逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

テロ劇場とマスメディアの責任

2015年01月27日 | 政治

『国家権力べったりの体制順応型口先男が「不都合な真実」を語る時』 余計に恐怖が募る

余りにも時の政権に近すぎる政治記者として有名な毎日新聞の山田孝男の26日木曜日コラム風知草『テロ劇機とメディア』の出来上がりが何とも素晴らしいので驚いた。
コラムで山田孝男は先ず最初に、
『ネット上の衝撃映像をマスコミが繰り返し再生すれば、世間は動揺する。それを見越したイスラム過激派の悪達者に舌を巻く。記者の端くれとして、利用されている構造を自覚しないわけにはいかない。』と主張するが全くその通り。
今回の山田孝男ですが、一番大事な核心部分を突いている。
今の日本のマスメディアですが、(故意か過失かは不明だが)全員で凶悪なテロ組織である『イスラム国』の大宣伝を行っているのである。 
自称『カイロ大学に留学していた』ので政界屈指のアラブ通との小池百合子元防衛大臣(8党を渡り歩いた風見鶏)は『イスラム国って言葉、 私は使わない。国だという彼らの言い分を、こちらからわざわざ認めることは無いでしょ?』と何とも当たり前の指摘をしている。
日本のマスコミでは全員が横並びで『イスラム国』だが、英語マスコミでは昨年6月以前の『ISIS』か『ISIL』の略称のままである。
アラビア語圏でも去年6月以前の略称のままであり日本のように『イスラム国』と呼ぶところは無い。(ブッシュ大統領の始めた破滅的で意味不明な『対テロ戦争』の出発点となった9・11事件を『同時多発テロ』とマスコミ全員で呼ぶのも日本だけの例外)

『ソ連崩壊を予測した人口学者エマニュエル・トッドを袋叩きにするフランス』

フランスを代表する知性であるエマニュエル・トッド (Emmanuel Todd, 63歳) はソ連の崩壊だけでは無く、2002年『帝国以後』 で世界帝国アメリカの崩壊を予測したことでも知られる。
パリの新聞社襲撃などで十数人が死亡し、フランスではナチス・ドイツからの解放の1945年のデモ以来の360万人の大規模なデモに対して、パリ在住のエマニュエル・トッドが1月12日付け読売新聞で、『今回の事態にフランスはひどく動揺し、極めて感情的になっている。』
『フランスが今回の事態に対処したいのであれば、社会の構造的問題を直視すべきだ。北アフリカ系移民の二世、三世の多くが社会に絶望し、野獣と化すのは何故なのか。』
外国人ではなく、『今回のテロはフランスで生まれ、育ったフランス人によって起こされた』。
『テロには背景があり、週刊紙側にも問題はある』 
ときわめて冷静・公平に、反イスラムで熱狂するフランスを批判した後、最後に、
『フランスでは発言すれば袋叩きにあうだろう。だからフランスでは取材に応じない。』 『一人ぼっちの気分だ。』との言葉でエマニュエル・トッドは談話を締めくくっている。
フランスでは移民
排斥の極右国民戦線が直近の選挙では第一党に躍り出たが、経済停滞で失業率10%のフランスでは、イスラム系移民の子孫の比率も同じ10%なので全員を追放すれば自働的に失業率がゼロになるとの暴論が支持されているのである。現職のオランド大統領よりも極右のルペン党首の人気のほうが遥かに高いので、現在大統領選があればルペン大統領が誕生する可能性が有るのですから恐ろしい。

『なんと、「新たな挑発に出たフランス各紙」、と結論する山田孝男(毎日新聞)』 

筆がすべっただけなのか。?本音が思わず出たのか。?
山田孝男(毎日新聞)のコラム記事が秀逸なのは最後の結論として、フランス各紙は、風刺画を転載、襲われた週間紙は700万部に増刷、新たな挑発に出た。』と、記事に書いているのです。
なんとも驚いたが、これでは『お前たち全員が間違っている』(今までが間違っていた)とのオルタナティブな左翼護憲派の政治ブログを標榜する、この『逝きし世の面影』ブログと同じ見解である。

『挑戦に出た。』なら色々な解釈が出来るが、一字違いで大違い。
コラムで山田孝男は『フランス各紙は・・・新たな挑発に出た。』と断定?しているのですから風刺画が差別絵画であると認定して、
『シャルリ・エブドは糞、差別的で下劣なヘイト』だと判断していることになる。
毎日新聞(山田孝男)は明確に安倍晋三とか欧米の反イスラムの対テロ戦争に反旗を翻したのか。(日本国内でフランスの反イスラム風刺画が挑発だと、正しく主張しているのは多分山田孝男のこの記事だけ)

『志位和夫よりも左翼的な御用経済学者の池田信夫なんて、・・・』

絶対に『あり得ない』椿事が進行する日本国の不思議。
共産党機関紙赤旗が近代経済学のトマ・ピケティの『21世紀の資本』を取上げて色々と解説しているのですが・・・内容的に見ると悪魔の碾き臼新自由主義の天まで持ち上げトリクルダウン理論を疑うことなく信じていた能天気な右翼御用経済学者の池田信夫と判断が同じなのです。
と言うか、池田信夫の方が共産党委員長志位和夫(赤旗)よりも左翼的に見えるから驚いたが、良く考えたら古き良き権威と伝統の権化であるローマ法王とか天皇が左翼に見え、金に汚い典型的な保守政治家の亀井静香とか小沢一郎が極左や左翼の救世主に見えるのです。それなら今回池田信夫が左翼経済学者に見えても少しも不思議でない。

この トマ・ピケティの著書『21世紀の資本』は現在、『マルクスの資本論の正しさが実証された !』とか、『資本主義社会の構造とその未来予測に言及した』とか、何とも仰々しい宣伝文句でベストセラーになっているらしいのである。
 
ピケティ自身はマルクスの『資本論』とは無関係で、ただ、世界20ヶ国の税務統計を過去200年以上わたって集計・分析、最新データを駆使した最終結果が、150年前のマルクスの『資本主義の構造分析とその未来予測』と同じ結論になったとしている。
ピケティ理論を一言でいうと『資本主義では金持ちがより金持ちになり、貧乏人との格差が拡大する』ので『制度的に最後には破綻する』重大な欠陥がある経済制度であることを論理的に証明しているのです。(その程度は日本人なら中学生でも知っている)

『真逆だった池田信夫(浜田宏一)の正論』

去年4月の消費税8%増税によって発生したGDPショックによって、安倍晋三首相が解散・総選挙を11月18日に発表され、12月14日に投票されると決まる。

総選挙の一番大事な時に、池田信夫はアベノミクスの生みの親で安倍晋三首相の経済ブレーンである浜田宏一エール大学名誉教授と共に海外のマスコミに『アベノミクスはネズミ講である』と発表する。

自民党(安倍晋三)は御名御璽。無条件降伏しか道が無い。
完璧に終わっているのである。
ロイター記事と衆議院解散が同じ日付けなのは偶然では無く、浜田宏一らの企てた宮廷クーデターを察知した安倍自民党がバンザイ突撃『自爆解散』を行ったのである。

浜田内閣官房参与
の『アベノミクスはネズミ講』とのロイター通信2014年11月18日付け記事に続き、翌日の11月19日(水)にはニューズウィーク日本版で池田信夫の財政赤字の「ネズミ講」はいつまで続けられるか』との長文の記事を掲載する。

ニューズウィークの池田信夫の記事が長すぎるのとf完成度が高すぎることから、ロイターの浜田宏一を見てから書かれたものでは無くて、時間的に同時か、あるいは逆に池田論文の方が早い可能性まで有る摩訶不思議な展開なのです。

『まさか・・・そんなことが・・・』

安倍晋三の経済ブレーンである浜田宏一参与にしろ、新自由主義命の池田信夫にしろ『アベノミクスはネズミ講』は今までの自説ではない。
180度コペルニクス的に真逆の主張である。
そのためか、日本国のマスメディアでは共産党機関紙赤旗を含め全てのメディアが浜田や池田信夫の『アベノミクスはネズミ講』を無視して報道しなかった。
結果的にネズミ講のアベノミクスを『この道しかない』とのスローガンの安倍晋三(自民党公明党)が総選挙で3分の2の議席を獲得するが、無茶苦茶。
日本国のマスコミですがオールジャパンの『挙国一致』で極右の安倍自民党をアシストして、無理やり勝たしていたのである。
与党3分の2超の最大の功労者は、落ちこぼれ馬鹿た大学出の安倍晋三ではない。
高偏差値の知的エリートのマスメディアや志位和夫(赤旗)のサボタージュの結果なのである。
共産党(赤旗)が『アベノミクスはネズミ講』である事実を正しく報じていたなら、去年12月14日総選挙の結果が大きく違っていたことは疑いない事実である。(少なくとも赤旗読者とか共産党の議席は倍増している)
タブーを恐れた他のマスコミが報じないとは、本来なら赤旗(共産党)にとって一番美味しい事柄なのです。(他と違うほど『一人勝』が出来る)
真剣勝負に見える去年12月14日総選挙ですが、基本的に八百長試合であり、何と病的に極限まで右傾化した我が日本国では共産党(赤旗)が穏健保守であり池田信夫が左翼だったとは到底笑い話にもならない馬鹿話。
(本来の『真逆』の読みは『まさか』であるが今のニホン国は誰もが『まぎゃく』としか読まない。ほんの短い間に世の中の常識が大きく変化してしまったのである)


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10 コメント

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「ISIS」から「イスラム国」への呼称変更私的な印象 (テンドン)
2015-01-26 20:01:45
日本のテレビなどのマスコミも当初は「ISIS」と言っていたと思います。
ところが突如と、特に理由が分からないうちに「イスラム国」と呼称を変えました。
私はトヨタ自動車に同じ標記の車名の車があるからだろう、とバカのように思っていました。
(「ISIS」、アイシスと発音する車名)

そういえば今日のNHKのニュース、ニュース7などでトヨタの高級ミニバンがヘタな運転手のために駐車を楽に運転できるという、およそ公共性のないトヨタの宣伝を15秒ぐらいは放送していました。
その前に地元のNHKラジオではそのニュースを商品名である車名を読み上げて宣伝するという体たらく。
「ゴールデンウィーク」すら映画業界の宣伝になるから、と使わないNHKだったんですが、ますます私有化が進んでいるようです。

あまり関係のないコメントですいませんでした。

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ISIS/ISIL (りっくどむ)
2015-01-26 21:13:25
ISIS(Islamic State of Iraq and Syria)/
ISIL(Islamic State in Iraq and the Levant)
いずれにしても”State”は入っているので
素直に訳せば「イラクとシリアのイスラム国」または「イラクと”レバント”(地中海の東の地域)のイスラム国」となる。

別に日本だけが「イスラム『国』」といっている訳ではない。日本が嫌いでも事実を曲げるのはいかがなものか?
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産経報道 (のすひろ)
2015-01-26 22:54:20
あの産経ですら政府はイスラム国を使わないと報道がありますね。
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PCとパソコン(パーソナルコンピューター) (宗純)
2015-01-27 14:24:19
テンドンさん、のすひろさん、なんとも愉快な情報コメントを有難うございます。

トヨタにISISと言う名の車があるとは知りませんでしたが、これは逆にトヨタ車のに宣伝になる可能性も有るので、幾らトヨタでも全てのマスコミに圧力をかけたとは思えないですね。
ISISが自分で『イスラム国』を名乗った瞬間に、日本国内のマスコミも横に習えで、全員で『イスラム国』を使い出したのです。
タイムラグがゼロなのですが、ここが一番の不思議ですね。
普通なら各社で必ず違いが出てくるのですよ。
ところが、・・・今回日本では挙国一致で『イスラム国』に統一した。
『イスラム国』ですが去年6月以前ですが、ISILとISISとが半々か若干ISISが多い程度であり、直前には日本共産党の赤旗が『ISILからISISに名称変更する』と発表したばかりなのです。
コマーシャルの無いNHKだけでは無くて、広告を載せないことを自慢している赤旗までがISISの使用を突然取りやめて全員が『イスラム国』なのですから、余計に不自然に感じるのです。
我が日本国ですが,70年前に先祖帰りしていて、共産党からNHKまで全員横並び状態、大本営発表を繰り返しているのでしょうか。
名称ですが、ISILよりも、『イラクとシリアのイスラム国』の意味のISISが一番実体に近いので正しいでしょう。
全員で『イスラム国』と呼ぶ、今の日本国のマスコミの態度ですが、明らかに『イスラム国』を応援していると日本以外の外部からは見られるでしょう。
呼称と言うのは、政治姿勢の表明に近い行為なのですよ。
統一以前のドイツは、公平に、西ドイツ東ドイツと呼んでいた。
同じように1970年代には朝鮮もドイツの例を真似て、北朝鮮、南朝鮮とマスコミは呼んでいたのですよ。
日本政府は1965年の日韓条約で朝鮮半島の唯一の政府が韓国だとしていたが、マスコミは少しだけ抵抗していたのです。
ところが1980年代には南朝鮮が韓国になり、北朝鮮の方は朝鮮民主主義人民共和国と何とも長たらしい名前で呼ぶようになる。
日本共産党の赤旗ですが最後まで抵抗していて北朝鮮・南朝鮮と呼んでいたのですが、とうとう1990年ごろに屈服して南朝鮮を『韓国』と呼ぶようになる。
日本のお馬鹿な低脳ネットウョですが、口汚く韓国を罵っている心算なのですが、一番大事な(相手が一番嫌がる)部分を突かないので少しも相手にこたえない。
本来韓国ではなくて南朝鮮ですよ。
朝鮮半島全部の統一政府ではないのですから、今の『大韓民国』は誇大宣伝の様な話なのです。
嫌韓の低脳ネットウョを喜ばそうと、産経新聞のソウル支局長の加藤容疑者が、朝鮮日報の記事に尾ひれをつけて、ありもしない男性との密会を報道して名誉毀損で在宅起訴されたのですが、嫌がらせの悪口なら、パク・クネ韓国大統領では無くて『南朝鮮大統領』と書けばもっと嫌がらせの効果があったのです。

大人の常識を知らない低脳のネットウョが落書きを繰り返しているのですが、今回はどれ程お馬鹿であるかの見本として大事に残しておきましょう。
ISISにもISILにもステーツの単語が有るので『イスラム国で世界共通だ』と主張するが、爆笑ですね。何も自分で恥を書く必要も無いのに、阿呆のレベルが妄想段階にまで達している。
相手が主張する正式な名称で呼ぶとは、相手の立場を最大限尊重するとか同調するのと同じなのです。
凶暴なテロ集団を彼らが主張する正式名称である『イスラム国』と呼ぶ行為は、『イスラム国』に何らかのシンパシーを感じている証拠だと勘違いされる危険性が有る。

ネットウョの子供ですが、可哀想に日本語を理解出来ないのです。もちろん英語も出来ない。
今日本でパソコンと呼んでいるパーソナルコンピューターは英語圏では頭文字のPCなのですが、あくまでパーソナルコンピューターの頭文字であり、元々の言葉には変化が無い。
ところが、日本では常用すると必ず『テレビ』とか『パソコン』の様な言葉の短縮形が生まれるのです。これは外国語にはまったく無い、日本語独自の制度なのです。
この日本語の例外中の例外が福島第一原発なのですよ。いまだに福島第一原発以外の言葉が何処にもない不思議。
東京電力ご調達漫画の『いちえふ』とか、他には『ふくいち』なんて言葉も一部では使われているが普及度は低い。
マスコミが省略形を使いたがらないことが最大の原因なのですが、この『逝きし世の面影』ブログでは、仕方なく「フクシマ』とカタカナ表記で福島第一原発の省略形の代わりをしているのです。
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何か読み違えているのでしょうか (土龍)
2015-01-27 20:29:14
日本が嫌いだなどという眼が節穴そうな意見はともかくして、前にISISからイスラム国に呼称を変えたのは日本だけの珍現象ではなく、世界的な世論操作だという記事を見た覚えがあるのですが…
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その共産党ですが… (十澄)
2015-01-27 21:19:46
ツイッターで
「国の内外で命を軽んじ続ける安倍政権」
と正しく批判した池内沙織衆院議員を、
「政府が全力を挙げて取り組んでいる最中にああいう発信をするのは不適切だ」
などと志位氏が「叱責」する始末(26日『毎日新聞』)。
共産党党首はいつから自民、しかも安倍に全幅の信頼をおくようになったのでしょうか。
むしろ、お前なんか信用できるか、いっそ俺にやらせろ!そこどけ!くらいの勢いでなければならないのでは?と、どの党にも属さない野良サヨの一匹としては思ってしまうわけですが、志位氏はじめとする上層部にも「諸事情」てのがあるのでしょうかね。
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日本版ネオコンの前原誠司が (宗純)
2015-01-28 10:40:37
土龍さん、コメント有難う御座います。

ISISからイスラム国に呼称を変えたのは日本だけでは無くて、世界的な世論操作である事実は間違いないでしょう。
しかし、問題点はそのことでは無くて、我が日本国では6月の時点でマスメディアの全員が同一歩調で、少しの例外も無かった事なのですよ。挙国一致、オールジャパンなのです。
これは大問題ですよ。
異端も例外も無く、満場一致なのです。恐ろしいと思いませんか。
今回も同じ動きで、何と国会では日本版ネオコンのあの前原誠司が、アメリカ国務省の口真似をしてISIL(アイシル)だと言い出した。
今回記事にした時の政権に近すぎる政治記者として有名な毎日新聞の山田孝男の26日木曜日コラム風知草『テロ劇機とメディア』
もこの動きに連動しているのかも知れません。
今度はISIL(アイシル)ににマスコミが統一しようとしているとしたら何とも腹がたつ、一般読書を馬鹿にした行動です。
ただ、今回の山田孝男のコラムですが、何と、最後の結論として、
風刺画の再発行を『フランス各紙は・・・新たな挑発に出た。』と書いているのですよ。
余りの驚きに、私も何度も読み返したのですが、間違いなく挑発と書いてある。

それにしてもネットウョとは常識とか知性が無いだけでは無くて、根本的に言語能力がゼロ。
ISISにもステーつが含まれているから『イスラム国だ』との珍論を繰り返し送って来る。
便所の落書きは見つけ次第出来る限り速く消すのが最善の方法で、迂闊にも一番最初に相手にしたのが大間違いだったようです。
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なんとも悩ましい (宗純)
2015-01-28 11:01:28
十澄さん、コメント有難うございます。

長年日本共産党や赤旗をウオッチしている身には現在の腐敗堕落した物分りが良すぎる穏健保守の共産党を見るのは実に辛いのですが、・・・
ただ、現在の極限まで右傾化した日本では、今でも日本共産党が最左翼で有る事実には少しも変わりが無いのですよ。
絶滅危惧種の護憲左派の運命ですが、まさに日本共産党の今後の勝敗如何によって決定されると言い切っても間違いではないでしょう。
タスマニア島の動物園の檻の中でむなしく歩き回る、最後のフクロオオカミのベンジャミンと今の志位和夫の日本共産党が重なって見えてしまうのですよ。涙無しには見れません。
悲劇の絶滅動物
2012年09月07日 | 社会・歴史
http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/577f45464cf711efff287a1a3eaa5d16
1936年9月7日に死亡した最後のタスマニアタイガーのベンジャミン後に、とんでもなく大事な動物であることに気が付いて180度政策を変更して保護区を設けているのですが、ときすでに遅し。失ったものは二度と帰ってこないのです。
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「イラク・レバントの」イスラム国 (みのきち)
2015-01-28 22:39:26
こちらに書かれていますね。
http://bit.ly/1BnYPda
さんざん宣伝した挙句、何故またも呼称を変える(戻す)のか。最初からISILで通せよと言いたいところですが。
じつに胡散臭いですな。
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半年前に、何が起きたのか (宗純)
2015-01-30 15:08:44
みのきちさん、コメント有難うございます。

シリアの反政府武装勢力ですが,シリア人もいるが、基本的にISIS(イスラム国)などのイスラム原理主義組織であり、これをアメリカとかサウジアラビアや湾岸諸国、イスラエルが支援している外人の傭兵部隊なのです。
世俗派の汎アラブ主義のリビアのカダフィが殺されたあとでは、残るのはシリアのアサド政権だけなのです。
アサド政権打倒で,アメリカのケリー国務長官は、毒ガスを口実にして空爆すると言い張っていたのですが、180度正反対にオバマ大統領がISIS空爆に切り替えた。
これ、韓流宮廷ドラマよりも面白い、ドラマチックな逆転劇ですよ。
そのあっと驚く逆転劇エピソードの一幕が、アメリカ事大主義の権化である我が日本国でのいかがわしい、『イスラム国』への呼称の統一ではないでしょうか。これ程、横並びで、同一歩調だと余計に不自然さが目立つのです。
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