逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

待ち望まれたWHO報告「フクシマの放射能は安全安心。心配ない」

2015年06月11日 | 放射能と情報操作
『日本は放射能パニックに陥る必要なし』

日本は福島の原発事故による発ガン率の上昇を恐れる必要はない。先日、世界保健機構(WHO)が出した200ページに及ぶレポートでは福島第1原発の事故による放射能の人体への影響と、予想しうる被爆の影響について報告がなされた。

同レポートが価値を持っているのは、これが核施設で起きた21世紀最大の事故に対して、2年間にわたりグローバル規模で行なわれた事実上初の分析であること、さらに放射能リスクシュミレーション、疫学、線量測定などの分野で組織に属さない独立した学術専門家によって書かれたものだからだ。
影響のリスクが調査されたのはまず福島県の住人。そしてそれに隣接する地区の住人も、また外国でも行なわれている。大気に放出された放射性物質の人体に与える影響について、国際的な専門家らによる複合的な評価が行われた結果、放射能が誘導して起きる悪性腫瘍にかかるリスクは最も放射能汚染の激しい地区に住んでいた、また今も暮らす人たち、および事故後に原発内で復旧作業に当たった人たちに見られることが明らかとなった。日本全体では福島圏外の住民は、まして外国ではこの事故による影響のリスクは低く、発ガン率の上昇もないと発表されている。このほか、被爆は流産、死産、事故後に生まれた児童の肉体的、精神的異常の増加には影響しないことも確証された。こうした一方でレポート作成者らは、最も汚染が激しいゾーンに暮らす住民、特に乳幼児期に被爆した女児に関して、常時モニタリングを行なうよう進言している。

ロシア小児対放射線保護学術実践センターのアーラ・シピャギナ教授は状況を次のようにコメントしている。

『放射線が誘発する疾患については、これはWHOもIAEAも認めているが、特に各所に発生する悪性腫瘍がある。特にある一定の放射線が影響を及ぼす臓器に見られる。
疾患の第2のグループは遺伝的疾患で、先天性疾患、発育異常、染色体異常がこれに当たる。これは通常、胎児の時期に放射線の影響を受けた子どもに起きる。
チェルノブイリ原発事故後の子どものデーターでは、放射性ヨウ素が大気中に放出されたため、これが甲状腺を直撃し、甲状腺ガンの発ガン率が事故から5-7年後に急増した。
ところが事故後に急増したのは全体的な疾患であり、悪性腫瘍とは関連のないものだった。
これは、初めて児童の健康に対し、これだけ大規模で深く、念入りな検査が行なわれたからかもしれない。もちろんある状況を他の状況に当てはめようとするのは正しいことではないだろう。というのもチェルノブイリと福島では条件が異なるからだ。
当然ながら私はこの状況ではWHOのレポートにあるように、0歳から18歳までの児童全員の健康状態を定期的かつ複合的に調べていくよう勧める。特に低年齢または胎児期に放射線の影響を受けた児童に対してはなおさらだ。』
今週、シピャギナ教授は大阪大学で日本放射線影響学会が開催する日露二国間交流事業共同研究の初会合に参加する。

2015年06月09日Sputnik 日本

『フクシマの放射能被害WHO報告と、そっくり同じ構造の安倍晋三の平和法案』

ドイツでのG7に参加した安倍晋三首相は、『世界に類を見ない非常に厳しい武力行使の新3要件の下、限定的に行使する』と胸を張った。
この安倍晋三首相は、福島第一原発の事故原因が解明されていない状態での原発再稼働を推進する際も、肝心の原子力規制委員会の田中俊一委員長が『安全とはいえない』とする新規制基準を『世界一の安全基準』と言い張っている。
この人は福島原発事故の5年前の第一次安倍内閣時にも日本の技術は世界一だから『全電源喪失』(ブラックアウト)は考える必要が無いとして2011年3月11日の大失敗を引き起こした張本人(フクシマのA級戦犯)だが、すこしも反省することなく、馬鹿の一つ覚えで何でも『日本は世界一だ!!』で済ます心算のようだ。
しかし幾ら口先で『平和だ』『安全だ』と綺麗ごとで誤魔化しても、幾ら世界一厳しい基準でも『武力行使』は、それ自体が日本国の平和憲法では明確に違法行為である。
自衛隊上がりの中谷元防衛大臣は『武力の行使と、武器の使用は明確に違う』とのチンプンカンプンの禅問答で、安倍平和法案の違憲性を隠そうと懸命に努力しているが無駄。(『馬から落ちる』と『落馬』は言葉は違うが『同じ意味』である)
同じようにWHOが幾ら口先で『フクシマの放射能は安全安心。心配ない』と誤魔化しても、現実の放射能被害には無関係であり、フクシマの小児甲状腺がんの爆発的発症は隠せない。基本的に無意味で気休めにもならない。
しかも今回ロシアの専門家が指摘するようにWHOやIAEAが認めている原発事故の放射能被害は唯一放射性ヨウ素による小児甲状腺がんだけなのだが、実は悪性腫瘍(小児甲状腺がん)は放射能被害にとって、まさに氷山の一角に過ぎないのである。
原発事故の放射能の『何』が一番問題なのか。
『ところが事故後に急増したのは全体的な疾患であり、悪性腫瘍(がん)とは関連のないものだった。』
チェルノブイリ原発事故後に人口が激減したベラルーシもウクライナも、死亡原因のトップは癌ではない。全般的な体調不良による死亡率の増加と出生率の低下なのである。
それで今回は日本国の政府とマスコミは、挙国一致で『WHOの報告書』自体を丸ごと隠すとの、神をも恐れぬ掟破りの『荒業』を繰り出したようです。
WHOの『日本に対する報告書』なのに、現時点では日本のメディアでは誰も報道するものはなく唯一国外のロシアのスプートニクが報じているだけ。

『安倍晋三の「特定秘密保護法」と「がん登録法」と「なんちゃって平和法案」は三つで一つのセット』

今回のお手軽なんちゃって平和法案の担当大臣である防衛大出の中谷元防衛相自身が、過去に何回も無関係な他人の喧嘩を自分から買う『集団自衛権は違憲』である(改憲無しの拡大解釈は今が限界)と主張していたし、少し前の自民党や政府も中谷元と同じ見解だったのである。
今の安倍晋三と自民党政府が異様で異質。過去とまったく違っているのである。
哲学者の西谷修立教大特任教授は、『犬について議論をする時、「それは犬だ」という共通認識がない限り、コミュニケーションは成立しません。だが彼らは「明日からは猫だ」と言う。
これは解釈ではなく、意味の取り換えです。
そうやって憲法を無視しても、それを止める方法はないと見切ったうえで、ぬけぬけと一線を越えている。これまでのどの自民党政権もやらなかったことです。』
と今の自民党や政府(安倍晋三)の動きを批判する。
ただ、今までだって犬が飼えない決まりの共同住宅(マンション)で『室内で飼っているしワンと吠えないので管理規則にある「犬」ではない。自分の室内から出ない可愛いプードルは猫と同じであり、違法では無い』との屁理屈で誤魔化しているのである。
今回は堂々と今までの規則遵守の姿勢を無視して『プードルはそもそも狩猟犬である』として、表に出して凶暴なドーベルマンと共同で番犬の役目を押し付ける話。
今まで安閑と暮らしていたプードルにとってはこれ以上に迷惑な話も無いが、彼等は本当に血みどろの争いを続けていたシェパードやドーベルマンに混じって室内飼いの暢気なプードルが役に立つとでも思っているのだろうか。実に不思議だ。
今マスコミでは自民党推薦の憲法学者までが違憲で一致するなど、この平和法案の報道で持ちきりである。
ところが、何が秘密であるかが秘密の特定機密保護法とか、民間の医療従事者までも懲役二年の厳罰にする癌登録法との関連性を指摘するものは誰も居ない。
ところが、ところが安倍晋三や自民党は道理も常識も全てを無視して、とんでもなく急いでいるのであるが、そもそも、今の日本国を武力侵攻する明確な危険性は一切存在しない。
アメリカに占領された70年前の例は逆に日本が他国を侵攻した結果であるばかりか、本土決戦を避けて日本が早々と無条件降伏したからに過ぎない。
過去に他国から実際に武力侵攻を受けた前例は600年前のモンゴルだけである。
植民地獲得にしのぎを削った150年前の帝国主義列強も日本侵攻は躊躇するほど日本は守るは易く攻めるのは困難な天然の要害の地である。(険しい山岳地帯のスイスは例外的に数百年間も戦争に巻き込まれずに済んでいるが、我が日本国は欧州大陸内のスイスとは違い大陸から200キロも離れている)
安倍晋三の『特定秘密保護法』と『がん登録法』と、今回の『なんちゃって平和法案』は別々では意味が誰にも分からない。
基本的に目的が無茶苦茶であり、物事の辻褄が少しも合わないのである。
ところが、この意味不明の『三つ』をまとめて『一つのセットである』と考えれば、逆に全ての謎や秘密が氷解する。
レベル7の未曾有の核事故発生から4年が経過して、今までは挙国一致の大政翼賛会の大本営発表の『安全安心。何の心配も無い』と口先だけで誤魔化していたが、フクシマが時間切れで今の日本が危ないのである。

『5月末に出されていたIAEAのフクシマ最終報告書』

佐賀新聞は2015年05月29日『IAEA報告書』と題して報道しているが、何故か全国紙は扱いが小さいしテレビなど映像メディアの類はほぼ無視している。
◆安全過信の指摘受け止めよ(抜粋、要約) 
原発の安全神話を過信し、必要な対策を怠ったことが過酷事故につながった-。
東京電力福島第1原発事故を総括した国際原子力機関(IAEA)の最終報告書は、国や東電の認識の甘さと安全対策の不作為を厳しく批判した。
報告書の指摘は痛烈だ。
東電に対しては、福島県沖でマグニチュード(M)8・3の地震が発生すれば最大約15メートルの津波が第1原発に達すると試算していながら対策をとらなかった。
原子力安全・保安院も迅速な対応を求めなかった。
IAEAでは、過酷事故につながるすべての可能性を把握する確率論的安全評価(PSA)の運用を勧告していた。
2007年の訪日調査では「日本には設計基準を超える事故を検討する法的規制がない」と指摘し、保安院が中心的役割を果たすよう求めた。
「原発が技術的に堅固に設計されており、十分に防護が施されているとの思いこみが何十年にもわたり強められてきた」。
報告書では原発の安全神話への過信をこう指摘する。
原子力規制委員会の田中俊一委員長は「基準への適合性を見ており、安全とは申し上げられない」と言明。
避難計画は規制委の審査対象になっておらず、作成する自治体任せ。
報告書は9月の年次総会に提出される。(梶原幸司)

最速ニュース2015年6月10日
IAEA=国際原子力機関の理事会で、東京電力福島第一原子力発電所の事故原因などをまとめた包括的な報告書について意見が交わされ、日本政府は、事故の教訓を世界と共有し、原子力の安全性の向上のために取り組んでいくと強調しました。
(NHKニュース)

『今のフクシマが危ない』

福島第一原子力発電所の核燃料プールからの燃料取出し開始が、2年から3年遅れる可能性がある。共同通信が今日伝えたところでは、そうした決定は公式的には12日に政府閣僚による会議で決定される。
共同通信の報道では、発電所を運営する東京電力は、2017年に3号炉プールからの燃料の取出しが開始する予定だ。これまで取り出し開始は、今年前半と見られていた。
また取り出し開始が17年度前半とされていた1号炉と、17年後半とされていた2号炉は、いずれも20年度に変更となる。
ただ廃炉完了まで30年から40年という枠組みは維持されるとの事だ。
2015年06月10日Sputnik 日本

危険度が一番高いといわれた4号基の燃料プールは幸いにも紙一重の幸運でメルトダウンを免れたので、丸1年間かけて核燃料棒の取り出しに成功している。
2013年(平成25年)11月18日から取り出しを始めて、2014年(平成26年)11月5日に全ての移動作業が終了した。
ところが1号基から3号基まで原子炉3基全部がメルトダウンしていて、放射能の汚染の度合いが酷すぎて、燃料プールから使用済みの核燃料棒が取り出せない。
むき出しの燃料プール内の危ない燃料棒を、半年以上放置した挙句に、『2~3年後に始める』との口実で、先送り(事実上放置)することが決定されたのである。
『来年のことを言うと鬼が笑う』とのことわざが有るが、来年どころか2年先など仏の全員が爆笑する。
限界に達した今の東京電力や日本政府が、これから先も存在するなどと思う方が異様で、共同通信の『2年から3年遅れる』の本当の意味とは、これは事実上東京電力(日本政府)が今まで4年間続けていた収束作業の停止宣言であり、たぶん70年遅れの玉音放送なのです。(誰も知らない密かな無条件降伏?日本国として御名御璽?)

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9 コメント

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Unknown (コメット)
2015-06-10 16:11:12
WHO報告書についての記述、大変興味深く拝見読ませていただきました。放射性ヨウ素の吸気被爆による甲状腺がんについては記載されていたようですが、セシウムによる循環器系障害、ストロンチウムによる白血病について何らかの記載がされていたのでしょうか。また、最近問題となっているウラン、プルトニウムやトリチウムの吸気被爆に付いてはどうでしょうか?お教えください。
返信する
WHOの報告書名 (ワタン)
2015-06-11 04:02:55
もうしわけないですが、WHOの報告書名を同定していただけますか。見つけられませんでしたので。
返信する
WHOのコーデックス委員会や国連科学委員会 (宗純)
2015-06-11 09:10:05
コメットさん、ワタンさん、・・・・ここはブログのコメント欄であり、本来はブログ記事を読んだ感想なり批判なりを書くものですよ。

記事には、はっきりと
『それで今回は日本国の政府とマスコミは、挙国一致で『WHOの報告書』自体を丸ごと隠すとの、神をも恐れぬ掟破りの『荒業』を繰り出したようです。
WHOの『日本に対する報告書』なのに、現時点では日本のメディアでは誰も報道するものはなく唯一国外のロシアのスプートニクが報じているだけ。』
と書いている。
そう。何処にも無いのです。
多分これは、WHOのコーデックス委員会の報告であろうと思われる。
あるいはこれは国連科学委員会(UNSCEAR, アンスケア) 福島報告書をWHOがまとめたものでスイスのウィーン本部にでも問い合わせれば見つかるでしょう。
ブログ記事にもあるように、
日本語に訳しているのは唯一ロシアのスプートニクだけなのです。
語学力に自信があるなら資料はWHO公式ホームページを御自分で探して下さい。

極悪非道な世界的利権集団である原子力ムラですが、日本の限界集落に非常に似ていて、色々な名称の催しものをするのですが、集まってくるメンバーが毎回毎回同じ顔ぶれ。
IAEA(国際原子力機関)が原子力ムラである程度は常識なのですが、実はそれ以外でもWHOの放射能被害でも同じメンバーが取り仕切っている。
ブログ記事に何度も何度も書いている事実ですが、WHOとか国連科学委員会など、これ等の国際機関が原発事故の放射能被害として認めているのは、
唯一小児甲状腺がんだけなのです。他一切因果関係を認めていない。
その原因は極簡単で、『原子力ムラのメンバーだから』なのですよ。
放射能は安全安心だとの説明に使われるのがWHOのコーデックス委員会のとんでもなくゆるい食品規制なのです。
それでは何故WHOコーデックス(CODEX)の基準値が緩いのかですが、
地球の人口の8億から10億人が飢餓線上にあり毎日数万人が餓死している。

セシウム134や137などのは、1000Bq/kg。日本の米の暫定基準値は500Bq/kgの2倍以上です。
コーデックスの内部被曝量の計算には、IPFという係数をかける。。
IPFというのは輸入/消費係数で、ここではIPF=0.1です。
FAOによれば世界平均で輸入食品量は1/10で、この計算式は、放射能事故などがあった場合の緊急時の汚染地域からの輸入を想定しています。
コーデックスの基準値は、輸入品とか海外からの援助物資の基準値なのです。
当然、残り9割の国内の食物は放射能に汚染されていないことが前提。
この数値を、日本国内の基準値と比べるのなら、コーデックスの値を1/10、セシウム134・セシウム137は、100Bq/kgなのです。
WHOの手口ですが、基本的に手品か詐欺の様な話なのです。
返信する
IPPNW.DE (ひまわり)
2015-06-12 01:02:04
一月ほど前に初めてコメントを投稿したドイツ在住のひまわりです。

どの記事も読みごたえがあり ひとつひとつ大切に読ませて頂いております。
本日の記事も心にズシンと響きました。

ドイツの報道は事実と意見を明確にわけていますし 意見の対立を恐れないので議論も充実しています。 
福島の事故後にドイツは方向転換をして原発廃止を決定したので まさしく推進派にとっては煙独ではないかと想像しますが どうぞ IPPNW(核戦争防止国際医師会議)ドイツ支部のレポートもご参照下さい。

IPPNW.DEで検索してホームページへ 画面の右側にFUKUSHIMAの欄があり 日本語のテキストもございます。

私も まずは自ら学びの場を持ちたいと研究機関の報告書を取り寄せ始めました。
さまざまな報道と報告書を照らし合わせながら いろいろなアングルから見つめていきたいと思います。

宗純さまとのご縁に心から感謝しております。 
 
返信する
均質なコンソメスープの様な日本の現状 (宗純)
2015-06-14 15:51:08
ひまわりさん、コメント有難う御座います。

今朝のテレビで通販会社のやり手社長が出演していて、全国放送前に、どこか一つの県内でテスト宣伝しているとの話に対して、司会者が
『沖縄でテストしても北海道では違うだろう』との疑問に対し、
売れ方は『全国共通であり、一つの例外も無い』と明確に答えている。
我が日本国ですが、これは大なべのコンソメスープの場合、スプーン一杯分を味見すれば、それ以外も同じなのです。
アメリカや欧州のような部分部分が別々の、シチューように肉の塊や野菜の塊の集合体とは、日本人が大きく違っているらしいのです。
この均質構造の日本ですが、これは発展する時は強みにもなるが、逆に危機管理の観点からは弱みにもなる。
生物種の多様化と同じ原理で、単一ならば環境変化で全滅する危険性が有るが、
逆に色々種種雑多に種類があれば、多数派が絶滅しても、一つぐらいは運よく生残れる。
今の日本国のマスコミですが、フクシマの話も放射能も、小児甲状腺がんもタブーであり、一切口をつぐんで喋らない。
本来なら社会のタブーに挑戦する役目の共産党(赤旗)も右に倣えで一切報道しない。
日本中のメディアが、挙国一致の大政翼賛会状態なので、これに影響されて、護憲左派の政治ブログも矢張り同じで、一切取上げない。
多分70年前と同じで薄々全員が『日本が駄目だ』と知っているのだが、その事実を認めるのが恐ろしいのですよ。だから全員が黙っている。
日本国のタブーであるフクシマや放射能や小児甲状腺を取上げているのは、それらに特化したブログであるとか、極左系のブログ程度なのですが、
この信用度が日本社会全体から見て極めて低いバッタもの扱いなのです。
護憲左派の政治ブログで、積極的に取上げているのはこの『逝きし世の恩影』程度の例外なのですが、1日の訪問者は数千人程度。
社会全体に対する影響力としてみれば極々些細で、マスコミなどとは大違いなのです。
今の日本を悪くした張本人はマスコミで間違いないでしょうが、
何時になったら日本人が覚醒するのか。
これも矢張り70年前とそっくり同じで、最後の最後の原爆攻撃とソ連軍の侵攻という本物の地獄を見ないと矢張り駄目のようです。
返信する
共感 (ひまわり)
2015-06-15 21:48:45
こちらこそ ありがとうございます。

記事やコメントへの返答を拝読するたびに 宗純さまのお子さんは幸せだな~ と感じています。
文面はとてもわかりやすく 会話がはずみ話題が発展していきます。 
もし 日本中の子供たちが同じような機会を持つことができていたら 現在の日本の状況は違っていたように思います。 

原発事故から4年間 ずっと私が思い悩んできたことは 日本国内で立場のある友人や知人ほど 日本は大丈夫 日本が一番いい と言い張って違う意見を受け入れないことです。 原発事故直後からドイツでは深刻な報道がされていましたし 医学や物理学などを研究するドイツ人の友人たちからも率直な意見を聞き非常に胸を痛めてきました。 良かれと思って話題にしても ひまわりはもう日本人ではなくなってしまった と感情的に全面否定されました。

私なりに出した結論は 日本の専門家は最後まで出来ないことを認めず 解決策を開発できると信じている。
それは 小さい頃から勉強第一 頑張れば必ずできる 出来ないのは努力が足りないからだ と 追い立てられてきたからではないかと そう思います。 

ひととして生きるために大切なことは勝ち負けにこだわったり 比べることではないのですけど   
いかに多くの日本人がそのことに気がついて真の幸せを見つけることができるのか 再び 原点に立ったことを
これからの時代を生きていく人々と共感していきたいです。
 
ですから 宗純さまも どうぞ 引き続き情報の発信を続けて下さい。
事実はひとつ その事実が明らかになれば 熟考して決めるのは本人です。
自分で決めることができなければ 今後も日本は同じ過ちを繰り返すことでしょう。
その分岐点が与えられた今 私も より良き道へ歩みを進めていきたいと心から願っています。 
返信する
額に入れて飾っておきたいような (宗純)
2015-06-18 16:53:27
ひまわりさん、コメント有難う御座います。

是非とも子供や我が連れ合いに言ってやってください。私が家で喋りだすとですね。連れ合いが『ハイ』と返事をするのですが・・・こまったことに微妙にタイミングが早すぎる。言葉が終わるか終わらないかで『ハイ』といわれると、
口には出さなくても『速く終わってくれ』との裏の意味が見え見えなのです。
しかも3分後には睡眠状態になっている。地球上には3分以内しか居られないのでカップラーメンが絶対に食べれないウルトラマンと同じなのです。
返信する
IAEAのフクシマ最終報告書と福島県民の記憶 (現田石)
2015-06-29 18:47:13
めずらしい図の付いた東京新聞記事がネットで見られるようなので、これを紹介してコメントしようと思う現田石です。
次の記事が東京新聞ででました。
●8メートル津波で原発浸水予測 福島第一99年に国が作図 2015年6月25日 夕刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2015062502000239.html

(概要)福島第一原発を高さ八メートルの津波が襲った場合、1~4号機の建屋が浸水するとの予測図を一九九九年に旧国土庁が作製していた。この図に建屋などを追加したものが掲載されている。

現田石の感想:この津波浸水予想図を、もし福島県民が見れば、実際の浸水状況に良く似ていると思うのではないだろうか。実際の津波高もその前後だとの個人的記憶があるし…。
返信する
事故原因は不明(津波は真実を隠すための囮か口実?) (宗純)
2015-06-30 10:57:05
現田石さん、コメント有難う御座います。

我が日本国ですが益々マスコミの劣化が止まらない。極限まで悪化しています。
2011年の3・11東日本大震災の津波被害が福島第一原発の核事故の原因であるかの如くの報道が4年間行われたいて、今では全員がそのように信じているが、・・・
ここで少し立ち止まって考え直す必要性があるでしょう。
そもそも、マスコミとか政府の言うことが正しいなら、『逝きし世の面影』の様な世間の常識を引っくり返す政治ブログは必要無いのですよ。
権威ある新聞とか政府の何とか白書の類を読むだけで十分なのです。

4年が経ち何となく原因が分かってる風を装っているが、実は事故原因はまったく不明。
津波で地下の予備電源が浸水してメルトダウンしたは都市伝説であり、『事実である』とは確定していない。
4年前の報道ですが、外部電源が鉄塔の倒壊などで止まり、
予備の非常用のディーゼル発電機は原子炉建屋ビルの地下に設置されていたので、津波の浸水で故障して動かなくなったといわれているが、
東京電力の記録では津波の第一波の到達前に全電源喪失(ブラックアウト)が起きていた。
しかも、当初のマスコミ報道では原子炉建屋の地下だとしていた予備の非常用発電機は、
今では海により近いタービン建屋の地下だとなっている。
普通誰も間違えませんよ。明らかな擬装行為なのです。
しかもしかも、あまり大きく報道されなかったが菅直人首相は電源車の空輸を米軍に頼み『無理だ』と断られているのですよ。
日本国首相とは自衛隊の最高司令官でも有るのですよ。何故日本国の危機に外国の米軍に頼むのか。多分自衛隊に命じたが動かなかったのです。
自衛隊も米軍も装備は同じで130ミリ榴弾砲を吊り下げれる大型ヘリのチヌークを多数装備している。電源車など簡単に運べるのですが、自衛隊も米軍も断ったので福島はメルトダウンしたことになっている。こんな馬鹿げたことを信じるほうがどうかしています。
マスコミでは電源さえあれば原発がメルトダウンしていないとの報道が延々と行われたが、丸っきりの口から出まかせの嘘八百。
もしもブラックアウトでメルトダウンしたとしたら、自衛隊とか米軍のサボタージュの結果であり、イスラム国も真っ青の丸っきりの人為的な破壊工作なのです。
真実はたぶん、津波の到達するはるか以前の大地震の揺れにより老朽化していた1号機の配管が損傷して冷却水が漏れ出したのでしょう。
冷却水をなくした原発が空焚き状態で、電源車など気休め程度だと知っていた自衛隊や米軍は菅直人首相の命令を無視して動かなかったのです。
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