逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

太陽の黒点が95年ぶりにゼロに(寒冷化の可能性)

2008年09月14日 | 地球温暖化

太陽の活動が地球の気候に大変な影響があり、太陽活動の大小によって、地球が氷河期にもなり、温暖化にもなる。

太陽活動が低下すると地球の天候に多大なる影響を与えることが知られていますが、この1ヶ月間、なんと太陽の表面上に1つも黒点が観測されていないことが明らかになりました。
黒点の数は太陽から発せられる磁気の強さとも関連しており、かなり重要な出来事だそうです。

太陽の黒点のデータは1749年からずっと集められており、前回、同じように黒点が全くなくなったのは1913年の6月であるとのこと。
黒点は11年ごとに活動がゆっくりになり、数もゼロに等しいレベルまで落ちていくとのこと。
しかし、通常はすばやく活動サイクルが元に戻るため、あまり問題にならないそうです。
しかし今年に入ってから最初の7ヶ月はなんと黒点の平均数がわずか3つしかない状態が続き、8月にはついにゼロになったというわけ。

一体、これによって地球にどのような影響がもたらされるのでしょうか?

まず、2005年にアメリカ国立太陽天文台の二人の学者が太陽の磁気変化を観測した結果、「今後10年以内に黒点の数はゼロになる」と予測した論文を発表しましたが大論争を巻き起こし、結局は雑誌への掲載を拒否され、「確証のない結論だ」として、笑いものになっていました。
この論文の第一著者であるWilliam Livingston氏は「拒否したことは当時は正当化されたかもしれないが、最近のデータは私の理論の正しさを示している」としています。

そして、黒点数が減少することにより何が起きるのかというと、気温が低下する可能性があるとのこと。

というのも、気候学者のAnthony Watts氏によると、TSI(太陽の放射束密度の合計)に対する太陽黒点の影響は無視できるが、太陽の磁気圏の減少は地球の雲の編成に影響し、気候にも影響を与えるとのこと。
この理論は、もともと、物理学者であるHenrik Svensmark氏が提案したもので、昨年にSvensmark氏が行った「SKY」という実験によると、銀河宇宙線が雲成長を促進する分子クラスターの化成を増加させることを証明した、としています。

さらに、フィンランドのオウル大学の太陽物理学者Ilya Usoskin氏によると、宇宙線と地球上の雲量の間には相関性があり、「より多くの放射線はより多くの雲と等しい」そうです。

なお、米国海洋大気庁(NOAA)は8月21日に小さな黒点があったとレポートしていますが、それ以外のすべての太陽の黒点を観察している機関は「8月には黒点はなかった」と報告しています。

一体、何が起きようとしているのでしょうか?


太陽の活動は11年の周期で変動するが、昨年2007年は、1755年から数えて23回目の活動周期が終息した極小期であった。
今年1月に入り、国立天文台の太陽望遠鏡が昨年までとは特徴の異なる黒点をとらえた。
これは、太陽の第24周期が始まったことを示していると見られていた。
太陽活動が変動するメカニズムには、まだはっきりと解明されていない点も多く残されており、今後の活動を予測するのは簡単ではありません。






『富士山初冠雪94年ぶり記録更新』

富士山の冠雪が8月9日、甲府地方気象台(甲府市)で確認された。
過去一番早い初冠雪は1914(大正3)年の8月12日。
初冠雪の認定には、日中平均気温が年間で最も高い日以降という条件があり、夏が終わらない現時点では認定できないが、同気象台は 「過去最速になる可能性はある」としている。

甲府気象台によると、この日は昼すぎから大気の状態が不安定になり、
山頂近くでひょうが降ったとみられる。
冠雪は山の一部が白くなったと 同気象台から目視できた際に認められるため、ひょうでも構わない。
同気象台は午後5時20分ごろ、山頂から谷筋にかけ白くなった様子を確認。
静岡市や静岡県富士市などからも目にすることができた

『北海道で100年ぶりの低温記録』

8月22日、最低気温は、北海道稚内市の沼川で1・5度など道内各地で8月としては観測史上最低を記録。




関連記事

ノーベル平和賞の胡散臭さ。ゴアはインチキ臭い。 2008-02-11 [ 政治

コメント (18)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« あれこれ他所様のブログを覗く | トップ | 9・11attacksアルカイダ説... »

18 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown ( 農婦)
2008-09-14 22:49:06
御晩でございます。今日の記事は意外と言うか、大変興味深い内容でしたので、あえて何も解らないのにも関わらずコメントをさせていただきました。今年は東北の気温は低い気温続きでおかしいと感じてました。単なるただの偶然だと思ってますが、気になるのはサッチャーとか京都議定書などのいわゆるCO2が現在の地球温暖化の原因ではないということが証明されるひとつの減少なのでしょうか?何も解らずおかしなことを申し上げ済みません。
返信する
お天道様に甘えずに (ホタル)
2008-09-15 08:59:16
ほんと、興味深いニュースでした。

1973年の第1次オイルショックの時、代替エネルギー模索の動きが起こったけど、間もなく尻すぼみになってしまいました。原因は、政治情勢が一段落して石油価格が下がったから。

今回、お天道様の黒点のお蔭で多少寒冷化しても、環境対策、CO2・温暖化対策は続けてもらいたいものです。
1973年の時は、「石油はまだ十分に埋蔵量がある」と言って石油節約の試みに水を差したおバカな科学者がいたけど、そんなことが今度は起きませんように。
ヒト科ヒト属が環境を破壊しているのは確かなんだから。
返信する
寒冷化 (ブログ主)
2008-09-15 12:01:36
農婦さん。
コメント有難うございます。
世界では地球温暖化が叫ばれCO2削減が問題視されているが、今より温暖化した世界は今より悪い世界なんでしょうか、?
西日本では今より暑くなると住み難いが、宮沢賢治の『寒さの夏はおろおろ歩き』の詩のように、東北や北海道では寒冷化したほうが住み難い筈だ。
寒冷化の方がは怖いですよ。
北半球の大陸は極地方向に偏在しており温暖化で使い物にならない極北の凍土が溶けて農地面積が飛躍的に拡大する可能性は如何でしょうか。?
ロシアやカナダは農業で豊かになり日本はフィリピンやインドネシアの様に熱帯化。
りんごやみかんは止めてパパイヤやマンゴーを作るようになる。



ホタルさん。
今の世界が温暖化しているのは事実ですが、1970年頃は寒くて『地球は寒冷化している』『もう直ぐ氷河期が来る』なんて話が学者によって本当に論じられていたんですよ。
今の温暖化論は、純粋な科学とはかけ離れて政治問題や道徳問題として論じられている。
アメリカのブッシュ政権のバイオエタノール推進で食糧問題にもなっている。
これは問題です。
これでは冷静な議論はとても無理です。
化石燃料の消費削減は『ヒト科ヒト属が環境を破壊しているのは確か』として道徳問題化してしまっている。
確かに資源の浪費は良くない。これは正しい考え方です。
社会科学と道徳は関係してきますが、しかし、自然科学と道徳の間に相関関係は有りません。別個の問題です。
昨今の温暖化論議では、捕鯨禁止に道徳問題を言い出したグリーンピースやシーシェパードみたいに動機が不純で胡散臭いものを感じる。
CO2温暖仮説は未だ科学的に解明されておらずインチキの可能性は大きいですよ。
返信する
環境 (ホタル)
2008-09-15 13:39:24
ブログ主さん

大気中のCO2濃度が戦後異常に高まっていることは事実です。それが温暖化をもたらすかどうか以前に、ヒトの経済活動によって地球環境がこんなに「急激に」変化していること自体が問題と考えます。だから、環境対策は続けなければいけない。CO2その他のガスの排出も、温暖化に関係なく減らすべきです。

私が「ヒト科ヒト属が環境を破壊している」と言ったのは、化石燃料の大量消費に限定したものではありません。各種資源の浪費、生態系を歪める「急激な」開発などの意味で、確かに環境を破壊しています。(生態系はそもそも変化するものですが、生物が適応できるだけの時間がかかるものです。恐竜時代の一説隕石衝突ならば誰の意図でもなく不可避ですが、自分たちの利益ばかりを求めてのヒトの活動は、いわば意図的であり、不可避ではありません。)

自然科学が観察・発見・分析・理論構築のみに携わっている限りは、自然科学と道徳の間に相関関係はありません。しかし、自然科学が応用分野に関わったその瞬間から道徳との相関関係が発生すると考えます。
返信する
CO2問題 (恒久)
2008-09-15 13:44:10
私もインチキ臭いと思います(笑)

昔、お題が地球温暖化傾向は氷河期の前兆だみたいな内容が書かれている本を読んだ記憶があるのですが氷河期になったら最後、人間は絶滅するであろうなんていう恐ろしい内容でしたが最近の気象状態をみてるとまんざら単なる作り話しではないのかななんて考えております。
返信する
コメント有難う御座います (ブログ主)
2008-09-15 16:06:25
ホタルさん。

『温暖化に関係なく減らすべきです』との説は全面的に賛成しますし、それ以外の道徳的な問題提起に対しては全面的に賛成したいと思いますが、最期の一言だけは賛成いたしかねる。
自然科学と道徳とを関連付けるのは危険極まりない行為ですよ。
科学は万人に平等に共通に適用される。しかし道徳(内心)は個人個人で別々であるべきです。
昔はそうでは無かったが今では、個人の心の中は誰であれ触れるべきではない聖域で、誰からも干渉されない自由がある。
道徳と社会科学とはある程度の関連性はあるが、其れも限定的であるべきです。
例えば、法律に介入すべきでない。
今イスラム世界で問題に成っているイスラム法は道徳を法律にしたもので、不倫は男女とも石打による死刑で、日本なら芸能人や保守政治家なんか殆ど死刑ですね。
イギリスでは60年代までホモを罰する刑法が存在し普通の司法警察が取り締まっていた。
鶴の恩返しでは有りませんが『決して見てはなりませぬ』言われると誰でもコッソリ覗きたくなるものです。
キリスト教の聖書の道徳を法律に書いた結果が大変な事になる。
それで今でもイギリス人の男は一生のうちで一度はホモを試してみるし、十分一はホモになるらしい。



恒久さん。
今は氷河期と氷河期との間の間氷期で、大騒ぎするまでも無く地球の温暖化自体は当たり前なんですよ。
グリーンランドと南極大陸には大きな氷床が有り未だ氷河期の最期であるとの説もあるらしいが、温暖化より寒冷化のほうが何倍も怖い話です。
温暖化すればロシアやカナダの広大なツンドラ地帯が緑の大地に変わる可能性があるが、寒冷化して氷河期が到来すれば一大事。
ニューヨーク市内の公園の大岩は氷河末端のモレーンらしいし、ヨーロッパ大陸は南部の一部以外は氷河で覆われるらしい。
富士山の初冠雪が8月9日94年ぶり記録更新したが、過去一番早い初冠雪は1914(大正3)年の8月12日。
この年人類は其れまでの軍隊対軍隊の戦争ではなく、全く未知の国民全部を巻き込んだ国家連合対国家連合の総力戦(第一次世界大戦)という未曾有の惨劇に突入した。
恐ろしい話です。
返信する
寒冷化? (一科学者)
2008-09-16 17:12:01
地球温暖化でいろいろ検索していたら、ここにたどり着きました。
よろしくです。さて、

>今は氷河期と氷河期との間の間氷期で、大騒ぎするまでも無く地球の温暖化自体は当たり前なんですよ。

とありますが、間氷期だから温暖化自体は当たり前、と考えるのは早計過ぎますね。
今問題になっているのは、人為起源による地球温暖化であって、自然(太陽などの)による温暖化とは別物であるという正しい認識が必要かと思います。
それから寒冷化の問題ですが、確かに同じ温度だけ温暖化/寒冷化する場合は、寒冷化の方が問題でしょう。
しかし現時点においては、明らかに温暖化傾向にあるのです。
極一時的な現象を捉えて寒冷化と叫ぶ人たちもおられますが、残念ながらそれは誤りですね。
返信する
現時点では温暖化 (恒久)
2008-09-16 17:41:33
そんなことはわざわざ言われなくても判ることでしょう。
自ら一科学者と名乗るお方がこれから先のことはさておき現時点だけを問題視することのほうが私のような一素人から見てもより問題ではないかと考えます。
返信する
温暖化自体は当たり前 (ブログ主)
2008-09-16 17:46:06
コメント有難う御座います
一万年前の氷河期に比べて温暖化しているのは当然とのコメントなんですが、少し表現が大雑把すぎて誤解されたようです。
今の温暖化自体は事実です。
いや~あ。今と比べ30年ほど前は本当に寒かった。
兄弟姉妹に言わせると『いや60年前の方がもっと寒かった』と反論されましたが、当時はマトモな家も服もマトモな食事も無く腹を空かしていたので結果的に寒かった。
しかし衣食住が足りていても70年頃は今より随分寒かった。
今の温暖化自体は本当ですが、しかし残念ながら温暖化議論には嘘が多い。多すぎるんですよ。
当方のブログでの記事、
ノーベル平和賞の胡散臭さ。ゴアはインチキ臭い。
政治 / 2008年02月11日
http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/5dbd31388d9ea2c4ce2af43696e098ca
を読んで後に感想のコメントを御願い致します。
返信する
当たり前!? (一科学者)
2008-09-16 18:20:26
今日、『温暖化』といえば、近年、つまりここ数十年の急激な温暖化のことを言いますよね。
それを一万年前の氷河期と比べてどうするおつもりでしょうか?
科学的センスに問題ありと言えるでしょうね。

さて、2/11の記事に対するコメントをとの事ですが、突込みどころが多すぎてどこにコメントを差し上げればよいのか困ってしまいます。
出来ればどこか限定していただけないでしょうか。
返信する
科学と道徳 (ホタル)
2008-09-16 23:42:48
ブログ主さん

>科学は万人に平等に共通に適用される。しかし道徳(内心)は個人個人で別々であるべきです。

これを読んで、どういう意味で「自然科学と道徳は相関関係にない」と言われたか分かったような気がします。自然科学は個々人の道徳観念によって干渉されるべきではない、という意味でしょうか。それならば、同意できます。

ただし、やはり応用分野以外の領域においてです。それは、自然科学もそれを行うのは人間であるからです。例えば、原子・素粒子の研究はそれ自体はヒトの世界理解を深めます。が、知見を利用して何かしようとする瞬間に、その研究者の道徳観が大きく問われなければなりません。医療技術に使うのか、原子爆弾を作るのか。また医療だからと言ってノーチェックでいい訳ではない。医療は生命にどういう関係を結ぶのか、根本から考えなければいけないと考えます。一人一人の持つ道徳観念は違う。だから綿密な議論を交わすべきでしょう。

次に、法律の例を出されていましたが、「例えば、法律に介入すべきでない」は、タイプミスかなと思いました。「法律は介入すべきではない」と言われたかったのでは? 法律は、時代時代の人間の(大抵は支配者層の)利害と通念にどっぷり浸かって作られるものですよね。ブログ主さんの挙げられた例もその辺のところを指摘されているのだと解釈しました。
返信する
コメント有難う御座います (ブログ主)
2008-09-17 11:34:36
一科学者さん。

科学とは縁遠い近視眼的な思考方法ですね。
氷河期や太陽黒点の異常のような1万年や100年単位の話をしているんですよ。
目先の話はシテイマセン。
恒久さんの、
『そんなことはわざわざ言われなくても判ることでしょう。
自ら一科学者と名乗るお方がこれから先のことはさておき現時点だけを問題視することのほうが私のような一素人から見てもより問題ではないかと考えます。』
は当然な批判でしょう。
この30年間温暖化しているのは小学生でも知っている知識ですよ。
目の前の社会現象に右往左往して科学の本質を見誤らないようにしてください。
今の世間で議論されている温暖化議論は科学では無く政治や道徳の問題に変質しています。
何故たかだか最近の30年程度の温暖化が問題なんですか。?
ここ千年ぐらいで見ると今より温暖化していた時期も寒冷化していた時期もあった。
『明日では遅い、今すぐ行動しなければ』と脅す昨今の温暖化論議は科学的では有りません。
2/11の記事を読まなかったようですね。
今の温暖化論議が如何に政治的な思惑で捻じ曲げられているか、もう少し警戒してください。
そして温暖化よりも寒冷化のほうが人類にとっては壊滅的な悪影響を与えるでしょう。




ホタルさん。

道徳に対する態度に異議を唱えているわけでは有りません。
貴方の道徳には全面的に賛成しています。
ただ『道徳と科学の厳格な分離』を主張しているだけです。
そして、科学と道徳とを完全に分離する事によって今の近代社会が成り立っていると考えています。
道徳とは何でしょうか。?
『道徳とは何か』をもう一度冷静に考えてみて下さい。
梅原猛が神殺しの日本で『古い元々あった神々は明治維新の廃仏毀釈で滅ぼされ、其れに変わる新しい国家神道の神も敗戦で滅んで、今の日本は2度の神殺しの結果、無道徳な国になってしまった』と語ったように宗教と道徳は不可分に結びついています。
この事に気付いている日本人は梅原猛意外、案外少ない。
『宗教』と『道徳』が分かち難く結びついているなんて日本人は考えても見ないんですよ。
一神教社会で無神論者や共産主義者が『人間以下』と看做される根拠は『宗教が無い』が『道徳が無い』との考えからです。
『聖書で読むアメリカ(続)』
宗教 / 2008年06月05日
http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/2fb1300f6b094e503f5e06d2bc12f693
日本で道徳と宗教の関連を知っている者は少ない。
日本では宗教は表向き語られない。国家神道(靖国)は宗教ではないとの主張が恥ずかしげも無く語られたり、本家で宗教と考えられている儒教が単なる道徳と考えられている。
宗教が個人の道徳(内心)から離れて科学や政治に影響を与えるとしたら如何でしょうか。?
『宗教と科学を厳格に分離すべきだ』なら誰であれ賛成していただけるでしょう。
「例えば、法律に介入すべきでない」はタイプミスでは有りません。そのままの意味です。
日本では歴史的に宗教と政治の関係は常に政治が主導権を持っていたが、世界基準?ではその逆の力関係になっている。
科学や政治が、宗教の支配(影響)を脱して自由になったのは、つい最近のことなんですよ。
返信する
どっちが近視眼的だろう (一科学者)
2008-09-17 15:56:01
>科学とは縁遠い近視眼的な思考方法ですね。
>氷河期や太陽黒点の異常のような1万年や100年単位の話をしているんですよ。
>目先の話はシテイマセン。

へぇ~? 近視眼的な思考???
私には、『太陽の黒点が95年ぶりにゼロに』を『寒冷化の可能性』に結びつけるほうがよっぽど近視眼的な思考方法のように思えますけどね。
恐らくどこかの似非科学者の文章を何の疑いも無くパクったんでしょうけど、
太陽の黒点の減少は(11年移動平均の標準化後のグラフで)1990年に既に始まっている(つまり太陽活動の低下を意味する)にも関わらず、
気温が気温が上昇し続けているのです。つまり太陽活動で最近の急激な温暖化を説明できないわけです。
温室効果を考慮しないと説明できないのですね。

これで「黒点が0」を即「寒冷化」に結びつけることがいかに近視眼的なことかお分かりいただけたでしょうか。

>何故たかだか最近の30年程度の温暖化が問題なんですか。?
>ここ千年ぐらいで見ると今より温暖化していた時期も寒冷化していた時期もあった。

これは温暖化懐疑派の人たちの使う常套句ですね(^^;
グローバルな気温がどれだけかが問題なのではなく、急激な気温上昇が問題なのですよ。
今のような急激な気温上昇は過去にありません。

>今の温暖化論議が如何に政治的な思惑で捻じ曲げられているか、もう少し警戒してください。

はい、これはその通りですね。
ブッシュ一派が自分たちにとって都合の悪い地球温暖化説を政治力を利用して必死につぶそうとしているわけですね。

>そして温暖化よりも寒冷化のほうが人類にとっては壊滅的な悪影響を与えるでしょう。

これについては、気象学者であれ誰であれ、否定はしないでしょう。
しかし、今は温暖化か寒冷化かを議論しているのではありません(この100年の間に寒冷化する確率は非常に低いです)。
急激な温暖化を問題なわけですね。

黒点が0などと騒いでないで、もっと視野を広く取って物事を判断されることを望みます。
返信する
一科学者氏へ (ブログ主)
2008-09-17 18:17:33
凡そ科学とは縁遠い物言いですね。
その主張も全く科学的でないだけでなく、意味不明です。
そして理性的とは言えない感情的な発言が目立つ。
余程この記事が気に食わない様ですが、記事自体は事実しか書いてありません。
北海道が100年ぶりの低温を記録したり、富士山の初冠雪が94年ぶり記録更新したのも事実です。
前のコメントの『突込みどころが多すぎてどこに』でネット○○の正体は判っていましたが此れほど酷い非科学的な発言ではどうしょうも有りませんね。
この記事では『温室効果』を何ら否定していません。
そうかも知れないし、そうでないかも知れない。
CO2温室ガス温暖化説は有力な仮説の一つではあるでしょうが科学的に検証された法則(学説)とはされていません。
また『今のような急激な気温上昇は過去にありません』なんてことはありません。
今までの地球上で何度も起こっています。
『温暖化懐疑派云云』にいたっては科学の何たるかを知らないようです。
科学は宗教では有りません。
化学とは絶対的な真理を信じる事では無く、疑う事ですよ。
疑う事を知らない者を科学者とは呼びません。

『急激な温暖化を問題』が問題視されだしたのはつい最近のことで、それ以前は寒冷化が問題とされていたんですよ。
そんなことは多分知らないし、知りたくもないでしょうが事実です。
CO2説は先進諸国には有利ですが、これから大量に排出する可能性のある中国やインドのアフリカ諸国の様な国にとっては不利に働くでしょう。
対テロ戦争のインチキ宣伝をしていた先進諸国が同じような偽装宣伝している可能性を、疑ってみた事は無いのでしょうか。?
もう一度冷静に考えてみて下さい。正しいかも知れないし、正しくないかもしれない。
太陽黒点に関しては今年中に復活すれば、其れほど問題ないかも知れませんが、こればっかりは予測が立ちません。
返信する
16日付け記事より移動。 (散策)
2008-09-22 08:37:43
2008-09-18 01:01:37

一科学者様
はじめまして。温暖化議論は、ネットや本を見てもわからないので、ジャーナルを見るようコメントをいただいて、それ以来ブログでも書いていません。今の自分の結論は「わからない。」です。
1.今のような急激な気温上昇 にあたるかわかりませんが、温暖化詐欺2/8のグラフでは、急激に上がっているところがあるように見えるのですが...
http://jp.youtube.com/watch?v=VYlkpClOevA
これを批判するブログも拝見させていただいているのですが、頭が悪いもんで、どうもストンと心からの納得はできないでいます。
これを批判する下記のブログを拝見すると、書店では温暖化批判本がブームになっているとか。
http://www.janjanblog.jp/user/stopglobalwarming/stopglobalwarming/14963.html

関西在住のかたは、たかじんさんのテレビ番組が、温暖化批判に火をつけたと言われるかたが、何人かいるのですが、関東在住のものからすると、ネットや本で、話題になるわりに、テレビで取り上げられないことに、少し不自然さを感じています。
返信する
HN,一科学者氏へ (ブログ主)
2008-09-22 08:43:45
とうとう最期には『コメント有難う御座います』とは言えない内容に成って来ました。
複数のインチキな投稿名での投稿が直ぐにばれるID表記が余程都合が悪いようです。
当ブログのコメント欄は広く一般に公開されていますが、誰が何を書いてもよい掲示板でも2ちゃんねるでも有りません。
ブログ読者に迷惑になりますので記事に関係ない意味不明のコメントは原則削除しています。
HNは、コメント投稿時に本名を要求しているものではなく、匿名での個人の特定を求めているものです。
ですので当ブログでは個人が特定されていない『通りすがり』や『日本人の一人』などのHNは無記名と同等で有ると看做して削除しています。
『一科学者』は本来は削除対象ですが、最初のコメントでは一応の礼儀もあり質問内容も常識の範囲内で有ったので掲載しましたが、案の定言葉の揚げ足取り以上の興味は無いようです。
IDはコメント欄には反映されませんが勝手に何人にもなって御馬鹿応援コメントしてくる今回の様なケースには有効です。
今回のような礼儀を弁えない恥ずかしい落書きコメントは御自身の恥ですよ。
返信する
恒久さん。コメント有難う御座います (ブログ主)
2008-09-22 08:48:14
良識ある知識人が、幾等行儀が悪いからといって、精一杯背伸びをして、何とか大人に勝ちたいと努力している子供をからかってはいけませんね。
これから成長出来る様に温かく見守ってあげましょう。
言動から判断して余り期待は出来ませんが可能性がゼロでもないでしょう。
しかし温暖化論議で何故これ程までに感情的になるんでしょうか。不思議な現象ですね。

このまま地球が温暖化しても海面上昇等の影響が出るのは半世紀以上後の事で、マスコミが論じているような明日の話ではない。
暗殺後76年間封印した後に関係者全員が死に絶えた頃に関係書類が開示される予定のケネディ暗殺事件に似ている。
『間違いでした』と判明した頃には間違いを主張していた関係者全員がもう死に絶えていないんですよ。
数日後の台風進路も数ヵ月後の今年の冬の天候予想も正確には判らないのに、100年後の気象がわかるとする論議の可笑しさに気が付かない自称一科学者の非科学性は救いようが無い。
太陽黒点が100年ぶりに無くなったのも今年8月に100年ぶりに低温記録を塗り替えたのも事実。
太陽と気象に密接な関連性があるのも事実。
記事には『寒冷化する可能性」と書いてあるだけで『寒冷化する』とは何処にも書いていない。
寒冷化の可能性が有るのは事実で、科学者なら誰でも知っている。
事実を書いただけで罵倒されても如何しようも有りませんね。
事実を指摘されて、感情的に反発するのは2ちゃんねるの若者の特徴ですが、この人物は文章から見るともう少し年齢は高い。
gooIDを表示しているブログ主に対して、自分の文章に責任を感じるなら自分のgooIDを表示するのは最低限の礼儀ですよ。
常識知らずでID表示を逃れる姑息な手段等の遣り口はkojitaken氏の手口とソックリ。
同一人物かどうかは判りませんが同一の心情の人物なのでしょう。
koji君よりは多少は恥の感情をあるのかも知れませんが。
何しろkoji君のコメント内容たるや自分で自分のの恥部を公衆の面前に晒すような破廉恥な代物で、当ブログの品位を下げるので公開を憚られる水準。
内容的にはお笑いなので、罵倒ブログのニケさんの所でコメントとして投稿して公開してもらいましたが、参考までにURLの紹介をして置きます。
http://nikemild.exblog.jp/blog.asp?iid=&acv=&dif=&opt=2&srl=8498899&dte=2008%2D08%2D24+20%3A15%3A00%2E000
返信する
散策さん。コメント有難う御座います (ブログ主)
2008-09-22 08:49:52
参考URLの紹介、有難う御座います。
親切にお知らせ頂いた上に注文をつけるのは大変失礼とは思いますが、次回の投稿時にはお手数でしょうが、是非ともタイトル名の記入を忘れずに御願い致します。

『書店では温暖化批判本がブーム』は、テレビ等のマスコミ報道との大きなギャップを感じますね。
映像文化と活字文化の乖離現象でしょうか。
日本ではテレビでの温暖化問題の最初のオープニングは海に崩れ落ちる氷河の映像ですが、欧米ではシロクマです。
アメリカやイギリスではシロクマがテレビ画面に一日何回も現れ大活躍。そのお陰で60年には5000頭だったシロクマが保護の結果、2万頭まで4倍に増えているにも拘らず絶滅危惧種に急遽指定されました。
今の欧米ではシロクマはクジラと同じ神聖な動物なんですよ。シロクマにとってはCO2さまさまですね。
マスコミでの温暖化論議はCO2原因説で収束していますが、科学論議では未だ結論が出ていません。
散策さんの『今の自分の結論は「わからない。」です』との考え方は冷静で科学的な正しい考え方です。

今の気象学は、其の他の自然科学ほど解析が進んでいない。
だから今日のように、政治的思惑や道徳的な感情が科学的な論争に幾等でも介入してくる。
近い過去、地球にに4回の氷河期が訪れましたが原因は未だ特定出来ていない。
南極の氷を使った過去の気候の解析で実証され、地球が約10万年間隔で氷期と間氷期を繰り返すというのはよく知られています。
ドームふじ基地とボストーク基地で掘削した氷に含まれる気泡から、過去36万年分の大気中の酸素と窒素の濃度比を解析し、南極の夏期日射量の変化と一致することを発見し、日射量の変化後、2000~7000年遅れて南極の気温や二酸化炭素濃度が変化していたことを突き止めました。
これまでの一番有力なミランコビッチ説『氷期・間氷期のサイクルは地球の公転と自転が影響 している』を裏付ける発見です。
現在は氷期と氷期の間の間氷期で急激な温暖化を1~1・5万年続けた後に寒冷化が起こる。
12000年も続いている間氷期はそろそろ終わりに近づいるとも解釈できる。
30年前の寒冷化していた時期に『氷河期が来る』と言った学者の話はまんざら嘘でもないわけです。
しかも寒冷化は温暖化の何十倍何百倍も怖い。
なるべく早い時期の太陽黒点の復活が待ち望まれているわけです。
返信する

コメントを投稿

地球温暖化」カテゴリの最新記事