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『ガリーボーイ』 Gully Boy

2019年11月16日 | 映画
インド映画『ガリーボーイ』を見てきました。川崎チネチッタでの上映は終わってしまったので、109港北シネマズで見てきました。

インドのスラム街出身の主人公がラップで魂の叫びを歌い、自ら過酷な境遇を抜けだそうとするという話です。

ラップとか全然分からない私でも、主人公の歌には心打たれました。
自分自身の言いたいこととかを押し込めて、人の顔とか言ってる事ばかり気にして日々をやり過ごしている私の心を主人公の歌は少し解放してくれた気がします。

夏に同じようなテーマの映画でアーミル・カーンの『シークレット・スーパースター』が日本で公開されました。私も見たんですが、そこまでいいとは思わなかったんです。『ガリーボーイ』はあんなに感動したのに。
なんでかなーって考えてたんですが、やっぱり歌かなと思いました。
『シークレット・スーパースター』の歌は実際そんなにいい!と思わせる歌ではなかったです。後でまた聞きたいなとは思いませんでした。アーミル・カーンもちょっと邪魔でした。彼の映画は時々、説教臭い気がするので。(『ラガーン』はそんなことなかったのに)
『ガリーボーイ』の歌は実在のラップ歌手の歌だということなので、やっぱり心に響く本物の歌だからあんなに感動したのかしら。



同じような映画でもう一本思い出したのが、私の好きな映画、イギリスの『リトル・ダンサー』です。廃れた炭鉱の街の労働者の小さな息子がバレエと出会うという話でした。彼は自分の思いを叫ぶ為にバレエを踊るんです。
考えたらなんだか似てるな。ラストシーンも。



何者でもないものが何者かになる話というのは、やっぱり人の心を掴むのでしょうか。

映画の中ではインドのスラムにある状況を敢えてそこまで悲惨な感じに強調はしていないので比較的見やすい映画かなと思います。


あと主演のランヴィール・シンがめっちゃかっこよくて素敵でした。恋人役のアーリアバットは『スチューデントオブザイヤー』の時から思ってたんですが、日本人が好きそうな顔だなーって思います。

なんか『ゴースト』の時のデミムーアを強気にした感じ。出てくるたびに画面に見入っちゃいます。かわいすぎて。

というわけで『ガリーボーイ』はおすすめ映画です。