『山本太郎が一世紀ぶりに放射能汚染の惨状を天皇に直訴』
福島第一原発メルトダウン事故で未曾有の放射能汚染が発生してから2年半後の日本。
今年(2013年)は奇しくも田中正造没後100年である。
当時の足尾銅山の鉱毒事件は近隣住民に多大な被害を与えていたが、政府やマスメディアが真面目に対応しない。
1901年(明治34年)田中正造の明治天皇への直訴文は、幸徳秋水が原文を書いたが『臣が狂愚』とあった部分は、正造が『臣が至愚』と何故か訂正したらしい。
田中正造の直訴は残念ながら取り巻きに阻まれて天皇には手渡されていないが、112年後の山本太郎の直訴文は直接天皇に手渡され成功している。
マスコミ報道では『陛下はいったん受け取り、後ろにいた川島裕侍従長にすぐに渡された』とあるが、(112年前と同じで?)後の侍従長が何事かを天皇に耳打ちする、振り向いた隙を突いて手に持っている直訴文を天皇から『慌てて奪い取った』ようにも見える。
今のマスメディアですが、残念ながら現時点では112年前と同じで右は産経から左は赤旗まで、摩訶不思議な挙国一致の、破廉恥極まる大本営発表を繰り返していた。
このままでは日本が滅びると思った山本太郎や田中正造は、『天皇への手紙』という手法で、全員一致での情報封鎖(大本営発表)を撃ち破ろうとしたのである。
『千丈の堤も蟻の穴より崩る』
『蟻の一穴』ながら、自民党から共産党まで全政党が加わる大政翼賛会状態の我が日本国では、山本太郎の今回の直訴は稀に見る快挙ですね。
いやあ。素晴らしい出来事です。
これで日本人全員、嫌でも皆が原発の放射能に注目する。
11月12日には安倍政権としては2月、6月、8月に続く4回目の小児甲状腺がんの福島県検討委発表を行うが、これは(山本直訴文の後なので)ただでは済みそうに無い。
今まで政府やマスコミ全員で、一致団結して隠していたのです。
まさに日本全体が『狂愚』なのである。
昔のソ連は今の日本とそっくり同じで、チェルノブイリ原発事故発生から3年目ぐらいまでは放射能被害を隠していたが5年目には崩壊する。
ところが、今の日本は全員で2年半隠し続けているが直訴者が出るようでは最早限界。
隠し切れない。
今の日本ですが、『臣が全員至愚』で極限まで悪くなっています。国家組織全体が崩壊寸前なのです。
『どうしようもなく政治的な存在としての「天皇」』
山本太郎参議院議員による直訴の発生に対して『天皇の政治利用』だと大ブーイングが日本中で起きているから不思議である。
4年前(2009年末)の民主党新政権時にも今上天皇と中国の習近平副主席(現国家主席)の会見予定日の前日、当の宮内庁の事務方トップである羽毛田信吾長官が、本来秘密であるべき内閣と宮内庁の内輪話を『天皇の政治利用だ』と暴露したから大騒ぎになっている。
『天皇の政治利用』騒動は日本国内にとどまらず、海外でもアキヒト天皇(Akihito)と中国の習副主席の会見に関係官僚トップの宮内庁の長官が、『天皇の政治利用』『深い憂慮の念』と日本政府と官僚の内紛騒動として英フィナンシャル・タイムズやAP通信が掲載する騒ぎに。
とんだ国辱行為である。
今回も四年前も『天皇の政治利用だ』と自民党や産経新聞が大張り切りするが、元々日本国憲法の何処にも書かれていない皇室外交という名の『天皇の政治利用』を長年続けていたのは歴代自民党政権である。
『何を今更』なのである。
何故今の時点で、ことさらに『天皇の政治利用』を声高に叫ぶのか実に興味深い。
『天皇の政治利用』の問題は昨今始まった話ではなく、『明治時代から第二次世界大戦敗戦まで』、今と同じで皇室を政治利用してきたのが、明治維新以来の77年間も続いていた大日本帝国の伝統ですよ。
日本帝国の敗北後には占領軍(マッカーサー)が天皇を政治利用した。
もっと言えば、天皇が名実共に日本の最高実力者だった飛鳥の一時期や後醍醐天皇の南北朝を除けば全ての日本の歴史で『天皇の政治利用』が行われていた。
『天皇の政治利用』もなにも、我が日本国では今も昔もどうしようもなく政治的な存在が『天皇』なのである。
『山本太郎参議院議員の直訴の政治的影響力』
今回の直訴では共産党の志位委員長は、『国会議員が、憲法上の存在である天皇に対して、政治的対応を求める行動をとるというのは、「天皇は、国政に関する権能を有しない」としている憲法を知らない者の行動だと思います』と言う。この大馬鹿者が。
政治家の発言であるとは到底思えない、表面だけの幼稚な発想である。
志位委員長は自分の演説や共産党の長々として宣言文よりも、天皇の口から漏れた何気ない『一言』の方が何万倍も政治的な影響力が大きいことを知らないだろうか。
情けないが、政治の現実を知らない愚か者の発言である。
政治のイロハを知らない一憲法学者の発言なら納得するが、『政治家』それも共産党のトップの発言であると思うと、あまりの無知(政治オンチ)には戦慄さえ覚える。
そもそも共産党機関紙赤旗が、昔のようにタブーに挑戦していれば山本太郎の直訴文(マスコミの悪事の暴露)も生まれていない。
『原因』(赤旗を含む挙国一致の隠蔽工作)を無視して、『結果』(天皇へ直訴することによって、今の情報封鎖を打破する)を逆さまに描くなど、許される限度を超えている。
小児甲状腺がんの爆発的発症などの放射能汚染を産経読売など右翼マスコミと同調して、共産党や赤旗までが一般市民に対しる隠蔽工作に加わっているでのある。
赤旗までが破廉恥な大本営発表を行うから、やむにやまれぬ成り行きで山本議員の直訴が行われたのである。
山本太郎議員を除く他の721人の全国会議員は政治家として怠慢が過ぎる。恥を知れ。
『麻生太郎副首相の「ヒトラーの手口を真似る」発言の同類項』
11月1日付け産経新聞 は、『山本太郎手紙 「議員辞職もの、政治利用そのものだ」下村文科相』と題する記事で、
『下村文科相は「これを認めれば、いろんな行事で天皇陛下に手紙を渡すことを認めることになる」と指摘した。 明治時代の足尾銅山鉱毒事件を引き合いに出しながら「田中正造が(明治天皇に)直訴して大問題になったことに匹敵するようなこと。こういうことを安易に看過するようなことがあってはならない。非常に重いことだ」と述べた』と報じているが、産経記事ですが、贔屓の引き倒しにも程がある勘違いである。
下村文科相は『山本太郎は、田中正造だ』と言っているのですよ。(自民党の大臣は鉱毒被害を無視して、田中正造を悪と見ている)
112年前の明治政府は田中正造を狂人扱いして無視したが、今では価値観が180度正反対に変わっている。
今の世の中では田中正造は、足尾銅山の鉱毒事件の大発生で呻吟する住民を無視する当時の政府やメディアの社会的不正を、たった一人で告発して社会正義を貫いた義士である。
下村文科相の発言とは、麻生太郎副総理の『ヒトラーの手口を真似て誰も気が付かない内に改憲する』と同じで、『本音』ではあるだろうが、幾ら何でも不味すぎるだろう。
この愚か者が。
麻生太郎の『手口を真似る』発言では、絶対悪のヒトラーを否定しないで、逆に肯定している風にしか聞こえない。
今回の下村発言は前回の麻生発言以上に問題で、暴言と言うより大失言である。
社会正義を貫いた義士の田中正造を、何と下村大臣の発言では真っ向から否定して仕舞っている。
麻生や下村の頭の中ではヒトラーは肯定的で田中正造は否定的なのだろうが、今の世界基準では逆にヒトラーは絶対的な悪で、田中正造は絶賛される『善』(正義)なのである。
『よみがえる禍々しい亡霊。天皇の統帥権の干犯』
明治憲法では主権者は現人神の天皇唯一人だった。日本軍の統帥権(指揮、命令権)は大元帥の天皇の専権事項であり政府(内閣)には陸海軍大臣を通じての間接的な支配権しかなかった。
しかも軍部は陸海軍大臣の現役軍人限定との慣例を制度として確立した後は、気に入らない内閣には陸海軍大臣を推薦し無い手法で、自由自在、簡単に倒閣が出来るようになると、関東軍参謀など下部組織が『天皇の統帥権』を理由にして政府の方針を無視して暴走を始める。
軍の行動を政府があれこれ指図するのは天皇の『統帥権の干犯』であるとの理屈による下克上が日本全般に蔓延して、最後には国家が崩壊するのである。
天皇の統帥権を錦の御旗にすることで参謀本部が『軍』を私物化し、日本軍が自分勝手に暴走したように、敗戦までの政府は天皇への上奏権を握っていたので政府(内閣)が『国家』を私物化出来たのである。
実は絶対天皇制の日本では、統帥権と上奏権の二重の私物化による暴走が起きていた。
天皇は行政府の衆知を集めて決定された事項(内閣の上奏)に対して、決してNOとは言わなかったのである。
しかし一旦下された天皇聖断は、例え後で間違いが分かっても最早如何なる修正も訂正も出来ないので、1945年8月15日の滅亡までまっしぐらに暴走して仕舞うのですから恐ろしい。
『山本太郎の直訴は、内閣の上奏権の干犯?』
下村文科相の山本太郎参議院議員に対する常軌を逸した非難ですが、どうも『上奏権?は内閣の専権事項だ』(一国会議員の越権行為だ)と怒っているらしいのです。
(田中正造は上奏権が無いのに、直訴文で勝手に天皇に上奏しようとした)
山本議員の直訴後の会見で、批判的な産経や読売など記者連中がさかんに、『参議院議員の立場で手紙を渡したのではないか』と繰り返し追求していたが、この発想(根拠)が下村文科相と同じなのです。
これに対して山本太郎は『個人の立場だった』を強調していた。
産経や読売の社説や記事などから意味を推測すると『一参議院議員には天皇に対する上奏権は無い』(一議員の癖に思い上がりだ)として、批判しているらしい。
共産党の志位委員長の『天皇は憲法上政治に関与しない』も逆方向だが、同じ意味で山本太郎の手紙が『天皇への上奏である』と言って批判している風に見える。
自民党も共産党も『参議院議員の山本太郎が勝手に天皇に上奏した』と思っているらしいのである。
もしも国会議員で無い山本太郎か、あるいは無名の一福島県民が手紙を天皇に手渡したと仮定したら、今のようなバッシングは起きていない。
自民党は内閣の上奏権の干犯だと怒っているし、逆に共産党は国権を有しない天皇への上奏を無駄だ(知らない山本太郎はアホだ)と批判している。
しかし山本太郎が『天皇は日本国の象徴である(政治とは無関係)』との今の憲法を知らないはずが無いのですよ。
1世紀前の田中正造と同じで、政府やマスコミが住民被害を無視するから、 山本太郎は仕方無しに天皇への手紙と言う形式で、世間に向かって福島の悲惨な現実を訴えているだけなのです。
最初から、目的が完全に別なのです。
『歴史に残る快挙か、意味不明の愚行か』
現在ですが、左は赤旗から右は産経まで小児甲状腺がんの爆発的発症を、挙国一致で国民から隠している。
1世紀前の足尾銅山の鉱毒被害と、政府とかマスコミの対応が丸々そっくりなのである。
メディアが報じないので近隣の被害者を除く、他の多くの一般市民は悲惨な状態を知らない。
これを打破する目的で田中正造が直訴するが、当時の明治政府は最後の江戸時代の教育を受けた世代が実権を握っていたので、今とは違い本物の政治家だった。
一応拘束するが翌朝早々に釈放して『何もなかったことにした』のです。
今では足尾銅山の鉱毒被害は誰でも知っている。
ところが明治政府が田中正造の直訴を一切騒がなかったので、当時では一応は被害隠蔽に成功した。
病的な右傾化で極限まで政治が劣化して仕舞った、今の自民党政府と大違いである。
自民党政府や産経ですが、大騒ぎしたら今までの苦心惨憺の挙国一致の情報封鎖が水の泡になるとの、当然の判断出来ない。
3手先の読みが出来ず、条件反射的な1手先の対応しかしていない。基本的に茶苦茶なのです。情けない。
『政治家のいない日本の不幸』
今の政治状況ですが山師ペテン師、破壊的カルトの狂信者や官僚モドキ、科学バカの学者モドキなど種々雑多な有象無象は色々いるのですが、ところが、困ったことに『政治家が、山本太郎ただ1人しか居ない』。
日本国の不幸は『政治家がいない』の一言に尽きるが、これでは必ず日本が滅びます。助からない。
未確認情報ですが、警察が山本太郎に対して迂闊に出歩るかないように注意したとか。
39歳の山本太郎が38歳で暗殺された山本宣冶になる危険性が日本の右傾化で生まれているのです。
殺されれば間違いなく山本太郎ノ命を祀る救国神社が建てられます。
何も起こらなくても、今後唯一の政治家として『山本太郎』の名前は半世紀後の日本国の歴史教科書に大きく取上げられています。
(まあ。運よく半世紀後に日本国がまだ残っていればの話ですが)
『左翼がいない日本の不幸』
政治家が中卒の山本太郎一人しかいない不幸以上に、日本では本物の左翼がいない。
全員が、『永久に現状そのままの状態が続くという「幻想」を持っている』
完璧に保守ですよ。
もう。情けない。
そもそも今日本が崩壊寸前なら、新しい社会を目指す左翼は狂喜乱舞して喜ぶべきなのですが、今の左翼で喜んでいるものが一人もいない不思議。
何故なのかが私には分からない。
いつも『ヒロヒトの死に様を見届けるのだ』と言っていた私の父親は随分早く死んで仕舞うが20世紀が終わるまでには必ず資本主義は終わってると信じていた。ところが今は21世紀。歴史の流れる速度が遅すぎるのである。
スタンレーキューブリックは2001年に人類が火星旅行が出来ると思っていたし手塚治のアトムの誕生日は2003年だと描かれている。
今の世の中の進歩が遅すぎるのである。こんなに速度が遅いと、これでは此方の寿命が持たない。
今、左翼が喜んでいない原因ですが、実は『全員左翼ではなくて保守だった』と言う、とんでもないオチでは、まさか無いでしょうね。
五輪でのプレゼンテーション、安倍首相のコントロールされてる発言の嘘がばれた場合、東京五輪の返上まであり得る事態に発展するかと。
そして万が一、日本がオリンピック開催を2度も返上すると為れば、この美しい国日本は、世界的に例の無い歴史的な恥を晒すことになりかねません。
※しかし、安倍晋三の功績とその名は歴史に残りますから本人は本望でしょう。
しかも、下痢と腹痛の見苦しい言い訳よりは、辞任の言い訳としてこちらの方が格好良いし、まともかと。
※は皮肉です。いうまでもありませんが、念のため。
福島人の一人として山本議員に感謝します。
福島人自体も現実に絶望し目を背け、「本県からドラフト何位~」とか本当に(本当に!)どうでもいいことにしか関心を持とうとしなくなっていた矢先に、再び目を醒まさせてくれたのですから。
しかし、山本議員は天皇に「政治的対応」なんて求めてないですよね?
ただその政治的威信を利用しただけで。
天皇に実権がない、今後も与えちゃいけないなんて誰でも知ってますよ。
志井氏、せめて「ノーコメント」くらいに言えなかったのですかね。
国連の下部組織としての作られているのでIAEAを公平な国際機関であると誤解している善意の人が今でも大勢いるのですが、実はIAEAの目的は原子力ムラの国際版。
原発を世界中で推進するための組織なのです。
その意味では極悪利権集団である、我が国の原子力ムラと寸分違いが無い。
違いはムラの大きさだけなのです。
世界原子力ムラが、日本原子力ムラを助けた方が利益になると思えば助けるし、逆に切り捨てた方が利益だと思えば、情け容赦ない猛烈な日本叩きが始まるでしょう。
今月末のIAEAの日本視察ですが、潮目が変わるきっかけになる可能性が高い。
もう隠しきれ無いのです。トカゲの尻尾として日本を切り捨てることで、日本を犠牲にしてトカゲ本体が生き延びる算段なのです。
私ならば『意味の無い事をしなさんな、天皇なんて存在しないも同じなんだから』と思うけれど。
右も左も中も国家理想像は違えども『日本国』を想う気持ちには変わりはない、と信じているので参加させていただきました
駄文失礼しました
すでに、
『今回の直訴では共産党の志位委員長は、『国会議員が、憲法上の存在である天皇に対して、政治的対応を求める行動をとるというのは、「天皇は、国政に関する権能を有しない」としている憲法を知らない者の行動だと思います』と言う。この大馬鹿者が。
政治家の発言であるとは到底思えない。
志位委員長は自分の演説や共産党の長々として宣言文よりも、天皇の口から漏れた何気ない『一言』の方が何万倍も政治的な影響力が大きいことを知らないだろうか。
情けないが、政治の現実を知らない愚か者の発言である。
政治のイロハを知らない一憲法学者の発言なら納得するが、『政治家』それも共産党のトップの発言であると思うと、あまりの無知(政治オンチ)には戦慄さえ覚える。』
客観的な事実は、政治信条や道徳、宗教、イデオロギーとは無関係なのです。
科学的な事実は、幾ら不都合でも悲惨でも認める以外の道は無いのですよ。
危機管理で一番大事なのは自分にとって不利な情報であり、逆の有利な方は優先順位は低い。
今回のような記事を読まない横着なコメント投稿は、他の真面目な読者の迷惑になり迷惑です。
今後は同水準のコメントは御遠慮下さい。
決して軽い気持ちでコメントをした訳ではありませんのでご理解ください
現在ですが、左は赤旗から右は産経まで小児甲状腺がんの爆発的発症を、挙国一致で国民から隠しているのですよ。
1世紀前の足尾銅山の鉱毒被害と、政府とかマスコミの対応がそっくりなのです。
近隣の被害者以外の、多くの国民はメディアが報じないので知らないのです。
これを打破する目的で田中正造が直訴するが、当時の明治政府は今とは違い政治家だった。
一応拘束するが翌朝早々に釈放して、何もなかったことにしたのですね。
今では誰でも知っているが(一切騒がなかったので)当時は一応は足尾銅山の被害隠蔽に成功した。
極限まで政治が劣化した、今と大違いなのです。
自民党政府や産経ですが、大騒ぎしたら今までの苦心惨憺の挙国一致の情報封鎖が水の泡なるとの当然の判断がない。
3手先の読みが出来ず、条件反射的な1手先の対応しかしていない。
基本的に茶苦茶なのです。情けないですな。
どうも、上奏権??を問題にしているらしいのですよ。
山本議員の直訴後の会見で、記者連中がさかんに、『参議院議員の立場で手紙を渡したのではないか』と追求していましたね。
これに対して山本太郎は『個人の立場だった』を強調していた。
産経や読売記事などから推測すると『一参議院議員には天皇に対する上奏権は無い』(一議員の癖に思い上がりだ)として、批判しているらしいのですよ。
共産党の志位委員長も同じで、『天皇には政治に関与していない』も山本太郎の手紙が『天皇への上奏である』と言って批判している風に見える。
山本太郎が今の憲法を知らないはずが無いのですよ。
1世紀前の田中正造と同じで、政府やマスコミが住民被害を無視するから、
仕方無しに天皇への手紙と言う形式で、世間に向かって訴えているだけなのです。
最初から、目的が完全に別なのです。
『通りがけ』のHNのままでは掲載出来ません。
政治ブログとして、今までこの『逝きし世の面影』は数々の擬装や悪事を暴いた関係で、多くの熱心な読者も獲得することが出来た。
ところが、逆に恨みに思ってる悪党連中もいる。仕方が無い話なのですが沢山の敵も生まれてしまったのです。
集団ストーカー紛いの悪事を働いたkojitakenなどは、今でも何とかして足を引っ張ろうと必死なのですよ。
『逝きし世の面影』は、毒にも薬にもならない無害な実名ブログとは大違いで『今までが間違っていた』(お前達は間違っている)とのオルタナティブな立場のブログなので、ローカルルールの遵守は致し方ないのです。
『直訴は当時大逆不敬罪で死刑相当の大罪だった』は間違いで、それは江戸時代の話ですよ。
まあ、江戸時代と明治時代は一繋がりなので、そのような発想が一部に有った可能性は有るにはあるが、そもそも天皇は『禁中』と呼ばれていて御真影は公開しないし実物の天皇は側近以外誰も会わないし宮中から一歩もでないので直訴に関する法整備が無いのです。直訴など最初から想定外の出来事なのです。
余りの情けなさには言葉もありません。今の共産党と山本太郎では天と地、月とすっぱん以上の政治的判断優劣が違いすぎる。
志井委員長、せめて「ノーコメント」くらいに言えなかったのか。共産党を潰す心算なのでしょうか。
今の極悪自民党政府さえ除染して全員帰還させるとの従来の方針を無理だとして軌道修正を図っているが、
対照的なのは共産党で、昨日の11月2日には地元福島で『安心して住み続けられる福島』なる集会を開いている。
悪魔の飽食の人体実験か、無知の極みか何れか。
呆れ果てて、開いた口がふさがらない。
今の共産党(赤旗)ですが、たぶん。
市民に対して、『パニックを起こさない』『安心させる』目的で情報を管理しているのですよ。
『由らしむべし。知らしむべからず』に尽きるのです。
京都大学工学部原子核工学科卒の衆議院議員吉井 英勝が去年13月16日の衆議院選挙直前に引退を表明。
1942年12月19日生まれなので、選挙投票日ではぎりぎり69歳なのですが年齢制限??を理由にして引退させられたらしいのですよ。健康面では何ら問題は無いのです。
この吉井 英勝ですが何とも不思議で微妙な日付に縁があり、自民党と1議席を争う補欠選挙で国会議員に初当選した日付が25年前の1988年の2月29日。
日本の国政史上で、1日多いうるう年の2月29日当選議員は吉井英勝一人なのです。
2007年の第166回国会では、各党の全衆議院議員中で質問の文字数が25万4783文字と第1位を多さを記録している能弁家。
9年前の2004年のスマトラ沖地震による大津波発生で、インドのマドラス原子力発電所も被害を受けているのですよ。
吉井議員は2006年から2007年にかけて、丸々2011年3月11日の福島第一原発事故のメルトダウン事故と、まったく同じ『内容』を質問して、5年も前から事故発生を警告していたのですよ。
ところが何の対策もとられずに、運命の3月11日を迎えてしまうのです。
3・11以後ですが、共産党機関紙赤旗の態度が不思議すぎるのですよ、共産党の5年目の吉井議員を最大限報道したかと言うと、さにあらず。
最小限しか報道しなかったし、肝心の吉井議員本人の発言をほとんど記事にしない。
吉井英勝ですが、同じ京大工学部原子核工学科の小出裕章と同じ主張なのですよ、多分。科学的な正誤はイデオロギーとか道徳には無関係であり、正しいものは誰でも同一で変わりが無い。
科学的な客観的事実は普遍的なのです。
赤旗ですが、何故か小出裕章の主張を記事に書かないのですね。
小出助教の主張は明確で『放射能は危険であり、できる限る避けるべき』ですが、今の日本共産党は『除染して故郷に帰還する』とは真っ向から衝突するのですよ。
小出氏は除染は基本的に無理であろうと主張しています。除染しても放射能被曝は避けれないのです。
誰よりも放射能を熟知していた吉井英勝ですが、多分除染に反対した為に詰め腹を切らされたのですよ。
政府自民党は今までの方針を撤回して高濃度汚染地帯の除染を諦める決断をしたと今日の毎日新聞が大きく報道していますが、
逆に同じ日付の赤旗では『徹底した除染を』との来月2日の『安心して住み続けられる福島を!11・2ふくしま大集会』開催の呼びかける始末。
放射能汚染地帯では誰一人も安心して住み続けるなど不可能である客観的な事実を完璧に無視しているのです。
今の自民党以上に、共産党の今の中央本部が保守化しているのです。
吉井英勝ですが、国政選挙の初当選は1988年の参議院選挙の定数一の補欠選挙なので、当たり前ですが自民党や民主党を抑えてのトップ当選なのです。
ところが翌年の1989年の参議院選挙(大阪府は定数3)では、よもやの落選。
1988年12月24日 消費税の導入が決まっています。
消費税が導入された初めての国政選挙で自民党に対する怒りが巷に充満していて、消費税反対の共産党の吉井英和は1年前でもトップ当選しているのですから、もっと有利な1989年の参議院選挙は寝ていても勝てるような楽勝の選挙情勢だったのですよ。
しかも大阪では共産党の議席は、当時は『指定席』だったのですよ。
この時にトップ当選したのは社会党の谷畑孝(解放同盟書記長)で本体なら泡沫候補だったがマドンナ選挙の旋風で議席を獲得。谷畑は任期満了後には自民党に鞍替えするが、社会党から色々経て自民党まで行き着いた議員はいても、一足飛びに自民党入りしたのは谷畑が唯一人の例外。去年の総選挙ではまたまた維新に鞍替えしてまんまと議席を獲得。橋下の従軍慰安婦などで維新が落ち目になると自民に復帰しようと画策するが石破幹事長が『除名者がすんなり復帰した例が無い』激怒して上手くいかない。
1989年の参議院選挙で日本共産党が大敗した理由は簡単で、中国の天安門事件発生で、共産党つながりの阿呆臭い、風評被害ですね。
同じような例は1983年9月1日に起きたソ連によるサハリンでの大韓航空機撃墜事件でも風評被害で日本共産党は大敗しているのですよ。
現在ですが北朝鮮ネガティブキャンペーンが未だに続いている。これは中国の天安門事件やソ連の大韓航空機撃墜事件が10年以上続いているのと意味が同じなのです。
共産党ですが国政選挙で負けて当然だったのですよ。
吉井英勝ですが、この事実はいっぺんも公式には表明していないが、『党名を変えないと勝てない』ことを、誰よりも身にしみて知っているのですね。
最も大事な時期に、最も放射能に詳しい吉井英勝を引退させた共産党ですが、真実を知っている人物が煙たかったのでしょうね。