東北自動車道の「羽生パーキングエリア」と「田舎教師」の地へ
久しぶりに行ってみました。
「羽生パーキングエリア」上り線は、「鬼平犯科帳」に出てくる
江戸の街並みを再現した「鬼平江戸処」になっています。
下り線は、おしゃれな感じの施設「Pasar(パサール)羽生」です。
★☆★☆★☆
江戸の雰囲気を伝えています。
「定書」
近くには栗橋関所がありました。。。
サザンカがよく咲いていました。
紅葉も見る事が出来ました。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
「田舎教師」の銅像
羽生PAから、300m位の所にある「田舎教師」の銅像
田山花袋の代表小説「田舎教師」。。。
小林秀三が書き残した日記をもとに、田山花袋が取材を行って、
書き上げた小説です。
足利市に生まれ、足利の大火で熊谷に移り、忍町(行田市)へ
転居しました。
★☆★☆★☆
「田舎教師」
主人公・林清三は熊谷の中学校を卒業し、家が貧しく進学で
きずに弥勒高等尋常小学校の代用教員となる。
友人と「行田文学」を発行するが4号で廃刊となる。
平凡な教師として田舎に埋もれたくない思いで、上野の音楽
学校を受験するが失敗する。
夢が一つ一つ閉ざされていくが、田舎での教師の価値に目覚
め、生徒たちとの生活を送ることに決意をするが、病気によ
り、21歳の若さでこの世を去る。
「四里の道は長かった。その間に青縞の市の立つ羽生の町が
あった・・・」
今も愛される「田舎教師」です。
銅像から、近いところにある「円照寺」です。
水仙が少し咲いていました。
過去にも訪れた事がありますが、お種さんの資料館があります。
お種さんは、小川屋の娘・小川ネンさんがモデルになっていて学
校に食事を届けています。
「田舎教師遺跡巡礼の旅」として、川端康成、片岡鐵兵などの3
名の作家が、熊谷・行田・羽生を巡ったという写真や資料も残さ
れています。
小林秀三は肺結核のため、21歳の若さで亡くなり、一時期下宿
をしていた、羽生駅からすぐ近くの建福寺に眠っています。