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自転車

2014年06月12日 | 読んだ本
最近、じゃないけど、ここ数年自転車が人気らしいですね。
地元の駅前にもオシャレな自転車屋さんができました。

さっき、怒り新党の3大○○でもロードレースを取り上げていたし。

1月からやっているアニメ『弱虫ペダル』も自転車がテーマです。
マンガが原作で高校の自転車競技部を舞台に熱い青春の闘いが繰り広げられるという内容。

主人公は、ロードレース素人のアニメおたく少年。大好きな秋葉原に行くのに自転車で45kmの道のりを往復するのが習慣の超オタク。ちょっとしたきっかけで自転車競技部に入った彼の大活躍が見所です。

少年漫画のエッセンスがぎゅっと詰まった読み応えのある作品でおすすめです。
何者でもなかった者が何者かになっていくワクワク感。ライバルは努力を積み重ね今の実力を身につけた同級生。
その彼の前に、何も知らない、でも天性の秘めた力を持っている主人公が突然現れる。

少年漫画の王道です。でも、こういう筋書きのマンガはいっぱいあるけど『弱虫ペダル』は王道をいきつつもグイグイ読ませる力を持っています。ロードレースの勝負や技術のあれこれをわかりやすく物語に織り込みながら疾走感あふれるコマ割りで読み始めたら止まりません。
とくにゴール前数百メートルからがたまりません。

また、登場するキャラクターがそれぞれ個性的で大好き。その性格がレースを左右し話が転がっていくのも面白いです。ライバル校の主将に御堂筋くんという人が出てくるんですが、彼がまたいい。

通常の少年漫画でいくと、悪役のポジションです。だいたいの少年漫画の場合、圧倒的な悪役はとことんかっこ悪く、後で主人公側にもつく悪役はかっこよく書くのが王道です。かっこいい悪役というやつです。

御堂筋くんのポジションは主人公達が超えたくてなかなか超えられないライバルという位置づけなので圧倒的な悪や主人公の引き立て役ではありません。にも関わらずとことん怖く悪くそして決定的に気持ち悪く描かれます(外見も気持ち悪い、ほとんど妖怪)主人公にすりよるでもなく、ジャンプマンガにありがちなようにあとから分かり合って仲間になるような軟派なキャラには描かれません。でも彼には彼の信念があり、キャラ造形があれほど気持ち悪いのに最後のゴール前では、それも含めてちょっとかっこよく見えてきてしまうという不思議キャラです。

ということで気になった方はどうぞ↓↓

『弱虫ペダル』1話 ニコニコより1話だけはタダで見られます。
ただ面白くなるのは3話以降。1話は導入です。まあそれでも後半はおもしろいけど。

坂道くんのハイケイデンスクライム好き!!