人生晴れたり曇ったり

「辛酸を嘗めた私の闘病日記」2年半の闘病生活の峠を越え、その後の元気な日常を画像を加えながら不定期ですが書いています。

御親切なコメント

2019年03月14日 | 冊子(人生晴れたり曇ったり)

ようこそ

暖かい御親切なコメントを頂きました。お一人は地元の方だと思います。もう一人は神奈川県の男性です。

お二人ともご心配を掛けまして、申し訳ございません。ありがたく拝読させていただきました。地元の方のご指導で「いいねの欄しかなくて」といただきました。私はパソコンは苦手で気付くことも無く掲載して来ましたが、会社の人に聞いて修正したいと思いますので、しばらく時間を頂けると嬉しいです。しかし、人間ドックで要検査となったのは、大変でしたね。良い方に考えると、どんな検査結果になるか分かりませんが、大病なら早期発見で良かったかも知れませんねお大事になさってください。

また、神奈川県の男性は、私と同じ悪性胸膜中皮腫の大病をされ、平成28年には肺の全摘出手術を受けられ、寝たきりの状態が半年間も有ったとの事でしたが、回復され趣味の釣りにも出かけているとコメントを頂いていました。

先日は、定期検査の為に受診され、ペットCTなどの検査結果待ちとのコメントを頂きました。昨日は検査結果の説明を受けられたのか、今日はご丁寧に結果報告のコメントが届きました。拝読しますと、何と中皮腫の再発ばかりでなく、大腸にも転移し大腸がんとの診断を受けられたようです。

私も一昨日の定期健診で、新たに胆嚢ガンの告知を受けて、これで膀胱、前立腺、中皮腫に続き胆嚢ガンで4箇所目のガン告知となりました。僅か4年間で4回のガン告知です。毎年ガンの告知を受けているようなものですね。18日の月曜日に今後の治療の相談の為に受診する事になっていますが、どうなることやら・・・・・

これだけガンの告知や手術、抗がん剤治療を受けると、人間慣れてきて大きな動揺や不安は、初めての告知の時に比べて、一割ほどの不安に収まっています。落ち込んでいる事も有りません。今日もいつも通り仕事にもついています。

多少の知識も必要かなと思い、パソコンで調べていますが、女優の川島なお美さんや俳優の渡瀬恒彦さんが、この胆嚢ガンで亡くなっていた事を知りました。

ガンの治療は、自分の努力だけではどうする事も出来ません。せめて選択肢を問われた時に対応できるようにと勉強している所です。今現在では、これまでと変わった事はありませんが、少し体重が減りましたが、元々細身の身体でしたので、動くには丁度良いくらいですが、10キロ以上痩せました。私は身長が173センチで73キロでしたが62キロまでになりました。良い事か悪い事は分かりませが・・・・

これから手術による治療が始まりますが、「小の虫を殺して大の虫を助ける」がごとく、こうなったらどんな臓器でも悪い所は取り除き、必ず復帰したいと思っています。

とは強がりを言っても、不安が無い訳では無いが、周りの人にも迷惑を掛けるので、至って冷静を装っています。落ち込んでいては、家族も沈んでしまいます。しかし、「背水の陣」の心境でもありません。

来月4月には、兵庫医科大学病院で、3カ月に一度の中皮腫の定期検査も待っています。受診する事が出来るかどうか分かりませんが、18日には方向は示されると思いますので、悪く考えずに穏やかに過ごしたいと思っています。同業者の皆さん、共に頑張りましょう。

では又ね

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またしても災難

2019年03月13日 | 冊子(人生晴れたり曇ったり)

ようこそ

昨日3月12日は、半年ぶりの定期検査が、豊岡病院の泌尿器科で行った。最近は体調に異変を感じる事も無く、穏やかな日々を送っていた。

何時もの様に8時に会社に出勤して、8時30分からは当日の給食弁当の事務作業に当たっていた。10時の診察予定だったので、9時30分に事務作業を終えて豊岡病院へと向かった。相変わらず駐車場は満車で空スペースを探すのも一苦労であるが、そこは慣れたもの。目星をつけていた場所に向かうと幸い空いていて、比較的スムーズに駐車する事が出来た。

受付を済ませてから指示通りにCT検査に向かった。最初の膀胱がんと前立腺がんの手術から、昨年の3月で3年が経過していた。その間の定期検査は3カ月に1度であったが、それ以降は半年に1度の定期検査になり、昨日が半年検査の2回目である。

一方の兵庫医科大学病院での悪性胸膜中皮腫の手術からは、まだ2年数か月で最終の抗がん剤治療からは1年半ほどしか経過していないので、現在も3カ月に一度は兵庫医科大に通院している。勿論これまでの定期健診で疑いを持たれた事は無く、順調に回復しているとの診断結果を貰っていた。豊岡病院での検査結果も同じくだ。

豊岡病院での腹部のCT検査は一年ぶりで、主治医の先生から進められて、久しぶりに受けた次第である。順番を待つこと数十分。ついに名前を呼ばれて、検査室に誘導されたのだが、何時もの検査室と違う検査室に案内された。意味があったのか無かったのかは不明であるが、患者は私一人で少しおかしいなとは思っていたが、検査自体は何時もの検査で意味は無かったのかも知れない。

その後、尿検査の為に中央治療室に向かい、検尿検査の準備をした。私の場合は、ストーマと言う人口膀胱を付けている為に、自分の意志とは無関係にストーマの栓を抜くだけで排尿できる。便利なのか何なのか分からないが、排尿に困る事は無い。

兵庫医大は、西宮と言う事もあり、妻と二人で出かけるが、豊岡病院は会社から車で5分の所にあり、最近は一人で出かけている。自分自身も家族も会社の人も、何時もの様に何事も無かったかのように送り出してくれる。

そして、診察室へと向かったのだが、待機していると看護師さんから、「本日は込み合っていて予定の診察が大幅に遅れています。」とのアナウンスがあり、「これは待ち時間が長いぞ」と思い、長時間の待合を覚悟した。ところが比較的早くに名前が呼ばれて診察室に入ったが、何となく何時もの穏やかに主治医の先生とは様子が違う事を直感したが、これまでの何十回となる定期健診では異常がなく、今回もそれほど気にしていた訳では無かったのだが・・・・・・

一通りの挨拶を済ませると、CT検査の画像の説明が始まった。何と新たに「胆嚢ガンが見つかった」と言う事である。穏やかに日々を送り、仕事も精力的にこなしていただけに、思いもよらない診断結果に画像を疑ってしまった。確かに説明通りに腫瘍が見て取れる。「何という事だ」「一難去ってまた一難」とはこのことである。ガンと言う病は、「忘れた頃に転移や再発がある」とは聞いていたが、これだけ順調に回復していたので、「まさか自分も」の心境である。

数年前に女優の川島なお美さんが53歳で亡くなったのが、この胆嚢ガンである。怖い怖いその後の説明では、「膀胱がんや前立腺がんでの転移は考えにくく、転移だとすると中皮腫からか、単独の新しいガンの可能性が高いと思います」との事。その時に頭を過ったのが、兵庫医科大の主治医の先生からの術後の当時の説明で、一部取り残した腫瘍が有りますが・・・・」である。

いずれにしても泌尿器科の先生なので、「兵庫医科大とも相談して、場合によっては生体検査を行い、今後の治療の相談をしましょう」との事であった。私は出来る事なら「地元の豊岡病院での手術を希望します」とは伝えたが、中皮腫からの転移であれば、兵庫医科大でも仕方がないと思っている

初めてのガン手術から丁度4年目の災難である。早速、一週間後の来週3月18日に相談日が決まり、今後の治療方針が示されるのでは・・・・・腹腔鏡手術になる可能性が高そうな説明でもあったが、まだ、決まった訳では無い。

この4年間の闘病生活で4度の手術と8度の抗がん剤治療を受け、生死を彷徨う辛い苦しみも体験しているので、今回の検査結果に動揺する事は無いが、「またか」との思いである。

病院を後に車に戻り、妻や子供達、兄弟、会社の幹部に検査結果をラインで伝えた。面白いのは店長からの返信で、「冗談でしょう。早く帰ってきてください。次の仕事が待っています」「冗談では無く本当です」と返して帰社すると、私の仕事が無くなっていた。

弟のユラクの副社長や兄の会長も心配して、会社に見舞いに来てくれた。まだ、何も決まっていないので私は何時もの仕事を今日も淡々とこなしている。入院も手術も死の恐怖も少しは慣れて来た様に思う。自分でも落ち込むことも無く、普段と変わりない心境である。

19時に帰宅すると妻の様子がいつもと違う。心配して気遣ってくれる様子が、手に取るように分かるが、そこまで大袈裟にしてくれなくても・・・・・結果が出ていないので、義母には話す事は先送りにすることにした。

18日までに少し時間も有るので、パソコンで胆嚢ガンを勉強して、治療の説明が理解しやすい様にしなくてはならないが、浅はかな自分の知恵を振りかざさずに、基本的には主治医の先生の方針に沿って治療を受けたいと思っている。代替え治療や先進医療など数多くの情報が埋もれているが、私には選択できる知識や能力が無いので、標準治療を中心に主治医の先生に任せるつもりだ。

それにしも、膀胱ガンに始まり、前立腺ガン、悪性胸膜中皮腫、胆嚢ガンと4箇所目のガン治療となる。そう考えると、家族や親せき、社員などでは無く、慣れている私で良かったと思っている。人間は慣れると恐怖心や不安も大違い少ない。ほとんど平常心に近い心境である。

また、乗り越えなければならない壁が出来てしまったが、主治医を信頼して頑張るしかない。

 

では又ね

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悲しい事が・・・

2019年03月10日 | 冊子(人生晴れたり曇ったり)

ようこそ

昨日は、昨年の12月にコメントを頂いた、神奈川県の方からコメントを頂いた。私と同じ悪性胸膜中皮腫の大病で、肺を全摘出されたとの事でした。

私も最初の診断で、肺の全摘出手術を進められましたが、それまでに既に膀胱がんと前立腺がんの全摘出手術を受けていて、検査の為の手術も含めると3回の手術を行っていました。苦しさや辛さも有って、この手術は受けないことを夫婦で話し合い、生きる事を諦めましたが、新たに胸膜を剥がすと言う新しい手術方法を提案され、それならばと受け入れ手術を行いました。

この手術方法の最大のメリットは、肺が温存出来る事ですが、過去の実績が少なく正確なデーターが存在しない事でしたが、一度はあきらめた命でしたので、この方法での手術をお願いしました。一部取り残した腫瘍が有りますので、再発の危険は全摘出手術より高いかも知れません。

来月4月3日に兵庫医科大学病院で3か月検診を受ける予定になっています。私はあなた様より8歳年下だと思いますが、いずれにしても怖い病です。

この度の貴方様の検査での再発を心配されている様子が、手に取るように理解できます。私も術後の1年目にCT検査やMRI検査、ペットCT検査を受けました。ある程度の期間でこれらの検査をする事も考えられます。私もオプチーボの治療方法は主治医の先生から話が有りましたが、術後4回の抗がん剤治療は受けましたが、今は穏やかに日々を過ごしています。

集団検診でCT検査やMRI検査を行わないのは、レントゲンに比べて、自己負担や健康保険の負担が大き為とも聞きました。集団検診は、疑わしい人を見つけるための初歩的な検診だそうです。

検査結果を案じていらっしゃるとの事で、今は大変孤独感に襲われていらっしゃる事と思います。保険適応になったとはいえ、新しい治療方法は高額な治療費も発生しますが、自ら希望を伝える事は大切な治療への第一歩だと思います。

検査結果によってですが、私ならオプチーボの治療をお願いすると思います。年下の私が言うのもおこがましいのですが、標準治療の最先端の治療を受けられたらいかがでしょう。自分の身体は自分が守ってやらないと守れません。もちろん自己責任を承知の上でですが・・・・・

良い検査結果の報告を祈っています。私も少し怖くなってきました。お互いに頑張りましょう。

もう少しで春もやってきて、暖かくなり釣りにも最適な季節になります。また、楽しまれる事を望んでいます。

では又ね

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穏やかな日々

2019年03月07日 | 冊子(人生晴れたり曇ったり)

ようこそ

久しぶりに更新します。

手術の後遺症は残ったものの、最初のガン告知の大病から早4年が経過した。今では当時の闘病生活を忘れるくらいに日々元気に穏やかな生活を送っている。

日々の生活で特に不便を感じる事も少なく、健常者と変わりなく仕事もこなしているが、最近は年のせいか後遺症なのか分からなくなってきましたので、もう少し薬を減らしてみようかとも考えています。

私の同居している義母も86歳だが、軽い脳梗塞が見つかり一時は歩くことも出来ずの状態が、半月ほど続き心配したが、今はすっかり元気になり自分の事は自分で出来るほどに回復した。難聴の障害を持っているが、読み書きが好きで新聞は全部読み、テレビも好きでイヤホンを耳に当て、ボリュームいっぱいで楽しんでいる。いつも口癖で「人に迷惑を掛けずに楽に死ねたら」と言うが、まだまだ元気だ。

多くの人が「健康寿命」を気にするようになった。今日はネットで、透析を中止し亡くなった女性の記事を見つけた。主治医との相談の結果らしいが、亡くなる前日には治療を継続したいとの意思表示をして、治療方法の選択が正しかったのか問われている。本人は亡くなっているので遺族である夫の意志によって、報道されたようだが、本当に辛い時には私も死にたいと思った事が何度かあったが、私の場合は余命を宣告された訳では無く、ただ苦しさや辛さから逃げ出したかっただけであるが、初めて死ぬより辛い事苦しい事がある事を知った。

彼女や主治医の治療の選択方法が正しいのかどうかは、私には分からないが、安楽死を肯定している人でも時として、現実の瞬間は悔やまれるものである。特にこの度の彼女は40代と言う若さで有るが故にも悔やまれて、看病する夫自身も自責の念に駆られたのではないだろうか。

私も60そこそこの母親を半年間、病室に寝泊まりして看病した経験があるが、余命の宣告通りに半年後に亡くしている。壮絶なガンとの闘病生活を共にして、夫である父親の延命治療の中止に素直にうなずいた。結果的には、家族の十分な看病を始め大勢の方のお見舞いに感謝し、早く楽にしてやりたいと思い、何の悔やみも無かった事を思い出す。

残された遺族の思いも、またそれぞれである。遺族とはそう言うものである。この思いは、あくまで私の体験した母親への思いである。24時間約170日間の個室病棟での付きっ切りの看病の体験からである。

文面を不快に思われた方が居れば、お詫びしますが、私の個人的な思いですので、ご容赦ください。

では又ね

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