封筒には寸志とあって中には手の切れそうな千円札が数枚、一時間弱のバイト料のようなものだ。調査の内容や企業名については一切口外してはならないという約束だから、ここだけの話にして欲しいのだが関西電力だ。
おかげで買い物ができる。
僕の欲しい物リスト
?ウルオス
?アラミスのオーデコロン
?香りのいい柔軟剤
?自分の名義の自転車
?普通の味のコーヒー
?夏物の肌着
と、色々とあるのだが、先ずはバナナと食パンを買った。それから納豆とキムチだ。卵と玉ねぎは迷ったあげく次回にした。
何だ何だ、リストとあまりにも違い過ぎだろ。
生活感を通り越して切迫感に満ちてないか?
ともう1人の自分が揶揄するが、理想と現実の間には適度な開きはあった方がいいのだ。
開きが大きいというのも問題ではあるが、満たされてない生活ってことは、少なくとも夢のある暮らしをしてるということだからね。