逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

ダライ・ラマチベット亡命政府(メモ)

2008年04月05日 | 東アジア共同体

2008年04月05日
チベットの人々は国外に亡命した裕福な支配層の帰還を望まず
チベット、誰も言わない2,3のこと(伊Megachip)
http://www.asyura2.com/07/asia10/msg/711.html
投稿者 kamenoko 日時 2008 年 4 月 05 日

チベット、誰も言わない2,3のこと(伊Megachip)

08年4月3日 by Sabina Morandi


CIAの(僧侶への)支援から北京の嘘まで、プロパガンダが錯綜している。
象が戦う時、踏み潰されるのはいつも草、とアフリカの格言は言う。
ここでいう象とは、メディア・サーカスの扱いに長けた最重量級国家、中国と米国。

草(チベタン)の運命は定められているようにみえる。数え切れないほどの悲劇をみてきた我々は、より悪い事柄は誰も語らないことに気づいている。ただただ、雪崩打つ検証不可能な情報から選択するのみである。

ジャーナリスト、緋色の僧服に身を包んだ僧侶にシンパシーを感じる人々の中にCIAが50年来あの地域で演じた役割を思い出したがる人はそういない。
チベット亡命政府リーダーたちの生き残りには重要でも、中国に占領された地域に残る人々にとっては逆効果であった役割を。 

CIAがチベットで大々的な工作を開始したのが1956年。数万人の犠牲とダライ・ラマおよび従者たちのインド・ネパールへの亡命をもたらし不成功に終わった59年の大蜂起に繋がった。
この最初の頓挫で国務省はより穏健な考え方になったかといえば事実はその逆で、コロラド州リードヴィルにチベタンゲリラ訓練キャンプを設営し66年まで稼動させていた。
CIAのチベタン・タスクフォースによる工作活動は74年まで続けられ、おそらく最後のプログラムとしてニクソンと北京のリーダーとの歴史的会談が用意されていた。
これに言及した99年のワシントンポスト記事は、CIAの失敗はチベットの人々の過去の体制に対する恨みといった、明らかにアナリストの過小評価がもたらした状況によるものであったとしている。

チベットの人々はダライ・ラマとともに亡命した裕福な支配層の帰還を恐れていたという。
「とりわけ、農業改革で得た土地を支配者に返還せねばならないことを恐れた農民たち」。
つまりラサの神権政治の屋台骨だった信仰の篤い僧侶、農民さえ、大地主のために土地を耕す仕事に戻りたくなかったということだ。

小平が望んだ資本主義への道で、チベットの人々は中国とCIAの支配下で得た僅かな恩恵すら、不満を利用された最蜂起で失うことになる。
87年の蜂起は前回のように豊富な資料に裏付けられるものではないとはいえ、断固としたものだった。
その断固とした意思が中国によるより強固な弾圧という悪い事態を招き、それはチベットの自治が血の海で喘ぎ始める93年まで続く。
CIAはアフガニスタン、後にコソボで使った戦略にのっとる工作活動を続ける。
すなわち、プロパガンダの洪水と世界のあちこちから不法に集めた小火器の供給である。
オリンピックの開幕、巨像に肘うちをくわせる好機、少数派の権利回復を求めるイスラム教徒が危ういバランス上にある今を利用しない手はない。

西側がこれらの重要な情報に言及しないなら、中国とて冗談を言わない。

たとえば、北京が149機動部隊を派兵し、ラサのコマンドー中枢を胡 錦濤主席に近い張慶黎党委書記に委ねたことに誰が言及しているか。
 言うまでもなく、北京が主張するように犯罪分子がおこした単なる混乱なら警察を送ればすむことであり、最新兵器で武装した一団を派遣するような事態ではないだろう。 
この決定は、中央政府が大規模蜂起、ワシントンの介入、あるいはその両方を懸念している旨をあらわすものだ。
今回は急速な資本改革と近代化への道に対する不満が広範囲に渡っていることに、おそらく北京は気づいているはずだ。 

誰も言及しない最後の点を書こう。
ダライ・ラマすら困惑させた暴力的蜂起の主たる原因は、先住民の生活状況悪化によるものだ。とりわけ農民の蜂起は、国内各地で毎年数万と発生している。

保健衛生システムの普及といったものを犠牲にしての改革は、低賃金工場の林立、河川の汚染、耕作地の減少という悪影響をもたらした。チベットの場合は文化の抹消と宗教に首輪をかけることを狙いとした植民地化に対する不満が原因とされる。

これにコソヴォ効果、ワシントンと幾つかの欧州国家(イタリア含む)による無頓着な主権国家の領土一体性に対する違反行為を加えれば、北京をより厳格な態度に追い込むだろう。そしていつもながら、踏みつけにされるのは草たちなのだ。


《関連記事》

☆西蔵の歴史はこう主張する(1)苛酷な封建農奴制 (人民網日本語版)

封建農奴制時代の西蔵では、人口の5%に満たない官僚・貴族・上層寺院が、ほぼ全ての土地・草原・山林と大部分の家畜を所有し、人口の95%以上を占める農奴や奴隷に対して非常に残酷な統治を行っていた。
重い労役と厳しい税金のほか、目をつぶしたり手や足を切り落としたりする残酷な刑罰もあった。
封建農奴制時代の西蔵において「人権」とはすなわち官僚・貴族・上層の僧侶の人権であり、農奴の持ち主は農奴の賃貸・譲渡・担保化・贈呈をする圧倒的な権力を握っていた。


《論客「とほほ」氏による分析》

しかし、ダライ・ラマの発言には政治的なものが多く、政治活動と受け取られても仕方のないものがある。あるいは亡命チベット政府の大地主どもに利用されているのかもしれないが、であればなおさら慎重であって欲しいと願う。・・・

こうしてみると、これは宗教対立でも民族対立でもない、中国政府と亡命チベット政府の利権争いである。

《私見》

ダライ・ラマ個人は宗教家として高潔・高徳で良心的な人物であるとしても、チベット亡命政府の事実上の長としては、亡命政府を経済的に支えてきたかっての大地主などの旧・特権階級に俗っぽい配慮をせざるをえず(僧が檀家のために便宜を図る構図)、とにかく板ばさみの難しい状況であろう。
これはかってのチベットが祭政一致で政教非分離の神権政治的な政体をとっていただけに、ダライ・ラマの「鶴の一声」でどうこうできるものではあるまい。


《論客「田仁」氏の少し前のコメント》

ダライ・ラマは、歴代暗殺されてるヒトも居るし、結局、日本帝国主義の国家神道カルトの例を出す迄も無く、宗教封建制とか、宗教身分制とか、宗教奴隷制とか、余りイイもんじゃないです。
シャングリラとか、桃源郷とか、普通あんまり、そんじょそこらにあるとか、割と結構危険な考えで、地上に現れるとしても、ソレは大概ホンの一瞬だけ!ってのが常識でしょ。

中国政府が悪いとか言っても、庶民としてはバランスを取らないと!命に関わると言っても、過言でない$暴落が後に控えてるんだから。
ドッチか一方に偏ったが最後、今みたいに偽造請負だの派遣制度だので、一気にやられちゃって反撃には時間が掛かるんだから。
どうせ、米国のプロパガンタは、この国では異様に力が強いんだし。



《論客「ゴンベイ」氏の少し前のコメント》

■ダライラマとCIA?

「マスコミに載らない海外記事」のコピペ記事でMichael Backmanの指摘していることは私も多少存じていますし、冷戦下では当然あったこととと思います。

これによれば、ダライ・ラマ14世とCIAの関係は1972年のニクソン訪中で基本的に切れたとあります。
カーター政権下で米中国交樹立が実現した1979年以降、ダライ・ラマはチベットの独立ではなく自治権の拡大という中道のアプローチに転じており、Backmanの指摘にあるようにアメリカ国務省の難民計画局の資金援助のつながりはあるものの、諜報の専門家というBennettの記事でも、今回の事件が計画的に起こされたことにCIAが何らかの関与をしているのではないかと憶測しても、ダライ・ラマが今でもCIAの操作下にあるとの憶測はしていません。

今回の事件を主導しているのはダライ・ラマが一線を画している「チベット青年会議」など独立派組織によるものと推測され、独立派組織とCIAとの関係には憶測は成り立つとは思います。
しかし、チベットでの運動がダライ・ラマの肖像を掲げ、その復帰を願っている形をとっていても、今回の運動とCIAの関係は五輪ボイコットにも反対しているダライ・ラマとは別してみる必要があると考えます。

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チベットは??? (愚樵)
2008-04-06 16:07:55
中国政府の圧政には当然反対なんですが、でも、チベットのことについてはよくわからないことが多すぎます。ダライ・ラマの同様。宗教者としてのダライ・ラマには敬意を持っていますが、為政者としてはどうなのか? よくわからないのです。

ですので、この記事は大変参考になります。
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多少偏向していますけど (kaetzchen)
2008-04-06 23:28:28
NHKの語学講座でチベット語入門があるので,とりあえずその辺から情報を集めてはいかがでしょうか?

ちなみに中国政府の圧政と言われますが,映画「靖国」に対する稲田議員の検閲行動は「自民党政府による圧政」ではないのでしょうか?

私個人は機会があれば中国へ亡命したいといつも考えていますけどね.
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コメント有難う御座います (ブログ主)
2008-04-07 12:02:45
愚樵さん。
昔のチベットは政教一致の神権国家で63年前の日本に良く似た体制ですね。
戦前は天皇家も大地主だったが、ダライラマはそれ以上で現人神天皇と徳川将軍を併せたような聖と俗の最高権力者です。
為政者としては、一般住民を農奴として支配していた専制君主ですが、『宗教者としてのダライ・ラマには敬意を持つ』というのはどうでしょうか。?
今の日本人で、人間天皇には敬意や親近感を感じる人は多いでしょう。しかし、右翼の中でも、現人神天皇に宗教者としての敬意を持つ人が、居るとは到底思えませんね。
例えば、日本の仏教教団幹部の一人が、『自分は観音菩薩の生まれ変わりだ』といったら同思われるでしょうか。?
尊敬されるでしょうか。?そんな事はありません。周りの人に、ただの阿呆か、詐欺師、ペテン師と思われるだけでしょう。
翻ってダライラマはどうでしょうか。?
本当に自分が観音菩薩の生まれ変わりと考えているのなら、正気でないか、単なる阿呆ですよ。
それとも、思ってもいないで信者に信じ込ませているのなら詐欺師、ペテン師のたぐいで、どちらにしても信用に値する人物ではない。
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Unknown (Runner)
2008-04-09 00:18:49
左翼・リベラル系とされるところをいろいろ方々読んでまわってみたのですが、どうも、私やブログ主さんの姿勢は浮いているようです(^^;。とほほ。

やはり、予備情報のあるなしの違いは重要でしょうが、それ以外にも気付いた点があります。

・まず、チベット独立の是非と、今回の抗議行動の是非とが混同されている。
・また、民族自決権問題と人権問題とが混同されている。

それに、どうもみなさん右翼からの批判を意識し過ぎているように思います。
しかし、それが結果的には右翼の挑発に乗ってしまう形になっているように思えます。

そもそも、チベット側の問題点を隠したまま中国政府を批判するのはフェアじゃないです。
これでは、一連の中国批判キャンペーンに組み込まれてしまいますよ。
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コメント有難う御座います (ブログ主)
2008-04-09 09:28:28
Runnerさん。
右翼系とかマスコミから、有る程度浮いているのは当たり前なんですが、左翼護憲派の中で賛成者が少なすぎ。まさにとホホですね。
これは左翼護憲派の人でも、基本的な基礎知識の不足が原因です。
もっと好き嫌いせずに、色々な情報に触れて欲しい。自分に必要な(自分の好きな)情報だけが手に入るインターネットの普及による弊害でしょうか。?
みなさんの読書量が極端に落ちているようです。

今度のチベット問題は、北朝鮮問題と共通する教訓ですね。
左翼護憲派までがマスコミや右翼と同じ事を喋っているようでは、左翼に勝ち目は無い。
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私も完全に浮いてますよ(笑) (kaetzchen)
2008-04-09 10:18:43
Runner さん,お久しぶり.昨晩,四国の kojitaken さんからは「毛沢東主義者の極左」というありがたいレッテルを貼られてしまいました(笑) どっからそんな屁理屈が出てくるのか,読んでいて大笑いしました.結局,私も完全に「浮いている」ようです.

「光市事件」(実は「裁判員制度」批判)の記事を再掲載したら,誰にもトラックバックを飛ばしてないのに,なぜかランキングに入っていました(笑) ブログ主さんの言われる通り,いわゆる「左翼リベラル」派の人に「自分で集めた資料」が欠けていることが言えるんじゃないでしょうか.アクセスした人も単純に光市事件の「被告の人権」「被害者家族の人権」ばかりに洗脳されていて,この事件が「裁判員制度」に悪用されている本質を見抜けていないようです.(非公開の嫌がらせコメントによると)

もちろん右翼系やマスコミは勝手にマニュアルを垂れ流しているので論外ですけど(笑),「自分で調査する能力」は基本ですよ.私のブログ情報に外国から得たものが多いのはその典型(だから毛沢東主義と言われるのかな(笑) 毛唐の思想も入ってるんだけど).中国語の読み書きぐらい,日本人の最低限の教養でしょう.今からでも岩波文庫の四書五経を復習しなさいと言いたくなることが多いです.

>みなさんの読書量が極端に落ちているようです。

自分自身,本を書いて分かったのですけど,編集者は「売れるための本」を要求して,「難しいけど中身が詰まった本」を非常に敬遠します.だから読書量と言っても,コンビニなんかで売られてるマンガ化された政経本とか,あとは PHP とか文春とか新潮のような文字数制限のかかったハウツー本くらいしか読んでいないのではと思います.80年代くらいまでは新書本というと原稿用紙400枚程度が普通だったのですが,今ではその半分未満でしょうね.ブログ主さんもコンビニなどで「少年ジャンプ」を見てみて下さい.活字の少なさとポイント数の多さに驚きます.それさえも,最近のガキは読まない(笑)
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僧侶も姦通を犯す (kaetzchen)
2008-04-09 10:50:43
ssさん,はじめまして.

>ダライ・ラマはあらゆる所で「自分は一介の僧侶に過ぎない。特別な力はない。」と繰り返し述べています。

それは彼の発言であって,客観的事実ではありませんよ(笑) 彼は政治家として,世界各国を米国の資金によって飛び回っている事実があります.

似た例として,今週号の「アエラ」をお読みになりましたか.私も一人のクリスチャンとして非常に恥ずかしいのですけど,プロテスタント教会の牧師の何人かがカリスマ的権力を行使して,信者の娘を強姦するという事件を起こしました.もともと姦淫を禁じているカトリックではこのような事件は起こりにくいのですけど,カトリックの坊さんが妾を囲ったりしたため,カトリック教会の要職にあったルターが起こしたのが有名な宗教改革で,宗教者の姦淫(結婚)を認めた訳です.

ところがプロテスタント教会の欠点として様々な派閥に別れやすく,神懸かりつまりカルト化しやすい性質があります.日本でも私の教会で使っている「新共同訳」というカトリックと共通の聖書と,福音教会というアメリカ共和党寄りの保守的なプロテスタント教会が使っている「新改約」の2種類の聖書が流通しています.私から見れば後者は明らかにカルトなのですが,日本基督教団での政治的権力は後者が握っているために,先日も神奈川県の牧師が信者でない者にパンと葡萄ジュースを与えたと言って馘にしろという暴言を教団議長が吐いたことで,牧師を支える署名活動なんかをしたりしました.

韓国も日本が引き揚げた後,宗教的に抜け殻の状態になって,占領軍によりまずカトリックが浸透しました.現在でも韓国の宗教は半数以上がカトリックです.ところが,米国から来たプロテスタント教会の一部に,やはりカルトが出て来たんですね.統一協会がその典型例です.学生時代に統一協会対策マニュアル本を書いて,先生方からあいつらに関わると出世できなくなるぞと脅されたことも…….結局,拉致事件まで起こし,政治の裏舞台で暗躍するところはダライ・ラマ14世と似たようなものです.もっと,バチカンの教皇のように堂々としていれば良いのですが,自らの財政基盤がないため,結局米国に操られているだけ.みじめな僧侶は姦通をも犯す.
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ssさんへの返信 (特命希望)
2008-04-09 23:00:36
はじめまして、特命希望と申します。

>ssさん
>ダライ・ラマはあらゆる所で「自分は一介の僧侶に過ぎない。特別な力はない。」と繰り返し述べています。
しかし周りの人は彼の人的吸引力に引き込まれてしまうのです。

僕もそれは新聞や本で目にしていますが、彼本心からの言葉なのかは疑わしいですね
あなたの投稿を見た限り、自分は観音様の生まれ変わりで、前世は片っ端から活仏だったという建前を否定するにはいたっていないでしょう?
たとえばこの「ダライ・ラマ訪問記」でもこう述べています。

茉 莉 :ダラムサラに来る前に私はチベット族の詩歌を読んだのですがなかでも六世ダライ・ラマ、ツァンヤン・ギャツォの詩歌はとても優美で、その詩のほとんどの部分でこまやかな愛情を詠いあげ、愛情と宗教の板ばさみになった矛盾を表現していました。愛情のために彼は“ダライ・ラマ”の称号さえも返上したいと思ったほどでしたが、あなたはこのご自分の前世をどのようにご覧になりますか?                 

ダライ・ラマ :六世ダライ・ラマ、ツァンヤン・ギャツォは出家してから後にまた自身の戒律を返上しました。こうすれば戒律に拘束されることはありません。彼は戒律に縛られたくなかったのです。それは彼の自由で、それでよかったのですよ!(二人とも大笑い)
宗教的生活というものは一般の人でも送れますし、また僧侶になってもできます。これはそれぞれ異なる選択ですが歩む道は同じです。みな一緒なのです。
http://www1.u-netsurf.ne.jp/~TIBET/cnd06.htm#cnd0301
(引用終わり)

本気で自分は生き仏ではないと答えるなら「本当に私の前世があなたの言うとおりだったら面白いんですがね」とでも答えるべきでした。
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レンさんへ (ねこ)
2008-04-10 00:15:30
>今回の件で中国政府の肩を持つような方は信じられないです、はい。

どちらの肩を持つ必要はないと考えますが・・。ただ、表面上の現象と、実際に起きていることは違う、かもしれない。

私は「ローカリスト」なので、相対的なグローバル(広域政権)とローカルが対立したときは、ローカルのほうに肩入れします。そういうわけで、チベット住民が独立を選択するなら支持します。
同じ理由で沖縄住民が独立を選択するなら、それも支持します。日本人という当事者なので、さすがに「しぶしぶ支持」ですが・・。

独立運動は「国際政治のおもちゃ」にされる厄介な代物です。独立運動の背後の政治的な暗躍について、警戒・警告は必要でしょう。
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人工的な騒動としてのチベット騒動 (ねこ)
2008-04-10 00:44:31
チベット騒動が国際政治の道具として人工的に引き起こされた、と多くのブログで疑いが持たれています。その黒幕として、米国政府(CIA)説、国際金融資本説、中には中国軍部説といろいろあります。

中国政府と米国政府が何らかの理由で関係が決裂し、中国政府が米国政府に「懲らしめられている」のではないか、と推測してみたりします。
私自身は情報を持ってなく、考察力もあまりないので、断言はできませんが。
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