピットが砲撃され、その後空対空ミサイルで攻撃されたあと、今度は右エンジンと右翼が光波ホーミング誘導方式のミサイルで打ち落とされている」と記述している。ビルト氏から届けられた電子メールには添付のビデオがはいっており、戦闘機の左翼下部から、コックピットを正確に狙ってミサイルが発射されるようすが克明に映し出されている。
アンドリエフスキー氏は、この映像の詳細分析を行った結果、これが贋作映像であることを示す証拠は見つからなかったと語っている。ロシアの声 ・ The Voice of Russia(Japanese)11月15日

『人工衛星では低軌道ほど速度が速くなる』

北朝鮮のテポドン騒動を口実にして日本国政府は軍事偵察衛星を4機も打ち上げているが、これ等の人工衛星は何れも低軌道を飛行している。北朝鮮上空で止まって撮影しているわけでない。
いわゆる静止衛星とは赤道上空の
高度約3万6千kmで地球の自転速度と同じ秒速約3km(1日で地球を一周)で飛行しているので見かけ上だけ止まって見える。
国際宇宙ステーションが有る高度400kmは
決して無重力では無く、地球重力が数%弱いだけ。(38万キロ離れた月も地球重力を受けていて、
地球と150万キロ離れた太陽とのL1が無重力になる)
国際宇宙ステーションでの無重力の意味とは、宇宙速度(
マッハ21以上)による遠心力と地球重力とが吊り合ってゼロになっているので、体感的に無重力に感じられる。
衛星は原理的に軌道が低いほど早くなり高度100km程度の偵察衛星は最も速度が早い衛星なのです。
ウクライナ東部で7月17日にマレーシア機が撃墜され時間と米軍の偵察衛星の通過時間が故意か偶然かは不明だが、ぴったり同調されていた。
(マレーシア機撃墜の瞬間を写していたロシアの声の『外国の偵察衛星』の外国とは、アメリカである可能性が一番高い)

『自信たっぷりに超強硬姿勢を装うが、実は内弁慶のオバマ』

有る程度責任を持つ大人は喋る場所が違っても公式な発言は『同じ』なのです。(同じで無いと、違いを突っ込まれる)逆に非公式な内緒話(実は本音)は相手や場所、時間などTPOで大いに違っている。
アメリカ大統領のオバマさんですが、根が小心な正直者なので小さな子供のように自分の陣地にいる(仲間が近くにいる)時だけは強気になる悪い癖が有る。 
アメリカ国内のワシントンのホワイトハウス内とかニューヨークの国連ビル内では発言は超強気。同じ英国植民地だった同盟国のオーストラリアのブリスベーン(G20)でもやっぱり強気だった。
ところが1週間以内の国際会議では、中国北京で開かれていたAPEC首脳会談でもミャンマーのネピドーで開かれていたASEAN首脳会談でも同じで、
オバマの演説は自国内とよく似ているのだが世界の3大脅威は1にエボラ出血熱、2にロシア、3にイスラム国(ISIS)だ』とは言っていない。
アメリカの陣地以外では一つ目のエボラと三つ目のイスラム国だけで、二番目の『ロシアの脅威』が完璧に抜けているのである。
アメリカのオバマ大統領の公式発言が強気になったり弱気になったりとTPOで大きく違う謎ですが、マレーシア機の撃墜の真相をアメリカ軍の偵察衛星の映像により発生直後から世界の中の誰よりも良く知っているのです。
オバマは『ロシアが撃墜した』との筋書きが無理だと思っている。ところが、
アメリカ国内では大統領としての立場上(シナリオ通り仕方なく、無理やり『喋らされている』と見るべきでしょう。
それなら、中国の北京とかミャンマーのネピドーでは逆に、振り付けから離れて多少は自由に発言することが出来るのです。(誰だってケネディ大統領のように衆人監視の中で暗殺されたくない)

『猫だましの猫だまし、赤いニシンの赤いニシン、煙幕の煙幕、擬装の擬装』

3月8日クアラルンプール発北京行きのマレーシア機が神隠しにあって乗客・乗員239名が行方不明になっているが、この神隠し原因として考えられるのはマレーシアも参加するTPP交渉である可能性が一番高い。

溺れる人は藁をもつかむと言うが、リーマンショック以後の資本主義の全般的危機(経済恐慌)に直面するアメリカも同じで、自分が浮上する目的なら何でもする。アメリカ資本主義は寿命が尽きつつあり最後の恐ろしいカタストロフィはすでに始まっているのである。
神隠しのボーイング777型機を所有していたマレーシア航空は、遺族への賠償金支払いは、マレーシア政府が公式に『旅客機に一体何が起きたのか』を発表した後すぐに開始されるとしていた。
ところが10月12日マレーシア運輸省のアズィズ・カプラヴィ次官は、『旅客機が行方不明となったと言えるおおよその日時を今のところ議論できないでいる。・・・不明機の捜索及び調査は続けられている』とマレーシア政府が神隠しの公式発表が出来ないことを認めている。

元超大国のロシア(プーチン)とは違い、アメリカの報復が怖い弱小国のマレーシア政府としては口が裂けても『英国のBBC放送などから』の毎日新聞の地図のようには、神隠しのマレーシア機の行き先が米軍基地のディエゴ・ガルシアとは指摘できない。
(インド洋にはディエゴ・ガルシア以外に他に適当な島が無い)

『当初のマレーシア航空17便撃墜の衛星写真偽造されていた

ドイツ連邦諜報庁(BND)のゲアハルト・シンドラー長官はドイツ連邦議会監視委員会で7月17日のウクライナ東部のマレーシア機撃墜について、『旅客機は、ウクライナ軍に配備されていた地対空・防空ミサイルブークにより撃墜された』と述べると共に、『以前キエフ当局が提出した現地の衛星写真は偽物だった』と指摘したとドイツの週刊誌Spiegelが10月21日報じる。
国際民間航空条約の第13附属書によれば当該空域を管理していたウクライナ当局は、国際民間航空機関(ICAO)に対してウクライナ航空管制センターの通信記録、軍用機の飛行計画など、すべての情報を提出しなければならないが現在は一切封印されたまま公開されない。
ロシア国防省は、ロシアと米国の衛星のデータを公開で比較分析するよう提案したが米国が拒否。国際民間航空機関(ICAO)や調査を委任されているオランダも何故か米国やウクライナに求めなかった。

神隠しの4ヵ月後の7月17日に起きたウクライナ東部での乗員乗客298名のマレーシア航空17便 (ボーイング777型機)撃墜の真相解明も同じでアメリカの妨害工作が続いており、発表が先送りされている。
11月13日オーストラリアのマイケル・キーナン法務大臣は、ウクライナ東部におけるマレーシア航空のボーイング機の墜落事故について調査を行っている国々は、調査を9か月間延長することで合意。ボーイング機墜落事故、調査完了は1年先伸ばしで2015年年8月以降』だといっている。
マレーシア航空の神隠しにあった370便(
3月8日)も撃墜された17便(7月17日)も同じで、遭難した二機のボーイング777型機の調査結果が公式に発表されることは当分ない模様である。
(真相解明による解決どころか、次から次へと新しい摩訶不思議な大事件が勃発するのでマレーシア機の遭難の解明は行われず、過ぎ去った過去の事件として有耶無耶にされる)

『アメリカ国務省と米国防総省との仁義無き戦い』

日本のマスメディアはアメリカや世界中の国々がウクライナ紛争に関連して、ロシアを制裁しているかの如くに報じているのですが、これは事実とは大違いである。
アメリカ(国務省)に言われて、渋々EUや日本が嫌々追従しているだけなのです。話は逆でみんなが迷惑している。
アメリカの目下の同盟国のEUや日本以外の世界の国々は、はらはらしながらも『触らぬ神に祟りなし』と傍観しているのです。

アメリカの同盟国でも韓国は何故か『お目こぼし』されていて 摩訶不思議な対ロ経済制裁には加わっていない。(貿易立国の韓国は貿易総額がCDPの5割を超えていて1兆ドルもあり、貿易総額がGDPの15%の日本よりも金額がはるかに大きい)
対ロ経済制裁と言っても見掛け倒しであり効果が薄い代物。基本的に胡散臭いニセモノである。
何と、アメリカのペンタゴン(米国防総省)さえ韓国と同じで経済制裁を行わず、逆にアフガニスタン向けにロシア製の軍事用ヘリを大量購入して米議会から『対ロシア経済制裁に背いている』と批判されている。 (ペンタゴンの言い分は『アフガニスタンでは使い勝手が良い』として、ロシアからの軍用ヘリ購入を止める気が無い)
フランスも空母型のミストラル級強襲揚陸艦をロシア海軍に売却する方針に変更が無く、『先送り』と言いながらロシア軍関係者を乗せて予定どうりの試験運行を行っている。
アメリカの強硬な主張は、見掛け倒しで対ロ制裁
なるものはポーズだけであり何かの擬装なのである。


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4 コメント

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現実主義のプーチン大統領・オバマ大統領と対立するネオコン (鳩と共生)
2014-11-17 00:23:49
随分と詳細な衛星写真がロシアで公開されましたが 真偽は分かりませんが私は最初から ウクライナ軍(キエフ政権)が撃墜したと思っています。

ロシア側はキエフ政権や欧米側が黙り込む様な証拠を他にも確保しているのでしょうが情報を小出しにして相手の反応を窺っているのではないのかと思っています。

マレーシア航空機撃墜事件は 親ロシア義勇軍側に撃墜責任を被せ国際社会の目を厳しく浴びさせ弾圧止む無しという風潮に持っていく為 アメリカとキエフ政権が合同で計画したものと見るのが妥当だと思います。

私の勝手な妄想ですが オバマ大統領は明らかにロシアとの和解・対話・経済制裁解除の方向へ持っていきたいのでしょうが ネオコンの圧力が相当強いので表向き強硬路線を装わなければ駄目で 中間選挙でも共和党が上院・下院を過半数取ってしまいねじれが解消してしまったので難しい舵取りが迫られていて白髪が増え疲れきった顔から苦労が読み取れます。
返信する
Unknown (Unknown)
2014-11-17 11:33:13
小浜君の気持ちは「鳩と共生」な先生のおっさるとーりであろう。ぢつわ安倍君もそーではないか、つまり安倍君としては内心、プーチンと仲良くしたいのだが、アメリカの奥ノ院に遠慮せざるを得ないってとこだろうね。
 戦後アメリカが仕組んだ、日露の仲を裂く北方領土問題。これを何とか処理して日露関係をなにするのは非常に重要ななにだな。
返信する
上の書き込み、お名前を忘れたのじゃ (神様じゃ)
2014-11-17 11:34:23
(・_・=
返信する
たぶん、オバマとプーチンの出来レース (宗純)
2014-11-18 11:19:24
コメント有難う御座います。世界の出来事が流血プロレスの八百長試合のように、インチキ臭いのです。

世襲で能力も無いのに国家のトップに座った何も知らない低脳の安倍晋三の様な子供とは違い、
大人の政治家であるオバマもプーチンも、今『何が起きているか』を正確に知っているだろうと推測出来ます。
3年前のリビアでも、オバマは最初は介入に慎重だったのですよ。
ところがフランスのサルコジが暴走して米軍やNATOがアルカイダと野合してカダフィをなぶり殺しにしてしまう。
去年は同じようにケリー国務長官が暴走してシリアのアサドを殺そうと躍起になるが、寸前でロシアのプーチンが止めているが、
この時にオバマは『『議会にはかる』と言い出したのですが、この『議会に云々』とはプーチンへの援護射撃ですよ。
アメリカ大統領のオバマですが、わざと大失敗してロシア(プーチン)を勝たしている風に見えますね。
1年前のシリアの毒ガスを口実にした空額騒動から見えてくるのはオバマとプーチンの戦争阻止連合の平和(停戦)勢力対、その逆の『何が何でも戦争だ』との軍産複合体勢力との暗闘です。
それにしても、今までなら決して起きない種類の摩訶不思議な(解決不能の)事件事故が、次から次へと連続して起きているのですが、異様過ぎるのです。
たまに起きるから『偶然』と解釈出来るが、これだけ連続しては駄目なのです。
今起きていることですが『偶然の連続』では無くて、故意ですよ。
たぶん100年に1度とか数百年に一度の歴史の大転換である、カタストロフをいまの我々は目撃しているのです。
フクシマ以上のカタルシスが日本でも起きる可能性が高いでしょう。
今のエボラやマレーシア機の撃墜やイスラム国などが霞むような、とんでもないことが今後は連続して起きそうです。

今回の15日16日のG20ですが、毎日新聞とかロイターではウクライナで起きたマレーシア機撃墜事件で、プーチンが苦境に立っているとのお馬鹿記事を15日に書いていたのですが、
このような低脳の考え付く御粗末なプロパガンダ記事は、最低でも数週間先を書くものなのです。(お馬鹿記事を読んだ読者が忘れてくれるのに、最低数週間が必要)
ところが、1日先を書いてしまう。
余程、慌てたのか常軌を逸したのか、何かを勘違いしたのか。
『マレーシア機撃墜でロシアが苦境に』が本当なら、別にオーストラリアのG20がでなくとも、数日前のAPECでもASEANでも同じであるのです。
ところがオバマもオーストラリアのアボット首相もApecやASEANでは一切触れない。
G20のメンバーですが、当たり前ですがG7のメンバーが全部含まれている。そしてG7は全員でプーチンを叩いているので、「ひょっとしたら」と思ったのでしょうね。
ところが、G20でもやっぱり結果は同じだったのです。
アホ臭い大誤報を流した毎日新聞ですが、当たりまですが訂正も謝罪もしていません。
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