逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

原発『安全詐欺』の次は電力『足りない詐欺』

2011年03月14日 | 放射能と情報操作
『関東から離れて』と勧告=在留フランス人に大使館
時事通信 3月13日(日)22時39分配信

【パリ時事】在日フランス大使館(東京)は13日、東日本大震災を受け、東京とその周辺に住むフランス人に「特別な事情がなければ、数日間は関東地方を離れた方が良いと思われる」と勧告した。
強い余震の恐れがある上、「原子力関連の状況が不透明」なためとしており、被災した原発からの放射能漏れへの懸念が背景にあるようだ。
 仏大使館はこの中で、「マグニチュード7級の余震が3日以内に起きる確率は70%」とする気象庁の予測を紹介。日本への渡航を見合わせるよう強く勧告した。
 また、とりわけ被災した原発の近くに住むフランス人に対し、日本の地元当局の指示に従うように呼び掛けるとともに、「換気扇を切って家から出ないように」「どうしても外出しなければならない場合はマスクを着用するように」などと勧告している。

『大地震直後、アメリカ大使館が東京から退避していた』
ロイター 3月12日(土)1時2分配信

[ワシントン 11日 ロイター]米国務省は、日本の大使館業務を他の場所へ移管したことを明らかにし、「米大使館は日本政府と連絡を取っており、この恐ろしい惨事に対応するため、あらゆる支援を行う用意を整えている」と表明した。 
これまで米国人の犠牲者は報告されていないという。
また、米国民に対し、必要がない限り日本への渡航を見合わせるよう注意を呼びかけた。
渡航警戒情報によると「東京(と付近の)空港は現在閉鎖されている。日本国内の他の空港も閉鎖されるか利用が制限される可能性がある。東京付近では鉄道や地下鉄などの公共交通機関がストップしているほか、東京付近と日本北部の道路の多くで被害が出ている」(抜粋)

『福島原発のメルトダウン』

大地震も大津波も勿論大問題だが、全てが横並びで同一の映像を繰り返し放映するマスコミが、『大丈夫』と言っていた矢先に第一福島原発の一号機が爆発する。
日本では地震と大津波のニュース一辺倒だったが、外国では様子が違い、早い段階から震源地に近い原発事故の危険性を報道していたのです。
ところが肝心の日本国内のマスコミは原発に関しては丸一日も『日本の原発は安全である』と無意味な大本営発表を繰り返していたのですから本当に腹立たしいですね。
日本では、東日本大地震の被災者の救援に向かう米空母R.レーガンと報道しているが本当か。
地元アメリカの報道機関では日本政府はアメリカにメルトダウンしたと連絡しているので、『在日米人の救出目的』を想定しての緊急出動だと解釈しているようですよ。
メルトダウンして爆発した1号機よりも3号機の方が断然怖くて、1号機原発の2倍の巨大な出力の3号機は半年前から桁違いに高い危険性が指摘されているウランとプルトニウムの混合のMOX燃料を使っている。
角砂糖数個分で東日本が壊滅すると言われているプルトニウムの流出事故は今までに一度も起きていない。
危機管理の鉄則とは、考えられる最悪のケースを想定して対策を立てることですが、それなら 深夜にもかかわらず大震災直後に地震発生の連絡を受けたアメリカのオバマ大統領が最悪のシナリオを考えたとしたなら、
アメリカ軍としては事前に巨大な原子力空母を派遣するのは当然であるでしょう。
日本ですが、自衛隊を最初に2万人、次に5万人、3日目には10万人と増やしているが、これでは丸っきりのガダルカナル島戦で大失敗した『戦力の逐次投入』と同じであり、典型的な負け戦の構図で、何とも縁起が悪すぎる。

『札付きの悪質原発』

福島第1原発1号機3号機は世界でも例がない前代未聞の炉心冷却の目的で海水注入を行っていて、破滅的な最悪の局面を回避する為に文字どうり必死の努力の真っ最中である。
1号機は1971年に営業運転開始し40年経過した出力46万 kw の小型原発で、本来なら廃炉する筈が予定を延命して動かしていた危険な老朽原発。
福島第1原発の老朽1号機よりも、もっと危ない出力78万 kwの3号機は1978年11月2日に日本初の臨界事故を引き起こしていた『いわくつき』の問題原発だった。 
3号機の臨海事故が日本原子力委員会によって公表されたのは事故発生から29年後の2007年3月22日になってからで、日本の原発の安全管理について国際原子力機関(IAEA)から不信感を持たれている。
その札付きの3号機で最悪の強力な毒性があるプルトニュウムを使用するMOX燃料を去年9月から使っている。
この福島第一原発では、138万キロワットと発電規模が格段に大きな7号機・8号機が2013・14年稼動開始予定で既に大部分は建設している。

『地震大国での原発運転は矢張り無理だった』

福島原発3号機の、事故後29年後に暴かれた33年前の臨界事故ですが、定期点検中の事故であり東京電力側は、『運転中の事故の報告義務はマニュアルにあるが、点検中の事故の記述が運転マニュアルに書いてないから報告しなかった』のだと、悪賢い小学生程度の普通のまともな大人なら恥ずかしすぎる弁解をしています。
到底責任ある社会人の考えることではない。
盗っ人猛々しいと言うか何と言うか。
この連中にはつける薬が無く、言葉もありません。
今のように東京電力のような公益企業とはいえ一営利企業に過ぎない株式会社に、もしもの事故の時には日本国に壊滅的な影響のある原子力発電所を運営させている現状の再点検が必要でしょう。
安全を最優先させる目的で、日本の原発は一たん民営を廃止(国有化)して全てを国が一括して厳重に管理(監視)するべきである。
商業用でも原発は、営利目的の民間団体に管理を任せるべきでない。
そういえば、倒産状態の日航の再建の為に社長に就任した辣腕で有名な京セラの稲盛和夫ですが、日航はトンデモナイ会社であるとして『日航では民間会社であればありえない、営利を最優先していない』、この会社は今まで『営利よりも安全を優先している幹部社員がいた』と平気な顔で語っていた。
恐ろしいですね。
商売人としては立派な人物かもしれないが単なる悪党か愚か者です。
稲盛和夫にとっては、『航空会社の運行とは、人の命を預かっているのと同じだ』との認識が欠如しているのです。
原発でも航空機でも同じですが、どんな時でも例外なく全てに優先されなければならないモノとは、営利(金)では無い。
『金』(営利)の前に『人の命』(安全)ですよ。
稲盛にしろ東京電力にしろ両者の心根が腐っており本当に恐ろしくもあるが、これは資本主義の基本的な元々持っている弱点であるのです。
東京電力や稲盛和夫等の言動は、何とも不愉快でもあり醜く汚らしいし腹が立ちます。

『計画的な詐欺行為か』

東京電力が行う、当然何の予告も無く発表された輪番停電ですが、原発への逆風を利用した悪質な印象操作の可能性が高い。
大地震後、今までは送電していたのですよ。
何故4日も経ってから突然、福島原発のメルトダウンが発表された途端に電力の不足が出てくるのですか。
原発は地震直後に自動停止しているのですよ。
嘘くさすぎるのです。
これは『絶対に安全で事故は起きない』詐欺の延長線上の、『足りない足りない』詐欺ですね。
何としても日本全国で当然起こるはずの『原発反対』の国民世論を、電力会社やその手下連中は無理やり『力尽く』で何としても押さえ込む心算なのです。
輪番停電を当然のことだとして発表している管直人や枝野はお馬鹿の見本であり、東電側は救い難い悪党ですよ。
地震後3日間も普通に送電していた、目の前の誰にも隠せない『既成事実』を彼等は愚かにも忘れているのでしょうか。?

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11 コメント

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3月14日は強い風が吹いている (現田石)
2011-03-14 11:26:02
理学部出身の現田石です。
今日3月14日は東日本で強い風が吹いています。
強い風が吹く場合、福島原子力発電所の周囲でどういうことが起こり得るか、またすでに実際にどういうことが起こったのか、正しく報道する事が報道機関の存在意義だと思います。
今回の地震発生直後からの報道は、歴史記録としてしっかり保存して分析していきたいと思っています。
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1号機に続き3号機が爆発した (宗純)
2011-03-14 14:57:55
ほんの少し前の14日昼に、3号機が爆発して1号機よりも遥かに大きい2百メートルの不気味なキノコ雲が立ち上がっています。
3号機爆発以前の昨日の時点でも北に120キロ離れた女川原発で平常値の400倍の数値を観測していたのですが、東電は3号機の爆発を受けて、5キロ圏内からの作業していた職員の退避を指示した。
未だ確認されていないが自衛隊員も退避したようです。
制御室だけには未だ原発人員は残っているようですが、東電は最悪、原発の冷却を諦めた可能性さえあります。
徐々に時間をかけてですが、予想されるものの中でも最悪のシナリオに向かって真っ直ぐに突き進んでいるのかも知れません。
空母ロナルド・レーガンの乗員が被爆したり60キロに近づいていたヘリが被爆して除洗作業を受けているのですから、可也の量の放出が行われた模様です。
情報が入り乱れていて南よりの強い風が吹いているとの情報も有り、それなら南120キロ地点の首都東京の被爆汚染も考えられる。
しかし必要の有無にかかわらず数千万人もの大量な避難は、優柔不断な管政権ならずとも誰であれ事実上実施が無理であるのですね。
ですから管直人首相や枝野官房長官が爆発前の時点で、『当面は不要不急のことではあまり外出しないで』と関東圏の住民に対して呼びかけているのですが、実は『被爆を避けるために屋内退避してください』と言っている(意味)かもしれないのですよ。
昨日の時点での鉄道の運行の停止処置も、なるべく市民が外に外出しないように計画された可能性すらあります。
今の報道ですが、どうも要領を得ないので何とももどかしい。
これが真実を正直に報道した時の大騒ぎを予想して言葉を濁して曖昧に表現しているのなら、恐ろしい話です。
最悪の状態では東京の首都機能が麻痺する可能性も最悪考えられる。
だから今のような何とも、靴の上から足を掻いているようなもどかしい報道しか出来ないとしたら恐ろしいですね。。
何とか原発の圧力容器や、圧力容器が入っている格納容器には是非とも、高圧に耐えて持ちこたえて欲しいと切に願わない訳にはいかない。
圧力容器さえ破壊されなければ汚染は小規模で納まるでしょう。
それにしても地震が起きるまで『絶対に安全』といい続けていた、テレビで嘘を垂れ流していた御用学者たちには責任を取って今後は一切発言してほしく無いですね。
私達は、彼等を決して許してはならないでしょう。
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やりたい放題の人達 (もえおじ)
2011-03-14 18:29:36
世界中の原子力専門家や技術者は、今回の福島第1原発の事故をメルトダウンとは呼んでいません。 その理由は、地震直前に警戒情報網が正常に機能して自動的に稼動停止して、地震の衝撃が襲った時点では核分裂は止まっていたからです。 事故の内容は炉心冷却装置と緊急用電源が地震と津波で破壊されたために原子炉の冷却に失敗したことに尽きます。 水素爆発に関しても、建屋の上部が吹き飛んでも原子炉格納容器に被害は及んで折らず、原子炉自体は完全に外部から遮断が保たれています。 放射能漏れは、(本来発電タービンを回す)水蒸気に混じった放射性物質に限定されます。

ところが、日本の原発危機・原発爆発事故という文言から想像される「チェルノブイリ原発事故」との連想により、今回の事故のとんでもない風評が世界に広められているのは心外です。 チェルノブイリでは核分裂が制御不能になって建屋上部が吹き飛び、原子炉が外部に露出して大規模な放射能汚染が起こりました。(ちなみにスリーマイル島の事故では核分裂は制御不能になったが、冷却により爆発は逃れ、放射能漏れも少なくて済んだ。) これらは福島第1原発の事故とは、全く次元の違う深刻な状況です。

それでも、私個人は「原発は安全」とはとても言う気にはなれません。 なぜなら、もし原子力発電所の真下で巨大地震が起こっていれば自動稼動停止は困難なので、本物のメルトダウンは充分に起こりえたからです。 そもそも原発というのは、ウラン燃料供給から実際の稼動、放射性廃棄物(プルトニウム含む)処理まで放射能毒性・化学毒性の宝庫です。 事故は起きる時は起きるのであり、そうなってからは取り返しが出来ません。

計画停電に関しては、詐欺だとまでは思いませんが、「電力供給のために原発は不可欠」を印象づけるために、無理してまで完全供給を実施しない意図があるのは明らかです。 その根拠は、①春先の今の時期は冷房が必要な夏場よりも電力需要が少ない。 ②点検のために休ませている幾つかの火力発電所を稼動させれば、不足すると予想される分は十分に賄える。 自分達の利権のために、他の産業や国民の生活を軽視する東京電力の幹部達のやり方は許せませんね。
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確かに怪しい「計画停電」 (りくにす)
2011-03-14 18:35:48
いつも興味深く拝見しております。
東北電力も「計画停電」を始めましたね。
私は11日に外出していて出先に泊まる羽目になったのですが、NTTドコモが使えなくて困りました。契約内容で差別していたのかもしれませんが、メールも出せませんでした。
「これも情報統制の一環にかも」と思い至ったのがやっと本日の昼ごろ。
それでも12日昼には「コスモ石油の施設の火事」に関するチェーンメールが回ってきましたが。
震災後の空気に何が含まれているか分かったものじゃないのに、注意を促して何故いけないのでしょう。
お上は庶民が自分より賢く振舞うのを好まないようですね。
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二号機までもが・・・ (壊れ甕)
2011-03-14 20:26:10
最新の情報によれば、二号機の冷却機能が停止したばかりか、二号機の冷却水が大幅に減少し、4メートルある燃料棒がすべて露出したということです。
さらに、核燃料の一部が溶ける炉心溶融も否定できないとか・・・。
福島出身であるだけに、こういう情報を聞き出すたびに胃がきりきりと痛みだし、東京電力の連中にたいする怒りがふつふつとこみあげてきます。
「安全だから大丈夫」と嘘をついた結果が、このざまですよ。
このやり場のない怒りをどこにぶつければいいのか・・・。
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冷却が必要な理由について (もえおじ)
2011-03-14 21:32:15
原子炉の冷却が必要なのは、ウラン燃料自体の核分裂が止まっても、ウラン核分裂反応の生成物であるヨウ素とかセシウムなどの核分裂が続いて熱が発生するからです。 これには、長い時間をかけて十分に冷却する必要があります。 冷却しないで放置すると、炉心融解が起こります。 最悪の場合には、炉心融解で原子炉格納容器が破れる危険性があります。 それを防ぐために、1号機2号機3号機に海水を注入して原子炉を冷やしているのですが、これにより事実上廃炉するしかなくなりました。
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核燃料が高温で溶ける事がメルトダウン (宗純)
2011-03-15 10:39:55
もえおじさん、電力会社の絶対安全詐欺に近い不正確で誤解を呼ぶコメントは止めて頂きたい。

東京電力自身が、核燃料が溶ける炉心溶融(メルトダウン)も『否定できない』としているのですよ。
もえおじさんの定義は、日本の今まで『原発は安全』と言い続けていた御用学者たちの定義ですから、その意味では『間違い』では無いでしょう。
しかし、もえおじさんのメルトダウンの定義は、狭すぎるし厳しすぎて『世界中の原子力専門家や技術者』とは違い過ぎます。
しかし其れは『世界中の原子力専門家や技術者』の見解とは大きく違うし勿論現実に起きている福島第一原発の、現在進行中の事故とも大きく違っています。
もえおじさんやテレビなどに出てくる高名な専門家では確かにスリーマイル原発事故とは違いを強調していますが、
その違いは、事故直後の制御棒の完全抽入の有無だけですよ。アメリカの事故では2時間ほど制御棒抽入が遅れてしまった。

メルトダウンとは、制御棒云々は関係なく、原子炉の炉心が異常に高温となり『燃料棒』が溶解してしまう現象のことです。
スリーマイル島原子力発電所事故では燃料棒が溶け出して炉心の底部にたまり、もう少しで底が抜ける寸前まで行ったが、このときには圧力容器は辛うじて持ちこたえてたのです。
ですから、その意味では『スリーマイル島原子力発電所事故』でも、今度のもえおじさんの定義の>『原子炉格納容器に被害は及んで折らず、原子炉自体は完全に外部から遮断が保たれています。』なのですから >『メルトダウンとは呼んでいません』になって仕舞うのですよ。
その定義だとチェルノブイリ事故のような最悪例しか世界中でメルトダウンは無かったことになります。
因みスリーマイルで野メルトダウン事故は2時間20分の短時間で全てが収束している。
失われ冷却水も500トンだけであり燃料棒の上部3分の2が水面から露出しただけ。
勿論、蒸気爆発で建物が吹き飛ぶなど、今回のようなことにはなっていない。
スリーマイルでは最初から最後まで電源も水も供給されていたし、外部との連絡網も完全意保たれていたのです。
福島第一では、これ等が全てが失われているか完全では無いのですよ。
しかも今までに例が無いウラン燃料ではなくて最悪のプルトニウムを使っている。
しかもスリーマイルもチェルノブイリも一基だけだったが今回の日本は3基同時ですよ。
確かに破壊の程度はチェルノブイリより未だマシだが、深刻さのレベルでは福島第一の方が遥かに高いでしょう。

電力会社の宣伝が正しくて原発が『クリーンで安全』であるなら、今のようなな遠隔地の過疎地域に造らず、送電コストがゼロで済む東京大阪横浜名古屋など大都市の真ん中に建設して温排水は家庭用暖房に無料で配れば全ての人が喜ぶと以前から主張しているのですが、勿論実現性は無い。
福島第一発電所で稼動していた3基とも今重大な危機に直面しているのですが、
同じ様な地震と津波の洗礼を受けたのに福島第二や女川原発が対照的に無事なのは完璧な過疎地ではなくて外部からの電源や水の供給を受けている為らしいのですよ。
福島第一原発は、(安全の為に)矢張り無理をして人里はなれたど田舎に原発を押し付けた安易な付けが回って来たのです。

今回のコメントのような、
>『今回の事故のとんでもない風評が世界に広められているのは心外です。』
とは正にそれ以降のもえおじさんの書き込みです。
反省して頂きたい。
>(ちなみにスリーマイル島の事故では核分裂は制御不能になったが、冷却により爆発は逃れ、放射能漏れも少なくて済んだ。)<
の後に、なぜ
>『これらは福島第1原発の事故とは、全く次元の違う深刻な状況です。』<
と続くのか。?
今回の事故は間違いなくスリーマイルと同等か、あるいはそれ以上であることは間違いで無いのですよ。
今の福島第一よりも深刻なのはチェルノブイリだけであり、唐突にスリーマイルをコメントに注入しているが悪く取れば、印象操作か何かの悪質なプロパガンダとも勘違いされる可能性があるでしょう。

二回目のコメントなどは『何の目的なのか』と首をかしげる訝しい内容であり実に不愉快です。
其れはアホにものをいうが如く、テレビで耳に蛸が出来るほど繰りかえし繰り返し放送されている事柄と同じであり、其れを今この記事に書き込む意味とは一体なんであるのでしょう。
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りくにすさん、はじめまして (宗純)
2011-03-15 11:22:18
コメント有難う御座います。これからも宜しくお願いいたします。

一番最初に計画停電した地域には、何と驚くことに肝心の今度の大地震の被災地も含まれていたのですよ。
踏んだり蹴ったりというか何というか。
まあ、何とも表現が出来ない酷い話ですね。
特に酷いのは鉄道などの交通網の都市のライフラインの停止でしょう。
無茶苦茶にもほどがある。
JRは自前の発電所を半分以上持っているのに、大幅な運休とは不可解です。
何とかして国民に『原発は必要不可欠』と思い込ませたいのでしょう。
本来は東京電力など電気会社に『鉄道などインフラ』に重点配備せよとか、あるいはもっと厳しく『政府として計画停電は認められない』と命令する立場の管直人や枝野が、本来の建前である国民代表ではなくて、電力業界代表として振舞っている現状は醜くもあり、情けなくもあり腹立たしい限りです。
あれはもう正統な国民の代表としての、国家であるとか政府とかの体を成していません。
管直人や枝野は自分自身が、どちらの側から、どちらを向いて、誰の為に、何を言っているのかともう一度冷静に考えて見て欲しいものですね。
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徐々に最悪の局面に向かいつつあるのか (宗純)
2011-03-15 13:01:21
壊れ甕さん、コメント有難う御座います。

今日朝6時には1・3号機に続き2号機も大きな水素爆発を起こし格納容器内の圧力が低下しているので、とうとう心配されていた大事な格納容器に損傷が出て仕舞った模様です。
今までとは大きく違う、桁違いの異常に高い人体に影響が出る程のあり得ない数値が検知されています。
今までの原発から半径20キロが半径30キロの範囲に拡大された模様ですが、退避勧告ではなくて『家の外に出るな』なのですね。
この違いですが、避難住民が多すぎて退避勧告が出来ない可能性が考えられます。
しかも、何と定期点検中で稼動していなかった福島第一原発の4号機までが火災を起こして炎上しているようです。
東京電力ですが、これはもうその内容が限りなく旧日本軍の大本営に近づきつつあり、
『職員を退避させた』ではなくて、何と爆発後の数値の上昇で『職員を移動させた』と発表しているのですよ。
そういえば東京電力の発表では、大震災二日めの一号機の最初の爆発も、爆発とは呼ばずに『上方に通常で無い方法で解放された』だったのですよ。
救い難い無責任な発言です。
昨日の時点で、ヘリや乗員が汚染されたとしてアメリカ海軍の原子力空母ロナルド・レーガンは仙台沖の福島第一原発から160キロの地点から、風下の安全な地点に退避(移動)しているのです。
現在は昨日以上に数値は急激に悪化しているのですから、福島原発の120キロ地点の首都東京も出来るだけ早く安全な場所まで移動(退避)させる必要があるでしょう。
以前の記事の、
制定憲法と国民国家と天皇制2011年02月27日 | 政治・外交と天皇制
に書いたように、皇居は東京ではなくて1000年の都である雅な京都か、世界平和を願った広島に遷すことが良いでしょう。と論じていたがまさか少しの可能性も考えていなかったのですが、俄かに現実性が出てきました。
少なくとも今のような東京一極集中ではなくて安全の為には首都機能の分散は是非とも必要でしょう。

しかし自分の行った、できれば絶対に実現して欲しくない最悪の予想が、今次々と『現実』になっていく様は、これはもう恐ろしいとしが言葉がありません。
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何のための停電か? (りくにす)
2011-03-15 22:00:36
コメントへの返答ありがとうございます。避難所への停電はひどいですね。
管理人様は鉄道の運休を「暗黙の自宅待機の勧め」かもしれないとおっしゃいましたが、それでも自転車で出勤した場合にはその人は電車出勤に比べてより多くの放射能をすう可能性がありますよね。
スーパーではパンやカップ緬の品切れが目立ちます。食品の製造を休んでいる場合ではないと思います。増産すべきでは。
「原発は必要」とアピールするためだけにこれだけ周りを苦しめていいのでしょうか。
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