大府市議会議員 たかばとくこ の日々

2007年、政治の素人が議会に飛び込んでみました。

【23年12月議会】市民活動センター指定管理者の指定 反対しました

2011-12-15 18:51:15 | 議会
 今日は総務委員会と、終了後に議会広報委員会でした。


 総務委員会審査で、私は市民活動センターの指定管理者の指定に反対しました。委員会としては賛成多数可決だったんですが。
プロポーザル審査の結果優先交渉権者となった団体は申し分ないし、プロポーザル審査に不正があったわけでも評点におかしなところがあったわけでもない。けれど、10年後の大府の協働を考えたとき、私のまったくわがままな主観で、次点の団体に託してみてはどうかとの思いが拭いきれなかったので、反対しました。
 指定管理者の公募スケジュール、仕様書や採点項目・配点は、私の目には明らかに新規参入のハードル高く、これまでに管理を受託してきた団体に有利なものでした。それらを修正していたら、次点の団体が入れ替わっていたのか?は、わかりません。
 次点の団体は市内で福祉分野で長年活動してきたNPOでした。首位は市外の大手NPOさんでした。市内NPOは地域特性や人的資源が、市域にどう存在するかを良く知っています。一方、首位獲得したNPOさんは、全国規模で災害支援の活動をする一方、中間支援のノウハウを持っています。中間支援のノウハウは一朝一夕に身につくものではないと承知していますし、中間支援の実績を持つ団体を選んだ行政の考え方も大いに理解しています。しかし地域特性を良くわかっている市内NPOさんに、中間支援のノウハウを身につけてもらいたい、中間支援も地元視点で、地域密着NPOが中間支援をマスターしたら、この先の市民活動の広がりはさぞや・・・との希望をあきらめきれず、反対としました。

 指定管理公募の手続きや審査など一連が、新規参入が難しく多数が応募しやすいものとなっていない点は、委員会答弁の中に、今後見直さないといけない、との振り返りをしているそうで、そこはわずかに救われるところです。

 退庁間際、通りかかりを市民協働部次長に呼び止められ。
 議案に反対した議員に冷たい態度を取るどころか、「これからの市民活動支援は」との論議に花が咲きました。反対したことを気持ちのしこりにするのではなく、提案した市民協働部も反対した私も、どちらもこれからの協働を思って精一杯判断した結果、結論が割れてしまっただけで、こうありたい、こうなっていきたいとの思いは共有できていたからこそ、こういう話ができる。
 そんな充実感を持って帰宅しました。

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2 コメント

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爽やかな気分 (一気通貫)
2011-12-15 23:36:15
 反対された理由も爽やか。
 また、最後の話、何だかホッとしました。
 その次長さん、一度お会いしたい気持ちです。
 
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議論 (章奴)
2011-12-16 04:35:11
いい次長さんですね~。
こういう職員は、大切にしましょう。
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