逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

3・11核事故から5年目前、風向きが変わるフクシマ

2016年02月24日 | 放射能と情報操作
東日本大震災の翌日に写真家の石川梵さんが空撮した福島第一原発。 鮮明な画像から、1号機の排気筒から ) 白煙が確認できる。この約1時間後に1号機建屋は爆発した=2011年3月12日午後2時40分ごろ

 『ベントの白煙くっきり 写真家・石川梵さん空撮、爆発1時間前の福島第一原発』2016年2月19日 中日新聞夕刊

東京電力福島第一原発事故で、東電は事故発生翌日の2011年3月12日、1号機の原子炉が破裂しないようベント(排気)を実施した。その様子を写真家の石川梵(ぼん)さんが撮影していた。
本紙に提供された写真を見ると、排気筒から北側に向かって白煙がたなびいている。
1号機は地震や津波に襲われた11日夕の段階で炉心溶融が起きたとされ、炉内の圧力が設計を大きく超える状態になった。
東電は12日午前にベントを試みたが、弁が少ししか開かず失敗。午後二時半ごろに再び試みた。
ベントが成功したかどうかはこれまで敷地南側にあった展望台からのライブカメラの不鮮明な映像や、格納容器の圧力低下で確認できたとされてきたが、ここまで鮮明な写真で確認できたのは初めて。
石川さんは当時、津波で壊滅的被害を受けた宮城県気仙沼市を小型機で撮影した帰りだった。
本紙の取材に「撮影したのは午後2時40分ごろ。気仙沼に向かう時は福島第一原発の様子がおかしいとは思わず、敷地内が津波でやられているとも思わなかった。帰りに排気筒から煙が出ているのを見て、とんでもないことが起きているのではと思い、シャッターを切った」と話した。
1号機の原子炉建屋は、その一時間後の同3時36分、建屋上部にたまったガスにより水素爆発を起こした。
2016年2月19日 中日新聞夕刊

『とうとう、5年ぶりに物凄い「ベントの白煙くっきり」写真が出てきた断末魔のフクシマ』

石川梵はAFP通信カメラマンを経て、1990年よりフリーの写真家、ノンフィクション作家 日本写真家協会会員。世界各地の空撮はニューヨークタイムスなど世界の主要新聞、雑誌で発表されている。
5年目目前で見つかった何とも衝撃的な『ベントの白煙くっきり』の写真だが、これは初めて見つかった訳ではない。
日本国のマスコミ全員が挙国一致の『大政翼賛会』で、一致団結して、今まで『鉄の規律で必死で隠していたのである。』(ぼろ負けを隠して『大勝利』との真っ赤な嘘の大本営発表を繰り返していた)
この写真が5年も経った今頃になって、急に今回(2016年2月19日)公開されたこと(談合して隠していたのに、5年目前で風向きが一気に変わったフクシマ)の方がよほど衝撃的である。(韓国の旅客船セオゥル号沈没と同じで、転覆して5年間も無意味に漂流している日本丸の沈没の時間が刻一刻と迫っているのだろうか)
5年前の2011年3月12日の驚愕の映像ですが、上空からは岩手県とか宮城県のような津波被害が一切わからない。(福島第一原発ですが、低地にある港湾施設以外の被害はほとんどなかったことが確認される)
しかし1号基建屋ビルが大爆発して吹っ飛ぶ1時間前の時点での、ベント作業による超高濃度の放射性汚染物質の大量放出の事実は明らか。(強い南風により超高濃度の放射性汚染物質は北側にある南相馬市や飯館村などに流れている様子が鮮明に映っている)



『公開されなかったフクシマ核事故の住民避難計画の精細な内容が5年ぶりに明らかになる』

2011年12月16日に当時の民主党野田義彦首相は福島第一原発の『冷温停止状態』を宣言し、フクシマの核事故が終わったかの印象操作を行ったが、毎日新聞は8日後の12月24日に民主党(管直人首相)政権時の、極秘事項をすっぱ抜く。
菅直人前首相の指示で、近藤駿介内閣府原子力委員長が原発から半径170キロ圏内の3000万人を退避させる『最悪シナリオ』を作成し、菅氏に提出していた。
レベル7のフクシマの核事故から1年後の2012年に福島県内で小児甲状腺がんの二人目が発症すると、唐突に野田義彦首相は中学生の論理『嘘つきと呼ばれたくない』と突然衆議院を解散して、冷温停止状態から1周年目の12月16日、民主党は自分から政権を放り出して安倍晋三の自民党に大政奉還している。

2011年12月24日『3000万人退避のシナリオ』(毎日新聞)
東京電力福島第1原発事故から2週間後の3月25日、菅直人前首相の指示で、近藤駿介内閣府原子力委員長が「最悪シナリオ」を作成し、菅氏に提出していたことが複数の関係者への取材で分かった。さらなる水素爆発や使用済み核燃料プールの燃料溶融が起きた場合、原発から半径170キロ圏内が旧ソ連チェルノブイリ原発事故(1986年)の強制移住地域の汚染レベルになると試算していた。
近藤氏が作成したのはA4判約20ページ。第1原発は、全電源喪失で冷却機能が失われ、1、3、4号機で相次いで水素爆発が起き、2号機も炉心溶融で放射性物質が放出されていた。当時、冷却作業は外部からの注水に頼り、特に懸念されたのが1535本(原子炉2基分相当)の燃料を保管する4号機の使用済み核燃料プールだった。最悪シナリオは、1~3号機のいずれかでさらに水素爆発が起き原発内の放射線量が上昇。余震も続いて冷却作業が長期間できなくなり、4号機プールの核燃料が全て溶融したと仮定した。原発から半径170キロ圏内で、土壌中の放射性セシウムが1平方メートルあたり148万ベクレル以上というチェルノブイリ事故の強制移住基準に達すると試算。東京都のほぼ全域や横浜市まで含めた同250キロの範囲が、避難が必要な程度に汚染されると推定した。
近藤氏は「最悪事態を想定したことで、冷却機能の多重化などの対策につながったと聞いている」と話した。
菅氏は9月、毎日新聞の取材に「放射性物質が放出される事態に手をこまねいていれば、(原発から)100キロ、200キロ、300キロの範囲から全部(住民が)出なければならなくなる」と述べており、近藤氏のシナリオも根拠となったとみられる。
毎日新聞 2011年12月24日

19日の石川梵の驚愕の大爆発寸前のフクシマの『ベントの白煙くっきり』映像が明らかになった翌日の2月20日、同じように5年間も封印されていた怖ろしい真実の断片が明らかになる。

『政府の力では皆様を守り切れません!!!  管直人首相』(平田オリザ)

5年後に明らかになる東京を含め五千万人の避難が必要になるフクシマの驚愕の真実 『原発事故 政府の力では皆様を守り切れません 首都圏避難で首相談話草案』2016年2月20日 東京新聞朝刊

二〇一一年三月の東京電力福島第一原発事故の際、首都圏で大規模な避難が必要になる最悪のシナリオに備え、当時の菅直人・民主党政権下で首相談話の作成が極秘に行われていたことが分かった。
本紙が入手した草案には「ことここに至っては、政府の力だけ、自治体の力だけでは、皆様(みなさま)の生活をすべてお守りすることができません」などと万策尽きた状況を想定した部分もあり、原発事故直後の政府内の危機感をあらためて示している。
草案を作成したのは、民主党政権で官邸の情報発信担当の内閣官房参与を務めていた劇作家の平田オリザ氏。
当時、文部科学副大臣だった鈴木寛・元民主党参院議員が原発事故発生から一週間後の一一年三月十八日、作成を依頼し、平田氏は二日後の二十日に書き上げた。
四百字詰め原稿用紙七枚に相当する約二千八百字の長文で、避難の範囲といった具体的な数値については、発表時の放射性物質の拡散状況に対応できるよう「○○キロ圏内」などとした。
赤字で「重要原稿草案 2011・3・20」と書かれた草案は冒頭、政府の責任を認めて謝罪し、原発を所管する経済産業省や東電の責任追及を約束。
その上で「国民のみなさまの健康に影響を及ぼす被害の可能性が出てまいりました」などと避難を呼び掛けた。
パニックを警戒し「西日本に向かう列車などに、妊娠中、乳幼児を連れた方を優先して乗車させていただきたい」「どうか、国民一人ひとりが、冷静に行動し、いたわり合い、支え合う精神で、どうかこの難局を共に乗り切っていただきたい」などと訴えている。
平田氏はパソコンで草案を書き、鈴木氏に渡した。
福島原発事故の放射能汚染が首都圏に及ぶ可能性が少なくなったことから、公表しなかった。
鈴木氏は本紙の取材に「官邸の指示ではない。私が独断で準備した」と説明。
ただ、原発事故の影響がさらに拡大すれば、菅首相らに提案するつもりだったという。平田氏は「談話が必要になる可能性は極めて低いという前提で、シミュレーションとして作った。実際に発表する場合にはさらに専門家を加えた検討が必要だと思っていた」と話した。

首都圏避難を伴う「最悪のシナリオ」をめぐっては当時の近藤駿介原子力委員長が一一年三月二十五日に作成。福島第一原発1~4号機の使用済み核燃料プールが空だきになって燃料が溶融するなどの想定で、首都圏の住民数千万人の避難を示唆する内容だった。
◆私は知らない
菅直人元首相の話 東京を含め五千万人の避難が必要になるという最悪の事態は、事故発生当初から私の頭にあった。スタッフはいろんなことを想定して準備する。ただ私は(首相談話草案の存在を)知らないし、見たのも初めて。本当に避難が必要になった場合は、特別立法を含めて何らかの手だてをしたはずだ。
2016年2月20日 東京新聞

人気にあやかろうとトランプ風髪型にしたオバマさん
トランプの髪型になった金さん
プーさんもトランプの髪型に

『嘘つき管直人の小さな真実』

『日本国の政治家としては例外的に、管直人だけが唯一人フクシマの放射能被害の拡大で全住民の退避を言っていた』

出馬当初は泡沫候補と見られていた暴言王のトランプ氏の躍進が止まらない。このままの勢いなら2016年のアメリカ大統領選挙の共和党候補はドナルド・トランプで決まりであるが、この人気の原因とは『トランプ氏は真実を喋っている』(他の既存の政治家は嘘ばかり)と多くの人々に思われているからなのです。(地毛と分からないカツラもあるのに、トランプほどの大金持ちが何故か使わない)
政治家が『嘘つき』なのは古今東西世界中どこでも同じで変わりがないが、今回の2月20日付け東京新聞の『◆私は知らない』との管直人の発言もその意味では当然である。『嘘つき』とは喋る全部が嘘の人のことではない。真実を巧妙に嘘の間に混ぜて喋って『どこまでが真実』で、何処までが『嘘』なのかが一切不明。
管直人の場合ですが、後半の『知らないし、見たのも初めて』はたぶん100%真っ赤な嘘。
前半部分の『東京を含め五千万人の避難が必要になるという最悪の事態は、事故発生当初から私の頭にあった』が真実なのだろう。
3・11東日本大震災の発生から数時間後には早々とメルトダウンしていた福島第一原発1号基ですが、当初民主党政府(管直人首相)は核事故の規模を軽微なレベルⅢだのⅣだのと誤魔化し続けていた。
ところが、2か月後にやっとレベル7の最悪の事態である事実を認めるが、この時管直人首相は地元の福島県を訪れ『もう帰れない』(全住民の疎開)との真実を語る。ところが、それまで『安全・安心。何の心配もない』と騙されて猛烈な放射能に晒され続けていた飯館村村長とか福島県知事が猛反発。『帰れない』発言は無かったことにしてしまう。
その後、与野党やマスコミ総ぐるみの『管おろし』が吹き荒れて失脚した管直人は、首相として最後の日に地元福島県を訪れ再度『帰れない』と真実の断片を繰り返したが、結果は前回とまったく同じ。地元は『もう帰れない』(全住民の退避)を絶対に受け入れないので、仕方なく現在に至っている。
今までは『日本人がパニックを起こさない』ことを最優先して、日本国内のすべてのマスコミは原発事故も放射能被害もできる限り小さく扱っていた。
ところが、3・11核事故から5年目の節目の目前で、風向きが一気に変わる。
2月19日にベントの真っ最中で大爆発寸前のフクシマの驚愕映像を中日新聞が報じれば、翌日の2月20日には東京新聞が『政府の力では皆様を守り切れません』と報じる。それ以後には朝日新聞や毎日新聞など全国紙が連日、色々な放射能被害とか福島第一原発事故の関連記事を大きく報じている。(5年目を目前にした2月19日の中日新聞の驚愕映像を境にして、マスコミの動きが大きく変化している可能性が高いのである)

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10 コメント

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 (ちくわ)
2016-02-23 23:08:14
そう言えば事故直後から圧力容器の圧力が高いと言い続けて、容器が健全であるかのような偽装を続けていましたね。実はとっくに穴が開いてスカスカだったわけですが。まだまだ検証しなければならないことは多いようです。
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差別と誤解 (ましま)
2016-02-24 10:37:59
題名で福島をカナ書きにするのは、県民を差別するような誤解を与えるので、やめた方がいいと思います。
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Unknown (ヒロ)
2016-02-24 12:05:15
ましまさんの福島をフクシマと書くと差別とか意味わかりません。

差別だと言う人の発想そのものが差別だと思うんだが。
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地名ではなく影響域 (マトリックス)
2016-02-24 13:22:45
お久し振りのコメントです。福島県の地名(地域)の意味ではなく、ホットスポットなど放射能の影響を受ける地域(福島県外も含めた東日本)としての意味合いがあるのでは?、と思いました。
 外部被曝だけでなく、内部被曝の影響を考えると、日本国どころか日本民族の緊急事態であるのに、メディアコントロールされ続けている究極のディストピアの日本の現状はいつ打開されるのか…(インターネット上でも工作員やブログランキングの操作が日常茶飯事では絶望的に思えます)
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世界的スクープとなった福島中央テレビ(日本テレビ系列)の1号基と3号基の爆発の瞬間映像 (宗純)
2016-02-24 15:18:51
ちくわさん、コメント有難うございます。

今回記事にした、2016年2月19日の中日新聞夕刊が報じた、
福島第一原発の爆発1時間前の『ベントの白煙くっきり』との 写真家・石川梵さん空撮映像ですが、『百聞は一見にしかず』の見本のような話ですね。今までのマスコミ報道の嘘八百ぶりは本当に腹立たしい。
福島第一原発ですが、上空から見る範囲では津波の痕跡も地震の痕跡も一切なし。 
大被害だった岩手県とか宮城県とは大違いなのです。
この空撮写真ですが、これは、世界的スクープとなった福島中央テレビ(日本テレビ系列)の1号基と3号基の爆発の瞬間映像と同じで貴重な『お宝もの。』
これを5年間も隠していたのですよ。
今回これが出てきたというから驚いたが、
それなら『映っていない』と隠している、4号基の大爆発の映像も、今後出てくる可能性があります。

解明されない謎 福島第1原発の1号機SR弁、4号機爆発映像
2013年03月11日 | 放射能と情報操作
http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/447414c32b530de6792bc1ea50277257
爆発映像ですが、これはお天気カメラの自動撮影だから、厳しい検閲の網を掻い潜って、表に出てきたが、3月15日の4号機の大爆発は、多分意識的に燃料プールへの注水を行うために自衛隊が爆破解体したものでしょう。そもそもが真っ赤な嘘なのです。
福島中央テレビ(日本テレビ系列)の同原発に向けた固定カメラが撮影した1号基と3号基の水素爆発(3月12日、14日)の瞬間をとらえた映像はその後、
白々しくも『被災した人たちの気持ちを考えて』自粛と言い張っている。
被災者の「気持ち」を口実にした口封じ、テレビの自主規制(報道管制)
2011年11月25日 | 放射能と情報操作
http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/de2aea8bc0d9795ad3cf39ab781ae2c1

これでは報道機関ではなくて隠蔽組織ですね。71年前の大本営発表異常に悪質であり、もう無茶苦茶なのです。
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ヒロシマやナガサキも差別だった?? (宗純)
2016-02-24 15:45:28
ましまさん、コメント有難う御座います。

日本語ですが、英語などの他の言語とは大きく違い、テレビジョンがテレビになり、パーソナルコンピューターはパソコンになるなど、よくつかわれる熟語には必ず短縮形が生まれるのです。
ところが福島第一原発には5年が経過した今でも一切の短縮形の熟語が生まれない不思議。ネット世界の一部には『いちえふ』とか『F1』などの例もあるが、これらの使用頻度とか範囲は限定的であり、到底一般には使われない。
短縮形の略語が出来ない理由ですが、マスコミとか政府が、何とかして福島第一原発事故を忘れてしまいたいと願っている証拠ですよ。
そして、
『福島をカナ書きにするのは、県民を差別するような誤解を与える』とは、
今の極悪自民党政府が言っている話ですよ。

このブログで使用している『フクシマ』ですが、これはヒロシマとかナガサキと同じ意味であり、
世界中の人々が使用しているヒロシマやナガサキは広島県などの地名を指している言葉ではなくて1945年8月の広島市の原爆とかその放射能被害の悲劇を指しているのは明らか。
フクシマが福島県や福島県民を指している言葉ではなくて福島第一原発とか福島第一原発事故での放射能被害を指しているのは、記事を読めば明らかですよ。

2日前の、2月22日の判決で長崎地方裁判所の松葉佐隆之裁判長は、福島第一原子力発電所の 事故を受けた健康への影響についてのWHO=世界保健機関の報告書などを根拠に、「 25ミリシーベルト前後の原爆の放射線』への被ばくでも健康被害を受けるとして、ナガサキの被ばく者を対象に原爆手帳の交付を決定しています。
原子爆弾は恐ろしいが一瞬ですよ。対してフクシマの放射能では被災住民が、そこに永住しているのですから無茶苦茶。
丸山環境大臣など自民党政府ですが年間20ミリシーベル程度の高濃度汚染地域にも福島県民を帰還させるとの悪魔の飽食を行おうと画策しているが、マスコミは枝葉の1ミリシーベルト云々だけを問題としているのですから情けない。自民党もマスコミも間違いなくヒトデナシですね。
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そのうちに『日本』とか「日本人」が差別語になる (宗純)
2016-02-24 16:04:20
ヒロさん、コメント有難うございます。

カタカナで福島を書くのは風評被害を助長する差別であると主張しているのは自民党とか政府、あるいはネットウヨの機関紙となっているお馬鹿な産経新聞とか読売新聞の主張なのですが、
これは裏返せば、『福島県の汚染地域が危ない』とか『もう駄目だ。終わっている』と、内心では密かに思っている、何よりもの証拠ですよ。
アメリカのバイオ産業の遺伝子組み換え作物の表示を、『不当な貿易障壁だ』と言い張っているのですが、これも薄々『危ない』と思っている裏返し。
何の危険性もないなら堂々と『遺伝子組み換え作物』と表示します。やましいことがあるから何とかして隠したいのです。
放射能が怖いのは遺伝子のDNAの塩基配列を破壊するからであり、枝野幸男ではないが、『食べても直ぐには健康に影響しない』が時間が経てば必ず何らかの影響が出てくるんです。
放射能汚染を挙国一致で必死に隠し続ける日本ですが、最悪なら、そのうちに『日本』とか「日本人」が差別語になります。
返信する
アリバイ作り?に利用されている『逝きし世の面影』記事 (宗純)
2016-02-24 16:43:50
マトリックスさん、コメント有難うございます。

小児甲状腺がん「数十倍多い」フクシマ
2016年02月18日 | 放射能と情報操作
http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/371cc17b2fc2eeff725bf135ae220a5a
のコメント、
思考停止による、現実逃避の一億総集団幻想 (宗純)2016-02-18 11:02:11
に書いたように、
『グーグルブログの、『政治』 ジャンルのランキングでは、今回の『逝きし世の面影』小児甲状腺がん「数十倍多い」フクシマの記事は6位なのですが、・・・
政治ランキングでフクシマの放射能被害を扱ったものが他に無くゼロ。
10位以内にあるのはこの記事だけなのですが、表示されている50位以内を見てもやはりこの記事だけ。他は何もなし。
この『逝きし世の面影』は、
、『お前達は間違っている』(今までが間違っていた)というオルタナティブな政治ブログなので、今回のような『絶対的な少数派』なのは、ある程度は仕方がない現象なのですが、今回は酷すぎる。わが日本国ですが右傾化しすぎて左翼が完全に絶滅しているのでしょうか。何とも不思議な話なのですよ。』

今日14日に表示されているグーグルブログの【政治】人気ランキング 集計 : 2016年02月23日
ですが、やはり
6位、NEW 3・11核事故から5年目前で風向きが一気に変わるフクシマ
.「逝きし世の面影」訪問者496
とあるが、
グーグルの政治ランキングでフクシマの放射能被害を扱ったものが他に無くゼロ。
10位以内にあるのはこの記事だけなのですが、表示されている50位以内を見てもやはりこの記事だけ。他は何もなし。

21位急上昇↑ 南相馬市長、再稼働反対というメッセージを世界へ!
.「曲学阿世:真実を追求し、虚実の世間に迎合するようなことはしたくない。」 訪問者77
とあるので見に行ったら、
何とあの悪魔の飽食、福島県南相馬市の桜井市長を褒め称える記事だった。
原発反対と言いながら、福島県の高濃度放射能汚染地域から『一人も逃がない』との恐ろしい企みなのです。まさに悪魔の飽食の21世紀版

日本国の政治ブログですが、護憲左派はまさに絶滅危惧種。『逝きし世の面影』ですがトキ(Nipponia nippon)のような状態です。
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トキと言えば (ちくわ)
2016-02-26 15:19:44
日本固有のトキはすでに絶滅しており、現在いるのは中国から譲り受けた「よく似た」トキ。死に体を誤魔化しているという意味では今の日本を象徴する鳥と言えなくもないですね・・・。
返信する
そういえば、 (宗純)
2016-03-03 16:35:17
ちくわさん、コメント有難うございます。

今までこの『逝きし世の面影』ブログではニホンオオカミとかタスマニアタイガー、アホウドリなど絶滅した動物や絶滅危惧種をいろいろ取り上げていたのですが、肝心のトキ(Nipponia nippon)の方は一度も取り上げていません。

悲劇の絶滅動物
2012年09月07日 | 社会・歴史
http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/577f45464cf711efff287a1a3eaa5d16
アホウドリ(信天翁)と「鳥島」「尖閣諸島」
2011年01月02日 | 社会・歴史
http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/45aeda44483f61f4d823d88d4f5d3888
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