A day in the life 

幸せは自分の心が決める
たえこのページ

英検準1級チャレンジ中

テルマ&ルイーズ

2015年03月28日 | 映画
結構、古い映画です。
男に抑圧されて、痛めつけられていた女性が、車で旅をするうちに解放されていく、見ていて気持ち良いはずの映画でした。
YAHOOのレビューでも高得点だし、とても、いい映画だと思います。

ただ、私はあんまり好きな映画ではありません。
なぜかというと、私は男性から抑圧されてないし、だから逃げることもできないから。



私の夫は別に押さえつけるような人じゃないし、男性に嫌がらせされたような経験も正直ない。
私は運が良かったのかも。
会社だって、実力さえあれば上にいける。
辞めようと思えばいつでも辞められるし。

私には私がやろうと思ってそれを実行する能力さえあれば、なんでもできる環境があります。映画の時代とは随分、社会全体の環境が変わってきたんじゃないかと思います。

抑圧に耐えるか、もしくは逃げるか壊すかすれば、結果がどうあれ解決した時代とはなにかが変わってしまったのかもしれません。



会社の幹部の女性比率や専業主婦の扶養控除の廃止の件もそうですが、女性の力を社会に活用するという流れ。

社員として働き、子供を産んで、育てながら上を目指せ。
っていうのが女性の目指すべき生き方という流れ。

なんでも、できる環境は整ってるんだから後は、頑張れと。
そうなると、やっぱり何もかも手に入れたくなる。

そうでなければ、逃げればいい。でも、その後に待ってるのは、抑圧からの解放なんて気持ちのいいものじゃなくて、出来なかった自分への後悔だけです。

だから、この映画のラストに共感は出来ませんでした。
本当は逃げたいのに逃げたくないと猫を被る自分が嫌になるから。

と、ぐちを言ってみたりして…。
まっきーさんごめんなさい!!