逝きし世の面影

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SARA2から日本を救う抗体(血液)検査

2020年03月31日 | 存在脅威管理理論

PCR検査は30年も前に確立された確実な技術体系なのに、・・・

今回のSARS-CoV‐2では中国から提供されたウイルスの核酸情報を1月30日には日本国内でも確認されている。
PCR検査はターゲットのDNAの遺伝子配列が確実なら極めて正確な検査で、最近では獣医師が天然記念物のオオサンショウウオで当該河川の水を、絶滅危惧種のウナギの稚魚(シラウオ)に至っては海水のPCR検査によって、捕獲することなく生息域や生態調査ができるほど各方面で汎用されている信頼度の高い検査方法である。
もちろん今回のSARS2の感染で「検査」「検査」「検査」「とにかく検査」とWHOが連呼している検査とは、このPCR検査のこと。

ところが我が日本国に限っては世界の潮流とは逆にPCR検査否定キャンペーン(『測ったら負け』ゲーム)が国家ぐるみで繰り広げられていて電通などが大活躍。なんと日本国では医師の7割が汚染されているらしい。

今も続く『測ったら負け』ゲーム

元東電原発技師で現役の開業医でもあるonodekitaさんは、日本国では医者の7割はネトウヨだと怒っている。
この話は左右の思想信条には無関係。敗戦前の内務省はインテリ層とは違い、中小企業主や郵便局長、町内会長など中間層は、自分では何も考えず「新聞社説に判断を丸投げしている」(マスコミを握れば社会を自由に操れる)と社会分析している。
当時の医者は間違いなく知識人だったので戦意高揚「勝った!勝った!」の噓八百の新聞社説に少しも惑わされない。ところが歌舞伎役者以上に世襲率が高い今の医師は(自分自身ではインテリだと思っているが)「周りの全員が言っている」から、たぶん「正しい」だろうと判断する知的弱者がほとんど。(古典落語に出てくる若旦那と同じレベルの阿呆)修行すれば空を飛べると信じていた高偏差値のオウム真理教信者たちを思い出すが、人間はいくら修行しても絶対に空は飛べない。

抗体検査 導入急げ 日曜討論 小池書記局長が求める2020年03月30日

赤旗2020年3月30日付

日本共産党の小池晃書記局長は29日のNHK「日曜討論」で、必要な人にはPCR検査を実施するとともに、抗体検査(血液検査)の導入を急ぐべきだと訴えました。

PCR検査では鼻や喉から採取した粘液を使ってウイルスの有無を検査するのに対し、抗体検査では血液中の抗体を検査し、特定のウイルスに感染し免疫を獲得しているかどうかを調べます。

小池氏は、PCR検査の体制が1日8000件といわれながら実際の検査件数は1日1300件で、あまりに少ないと指摘し、「健康な人も誰でも検査すべきだとは思わないが、医師が必要と判断すれば直ちに検査できるようにすべきだ」と強調しました。


(SARS2から日本を救うかもしれない抗体検査)

さらに、抗体検査はわずかな血液で十数分で判定できると述べ、イギリス政府が350万人分の検査キットを発注したことを紹介。「免疫の獲得が確認できれば、ウイルスをうつす危険もうつされる危険もないことが判定できる。これを大規模にやれば感染の広がりもつかめる。ぜひ政府の前向きの対応を求めたい」と述べました。

小池氏は18日の参院厚生労働委員会でも、抗体検査の早期導入を求めています。
3月30日赤旗

常に記事(中身)よりタイトル(見出し)が優先する新聞報道の大原則

日本共産党の小池晃書記局長は東北大医学部卒の医師。確かに小池晃は「必要な人にPCR検査実施」とも主張している。ところが、赤旗の見出しも記事の中身も「抗体検査の早期導入」がメイン。世界基準のPCR検査の方は刺身のつま程度の扱いだった。


焦点:新型コロナの局面変えるか、抗体検査に希望の光 - ロイター2020年3月29日


 昼夜を問わず何千人もの新型コロナウイルス検査が米国で進む中、新しい血液検査が、このウイルスへの免疫を持つ人を発見できるチャンスをもたらそうとしている。感染を封じ込め、経済を正常な状態に戻すための闘いにおいて、これが局面を大きく変える可能性を秘めている。(抜粋)


唯一の「救世主」かもしれないが、逆に地獄への舗装道路(集団免疫)かも知れない抗体検査

そもそもインフルエンザとは違い、人類にとって今回のSARS-CoV‐2未知のウイルスなので誰にも「抗体が無い」。だから、耳慣れない「PCR検査だ」とWHOは言っているのである。
SARS2の感染の有無を調べるのがWHOが推奨するPCR検査で、SARS2の感染後に生存者に出来る「抗体」の有無を調べるのが今回NHK日曜討論で共産党の小池晃書記局長が指摘した血液(抗体)検査。微妙に意味が違っていた。

PCR検査を否定したら、残るのは抗体検査しかない


いまさら「私が間違っていました。これからは心を入れ替えて真面目にPCR検査を行います」と安倍晋三や小池百合子が言い出すとは思えず、それなら日本に残された唯一の道は抗体検査しかないのである。(★注、日本政府が「PCR検査は弊害が多いから、検査すべきでない」とのWHO方針とは真逆なキャンペーンを行っていることは明らかだが、なぜか共産党(赤旗)はその事実を報道したくないらしい)

「餅は餅屋」SARS2感染が争点なら小池晃党首で「抗体検査」の連呼戦術

もしSARS2感染で抗体検査が救世主の可能性が高ければ、ごく近い将来に予想される総選挙で元医師の小池晃を党首に「抗体検査」のワンイシューで選挙すれば共産党は大勝利できる。
福島第一原発の冷温停止宣言一周年記念日である2012年12月16日総選挙では原発の冷却が津波で危機に陥ると第一次安倍内閣当時に追及した(小出裕章と同じ)京都大学原子力工学科卒の吉井英勝を党首にして「フクシマの放射能被害」のワンイシューで戦えば大勝利は確実だった。(★注、ところが志位和夫は70歳定年制を先取りして吉井を引退に追い込み歴史的な大敗北。対照的に安倍自民党は大勝利して現在に至っている)


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1 コメント

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Unknown (ローレライ)
2020-03-31 14:47:36
コロナ回復者の抗体は人類の宝である。
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