称名じじと嫁さんの譲渡ネコと快適マンションライフ

富山県でも増えてきたペットOKのマンションで、ネコと過ごす毎日や工夫を書きます

7月20日(土) 立山縦走~雷鳥のお母さんとオコジョの戦い

2013-07-20 16:19:36 | 山登り

週末の天気予報がどんどんと良くなって、降水確率が10%になった。

朝6時に嫁はんを連れて立山駅に行ったら、東京のMさんが座っていた。

6:40 立山ケーブル始発に乗った。

6:50 美女平で高原バスに乗り換えた。

室堂まではずっと快晴で、富山市内がきれいに見えた。

窓から見える大日岳はすっかり雪が消えて、全て夏道になったようだ。




8:45 室堂バスターミナルに到着。
遊歩道を雷鳥沢に向かった。
途中で見た雷鳥坂は、下の方は少し雪渓を歩くようだ。



8:25 雷鳥沢のテント場まできた。
夏休み前だからか、テントはまばら。。



これから登る雷鳥坂を見ていたら、先に行ったMさんが雪渓を登っていた。



じじと嫁はんも雷鳥坂を登り始めたが、雪渓が軟らかく、ズルズルと滑って体力を奪われる。
なかなか体が付いていかず、スローペース。

夏道に出たところで、じじも嫁はんもすっかり息切れ。
「暑いのじゃないか」と、一枚脱いで、半そでになったら、だいぶん楽になった。
長袖のまま登っていたら、熱中症になったかもしれないな。

雷鳥坂を半分登ったあたりで、登山道の真ん中を、かわいい雷鳥の子供が走って行った。
人間で言えば、保育園年少さんくらいか。



お母さんはどこ?、と探したら、なんと、じじ達の足下にいるじゃないか。
いつもなら2メートルほどに近づくと逃げるものだが、このお母さんは1メートルまで迫っても逃げる様子はない。



お母さんはおとりになって、子供達に「逃げろ」と指示をしていたのかもしれないな。

じじたちが通り過ぎたら、お母さんはヤブに入って、鳴き声で子供達を集めていた。


そこからしばらく歩くと、別の雷鳥のお母さんが、首のあたりの毛を逆立てて、
「ギー」とか「シー」という大きな鳴き声を上げていた。



何を興奮しているんだろう?。と見ていたら、
こんどは嫁はんが、「オコジョだ!、オコジョだ!」と、大きな声を出した。



 オコジョは、ネコ目(食肉目)イタチ科に属する動物である。
 気性が荒く、ノネズミなどを食べる他、自分の体よりも大きいノウサギや
 ライチョウを捕食することがある(人間を襲うかどうかは不明)。


オコジョは、岩から出たり、隠れたりしている。

どうやら、雷鳥のお母さんは、オコジョを威嚇していたのだが、
オコジョのほうは、じじと嫁はんが怖くて逃げられなかったようだ。

しばらく見ていたら、オコジョは嫁はんの横を走り抜けて逃げた。

10:00 剱御前小舎に到着。
10分ほど休憩して、別山に向かう。

別山手前から見た、剱岳。
いつ見てもきれいだ。
この梅雨時に、雲がない剱岳を見られてラッキーだ。



チェーンソーの音が聞こえた。
何をしているのだろうと見ると、4人の人が雪渓に登山道を切っている。



すれ違った人が、「富士山がきれいに見えているよ」と教えてくれた。

少しピッチを上げて
10:50 別山に着くと、雲海のかなたに富士山が頭を出していた。



休憩せずに、そのまま真砂へ向かう。

12:00真砂岳で休憩。
嫁はんは、ヨウカンを食べた。
甘さも塩気も適度にあって、疲れた体に美味しい。

12:10 真砂を出発。富士の折立の坂を登る。
「え~、こんな坂を登るの~」、と嫁はん。



「標高差は200メートル。雷鳥坂のわずか3分の1だよ。」

途中、何度か足を止めて、息を整えて、登り切った。

13:00 大汝休憩所に到着。
この写真には、撮影用に置いてある物がある。。




来年6月に封切りする映画、「春を背負って」の撮影が行われているが、今日はお休みだった。

写真の、エントツとたきぎは、昨年はなかった。

「錆と油のくず鉄日記」さんのブログによると、撮影用のエントツだそうだ。


大汝から見える、黒部ダム。美しい色をしている。



大汝から5分ほどで、雄山山頂にある、神社や社務所が見えてきた。



13:30 雄山山頂に到着。



少し休憩して。下山を始めたが・・・



山頂からすっと列ができて、なかなか進まない。
ところが、100メートル下にある三の越には、人はまばら。。
小学生の列にはまってしまったようだ。

途中で、イスを背負った人が上がって来た。



大汝での映画の撮影に使うそうだ。
誰かが「イスを背負って」と言ったら、ウケていた。(笑)

一の越まで、いつもより30分ほど多くかけて下りた。

一の越から室堂荘までの登山道は、まだ何カ所も、雪渓が残っている。



ツボ足で充分な、柔らかな雪だが、ズックや靴を履いた人は、尻餅をつく人がいた。

15:40 室堂バスターミナルに到着。
嫁はんはかなりくたびれたようですが、笑顔です。
よく歩きました。



振り返って、今日歩いた稜線を見る。



15:55 臨時便の高原バスに乗った。

下界は雲が出てきたようで、雲海がわき上がってきた。



あ~、楽しい一日になった。

コメント (8)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 7月17日(水) 10段重... | トップ | 7月31日(水) ビールは... »
最新の画像もっと見る

8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
羨まし~いです! (ヨー)
2013-07-21 22:31:10
先日、何とか八郎坂を制覇しました (笑)
私の様に 超、ド貧足では ジジ様のような縦走は 私の憧れのコースではありますが夢のコースです。
なんとも羨ましい限りです・・・
最近は、雷鳥平から室堂乗越を経て奥大日岳方面に行ってみようかなと無謀にも考えています。まだまだ雪が残っているようですね。
一応、簡易アイゼンは持っているのですが 使用は未体験です (~_~;) 時間と体力でバックしてくるつもりではありますが・・・   何しろ ド素人なもので・・・
晴れた日に挑戦?!
返信する
写真拝借? (oku)
2013-07-21 23:37:20
いいですね~縦走!
オコジョの写真見事ですね!
差し支えなければオコジョと剱岳の写真、独り言に使わせていただいてもいいですか?
来週あたり大日岳に行きたいです!

返信する
>羨まし~いです! (称名じじ)
2013-07-22 07:36:38
ヨーさん、おはようございます。

昨日の写真を見たら、雷鳥沢から室堂乗越まで、雪渓にトレースが付いていました。
何人もの人が登られているようです。
来週にはもっと雪渓が消えるので、登りやすくなるかもしれません。

嫁はんを最初に連れて行ったのが、八郎坂なのですが、
あそこはずいぶんきつかった、と申しております。
室堂→奥大日のほうは、「もう着いたの?}と言ってましたから、八郎よりは楽だったようですよ。

土曜日はかなり焼けましたから、日焼け対策は充分に!。
返信する
>写真拝借? (称名じじ)
2013-07-22 07:42:26
okuさん、おはようございます。
写真、どうぞお使い下さい。

生でオコジョを見たのは初めてだったので、感動しました。

今年は足が出来上がっていなくて、日曜日は疲れて山はお休みしました。
次の週末は足の具合と天気次第ですが、大日へ行ってみようと思います。
返信する
ライチョウ見たいなぁ~。 (鍛冶屋QP)
2013-07-24 11:21:01
ご無沙汰してます^^私も立山で生オコジョ見ましたwでもカメラを構える暇もなく岩陰に(泣)

やっぱ立山は良いですね^^
返信する
>ライチョウ見たいなぁ~。 (称名じじ)
2013-07-25 07:37:30
鍛冶屋QPさん、おはようございます。

オコジョくんは、雷鳥のお母さんと嫁はんに挟み撃ちにされて(笑)、
岩の影でちょろtyろしていてくれたので、写真を撮ることができました。

また富山に来て下さいね。
この夏は、木曽御岳にのぼってみたいです。

返信する
わお!!! (みやび)
2013-09-07 02:46:54
おこじょいいですね!!!
室堂に住んでいましたが、三度しか見た事がありません。
そしてあんなにかわゆい写真を撮れた事がありません!
素晴らしいですね(≧∇≦)
そして奥様やはり、若いし!可愛いし!
返信する
>わお!!! (称名じじ)
2013-09-07 14:27:09
みやびさん、こんにちは。
「室堂に住んでいた」と書けるのはすごいなぁ。。

初めて見た生おこじょを、アップで撮って、ビギナーズラックでした。

さっき、写真を実家の母に見せたら「うちの近所にもいる」って。
え、え、え?。。
実家は海のほうなので、イタチのことらしいです。(爆)

>奥様やはり、若いし!可愛いし!
ありがとうございます。
嫁はんは、カメラ写りが良いだけ、と言っております。(汗)
返信する

コメントを投稿

山登り」カテゴリの最新記事