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統一協会と二人三脚の「無理心中」30年間ゆっくりと死につつある日本作家・中村文則さんが案じる政治と宗教 うやむやなら日本は終わり
事実は小説よりも奇なり、という。では今、現実の世であらわになっている政治と宗教のゆがんだ関係は、作家の目にどう映っているのか。「この問題をうやむやにするようでは、日本はもう終わりかもしれません」。かつてカルト教団の狂気と暴走を描いた中村文則さん(44)は、問題の行く末を案じるのである。
「ああ、そういうことかと思ってしまった。僕自身は、安倍さんが旧統一協会と関係があることを知っていましたので」。安倍晋三元首相が銃撃された事件で、動機が報道された当時を中村さんはこう振り返る。容疑者の家庭が世界平和統一家庭連合(旧統一教会)によって崩壊し、その恨みが犯行を引き起こしたと伝えられたが、驚きはなかったという。
政界と旧統一教会のつながりは歴史的に根が深い。教団系出版社が刊行した「日本統一運動史」などによれば、韓国で創設された教団は1959年から日本で布教を始め、64年に宗教法人として認証された。68年に政治団体の国際勝共連合を設立し、「反共」の理念にいち早く賛同した政治家が岸信介元首相だった。73年には、教団創始者の文鮮明(ムン・ソンミョン)氏とも面会している。(全文2805文字)
有料記事なので大事な部分だけ文字起こしすると
「まるで漫画の世界ですよ。警察行政をつかさどる人物(二之湯智国家公安委員長)が、実はカルト集団イベントの実行委員長だったなんて。それが事実だったことに、恐ろしさを感じます」
ベストセラーになった中村文則の代表作デストピア小説では「教団X」というセックス教団による親子関係に問題にある人の心の隙を突くマインドコントロールの手口を暴いている。(ほぼ内容が「統一協会」と同じだった)
「メディアはきちんと批判を」
国の行方を左右しかねない事態なのに、どういうわけか、「追及するメディア(読売系)としないメディア(NHKや朝日毎日など)が、はっきりと分かれてしまっている」。テレビの情報番組では、問題の矮小化するコメンテーターの発言を散見される
米国の占領政策の転換で起きたのがいわゆる「逆コース」。(朝鮮戦争で)民主化に逆行し、保守勢力が再び力を持つようになった。「その流れは今に至るまで脈々と受け継がれ、より強化されている」そうした歴史的過程で生まれた政治と統一協会との結びつきは決して矮小化できるものではない。
「メディアはきちんと批判すべはことを批判して、改善を求める。この当たり前のことが出来なかったら、日本はいよいよ、おしまいだと思います」ディストピアは小説の中だけで十分である。
午後のおしゃべり 濃淡ない社会の危うさ 評論家・與那覇潤さん
「暗殺自体にびっくりしたと思ったら、続いて旧統一教会へのバッシングが政界やメディアのトレンドになっていて、そのあり方に僕は驚いています。つまり、グラデーション(色合いの濃淡)のまったくない社会が生まれていると思うんです」
★注、メディアによって「濃淡があり過ぎる」(政治と破壊的カルトの癒着は日本存亡の危機だ)と嘆く8月29日の中村文則と、180度正反対に、統一協会などカルトの信者は真面目な人々で自分の周りにも沢山いたと「国家権力と統一協会の二人三脚」批判自体を批判する8月19日の与那覇淳との不気味な対比
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「統一協会」ツボ売り霊感商法は世界中で日本国内限定
洗脳による搾取(莫大な献金)自体は少しも珍しくないが「統一協会」と他の破壊的カルトの決定的な違いとは、まさに山本太郎が指摘した一方的な日本から韓国へのカネの流れ。もしも本当に与那覇淳が知らないなら大馬鹿者。知っていて誤魔化しているなら詐欺師の国賊。正真正銘の売国奴である(★注、こんな丸ごと破壊的カルト擁護「統一協会の開き直り」の与那覇淳の汚らしいお馬鹿暴言をわざわざ1ページもの紙面で宣伝した毎日新聞編集部も詐欺師の売国奴「国賊」であることは間違いない)
旧統一教会が声明【異常な過熱報道に対する注意喚起】「魔女狩り的なバッシング行為」と
8/21(日)デイリースポーツ
世界平和統一家庭連合(旧統一教会)が21日、公式ホームページに「【異常な過熱報道に対する注意喚起】」と題した文面を掲載した。
なんと安倍殺し逆風で、統一協会側が、「今まで統一協会と関係したの事実をバラすぞ」とマスコミ側を恫喝し、開き直る。
実は毎日新聞では統一協会の恫喝声明発表の2日前の8月19日に1ページを使った与那覇淳の「濃淡の無い社会の危うさ」なるタイトルで統一協会バッシングを批判、返す刀で安倍晋三を天までヨイショするお馬鹿記事を書いています。評論家与那覇淳によると、「幼児性がウケる時代」では「ガキっぽいネトウヨ政治家だと見られていた安倍さんの方が成熟の残り香を感じ」云々と意味不明の駄文を書いている。この評論家先生の言葉から推察すれば、間違いなく本人が統一協会信者か関係者。あるいは統一協会を宣伝していたシンパの一人
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なんぼなんでもやりすぎでしょう。国家の私物化。朝日「7月12日安倍氏の”家族葬”に陸自儀仗隊が参列 戦後の首相経験者で初。時の防衛相は安倍氏の実弟、岸信夫氏。自衛隊最高指揮官だった安倍氏への防衛省・自衛隊による弔意表明の一環という」そんな論理じゃ歴代首相全ての家族葬に出る必要がある
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「共産主義」が定義可能である限り「反共主義」というイデオロギーはあり得ます。でも、「反日主義」はあり得ない。「オレ」と「日本」を同定する論理的な回路が存在しないからです。だから「反日」はいわばイデオロギー的「間投詞」として罵倒にしか使えない。
安倍殺し後には「反日」を言わない、敏感に周りの空気を読む(内田樹より賢い)ネトウヨ
安倍をはじめとする政界と統一協会との癒着、この公然の秘密にメディアは一切沈黙してきた。どうしてですか?なぜ、タブーだったのか。一宗教法人に対し、どうしてそこまで遠慮する必要があったのですか?
安倍をはじめとする政界と、統一協会との関係性も歪んでいる。UPF幹部のインタビューを聞いていても、あたかも、統一協会が安倍の上にいるかのような語り口、「トランプ大統領が参加されるので、安倍さんも出ないとまずいですよ」
マザームーンと呼んでみたり、主従関係で言ったら統一協会が主で政治家が従みたいな関係。
なぜですか?統一協会の背後に何かあるのですか?
それと、これほどまでに政界に食い込んでいるのに、統一協会は公明党のように、自ら結党しなかったのですか?結党しなかったのは、何か理由があるはずですよね。あえて表に出なかった理由が。
この答えは案外に簡単で、
1995年の地下鉄サリン事件までは徹底した反日偽装組織の統一協会と同じ扱いだったのが、あのオウム真理教と麻原彰晃の数々のテロや殺人事件。彼らも「反共」を旗印にしていたので神奈川県警(公安警察)が保護育成していた。
もちろん宗教学者などは批判するどころか、革命的な宗教改革であるかの如く描いでいたのですから、腹が立つ。
1995年の地下鉄サリン事件以前のオウムとマスコミの関係に比べればですが、一応は「安倍殺し」以前でも反日統一協会をマスコミはヨイショせず、ツボ売り霊感商法詐欺批判していた。
では何故オウムや統一協会がマスコミ有識者が怖がったかですが、彼らを少しでも知っていれば怖がって当然なのですよ。
誰でも命は一つしかないので、一人の例外も無く一番大事だと思っているのです。
しかし、いくら大事にしても、生きている限り必ず死ぬのです。ですから、自分の命よりも「如何に生きるか」が一番大事だったが、歴史上一度も超越性を持たない日本人では無理だったのです
https://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/28d14142157fc73bec08215e377cee06「日本文化における時間と空間」加藤周一
2013年06月23日 | 文化・歴史
オウムや統一協会と似ているのが部落解放を旗印に数々の暴力事件を引き起こした「解同」なのですが、
矢田事件以後には共産党までも「差別糾弾会」の対象にしたのが運の尽き。もちろん政府自民党や市町村自治体、警察など全ては「解同」の暴力に屈して、その手先になったが、この時日本共産党だけが「解同」の暴力に毅然と対処したので、保守地盤の兵庫県の田舎町に共産党の町長が何人も誕生する。
これに関しては「逝きし世の面影」の部落解放同盟のカテゴリーに詳しく書いています
そして反日「統一協会」と政府自民党とのズブズブも関係が出来た原因としては、韓国軍事政権(KCIA)の下部組織だったことが大きい。韓国諜報部とはアメリカCIAの下部組織であり、日本としては反日には目を瞑るしか方法が無い。今まで長い間、「統一協会」が持つ徹底した反日思想を日本のマスコミも有識者も全員が一人の例外も無く「見ざる言わざる聞かざる」「知ら。存ぜぬ」で隠していたが、当たり前ですが全員が知っていた。
そもそも「統一協会」とは朝鮮戦争の生んだ禍々しい負の遺産で、色々なことが「終わらない朝鮮戦争」に関連してきます。ひょっとしたらド外れたアメリカ民主党やリベラルメディアのトランプバッシングの罵詈雑言も、トランプが歴史上初めて北朝鮮と首脳会談を開いて朝鮮戦争を終わらそうとしたことと関係しているのかも知れません。
「岩下俊三のブログ国葬反対の理由へのコメント
1. 宗純 2022年08月29日 10:43
統一協会が悪いのは、その基本は実は、「反共」ではなくて「反日」であったことは昔から左翼有識者では知っていた。ところが、保守論客では見ざる言わざる聞かざる「知らぬ存ぜぬ」で胡麻化した
しかし7月8日で話は大きく劇的に変化した。、不気味で不可解な「安倍殺し」後の現在では世界が一変。マスコミや有識者だけではなく保守論客も挙国一致、ほぼ一致した見解(一般常識)にまでなっている
ただし、統一協会の「日本の朝鮮半島植民地支配の贖罪として信者に貢がせる」が左翼イデオロギーと親和性がある事実を指摘しているのは慧眼で、これは、左右を問わず他の有識者では気が付いた人は多分ゼロ。素晴らしい論考だが、しかしこの部分は触れてはいけないタブーですね。(同じ日本の植民地で親日の台湾と反日の韓国の差とは、実は日本植民地時代のインフラが全部残っている台湾と、すべて一つ残らずアメリカ軍によって破壊された朝鮮との大きな差だった)
元々ある程度以上の年代では日本がWW2の焼け野原から復興出来た原因が朝鮮戦争特需である事実を知っている。数百万人の朝鮮人の死骸の上に現在の日本の繁栄が築かれたとの「うしろめたさ」があったのですが、徐々に失われ、特に小泉訪朝以後の凄まじい北朝鮮バッシング以後は180度逆さまに。
それなら、あの体内で弾道が90度以上歪む不気味な消えた弾丸の安倍殺しの話は歴史の「揺り戻し」で、72年ぶりの朝鮮戦争終結と関係があることになります。何れにしろ歴史的大事件なのですから安倍国葬には大反対だが、葬儀ではなくて何らからの世界規模の大祝典は行うべきであると思われる
昭和天皇の戦後日本を研究した豊下楢彦さんの文を少しかじった。それによると吉田茂は日本の米軍基地提供に反対のようであったが、天皇は賛成であった。サンフランシスコ平和会議(と安保条約)の内容に吉田は「不満」があったと私現田石は思う。この不満、「うしろめたさ」を封じるために、吉田茂国葬は「国の主催」で盛大でに行われるべきだったのでしょう。
人権平和平等を冷笑する知性はあってもカルトを批判する勇気はない御用学者の面目と言えるでしょう。
https://agora-web.jp/archives/2053751.html
「あらゆる社会的弱者」を差別しハラスメントするというのは、大変なことである。女性のみならず高齢者も子供もLGBTも弱者だし、男女問わずサービス残業を強いられる正規雇用者も、景気に応じて切り捨てられる非正規雇用者も、病気や障害を持つ人も弱者だ。日本歴史学協会の加盟団体には、外国史を専門とする学会も含まれるので、当然ながら地球上のすべての少数民族に対しても、呉座氏が差別をしていたとの趣旨になるであろう。