大府市議会議員 たかばとくこ の日々

2007年、政治の素人が議会に飛び込んでみました。

自治体議会政策学会 自治政策特別講座を受講

2015-01-30 23:59:35 | 政務活動費(政務調査費)

政務活動費を使わせていただいて、東京・両国にて自治体議会政策学会 第17期 「自治政策特別講座 自治体議会と財政課題―2015年度予算審議に臨む」を受講してきました。→プログラム詳細
前日から雪で大荒れの天候が警戒されており、名古屋を出る時は横浜周辺の雪の影響で新幹線が少し遅れていましたが、両国に降り立ってみたら雨でした。駅から会場まで歩いていると、朝のうちは積雪だったんだろう、雨に打たれてシャーベット状になった名残が、歩道の端や建物の陰にありました。

受講しながらのメモは、リアルタイムでツイッターに書き込みました。それにいただいたコメントと、コメントへの返信をまとめましたので、受講メモはこちらをご覧ください→1日目まとめ

2日目も受講したいプログラムでしたが、神田児童老人福祉センター北崎分館の竣工式が予定されているため、後ろ髪を引かれながら帰路につきました。時間の許す限り、講師の先生と直接お話したりなどしながら。

 

 


政務活動費の報告書。

2014-10-03 21:58:55 | 政務活動費(政務調査費)

公式ホームページリニューアルしてます。よかったらお立ち寄りください。
こちら→たかばとくこのホームページ

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大府市議会では、政務活動費を使っての出張視察や、講座の参加について、事前の申請と事後の報告、報告書には領収証添付が義務づけられています。
一回の講座参加で、こんな感じになります。
政務活動費は年額18万円です。

報告書の写し「ホワイトボードミーティング トレーナー養成講座 参加報告」は、Faceboookページに公開しました。
興味のある方はお立ち寄りくださいまし。

当日のリアルタイム写真投稿はTwilogでどうぞ。


議会事務局研究会 第2回シンポジウム報告 その4(まとめ)

2012-06-27 21:13:03 | 政務活動費(政務調査費)
その3の続きです。
ここまでの報告を踏まえて、私の感じたこと考えたこととして総括しています。

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 奥山氏の事例報告で印象的だった点は「あなた(議会事務局職員)の存在価値=議会の存在価値×自分が議会の最大の理解者・貴重な存在であること」である。議会改革は議員の意欲や議員個々の調査研究だけで進めることはできない。事務局が調査・情報収集し議員の意欲や議論に応じて調査資料を提供するという実務のサポートを得て議員が議会改革を進める。そうして住民から議会への信頼・期待が高まる=議会の存在価値が高まると、その理解者でありサポートスタッフでありパートナーである事務局の価値は高まる。事例報告をお聞きしたことで、議会改革を進めることによる果実にまたひとつ気付かされたと感じた。議会の仕事ぶりが事務局職員の意欲につながるとの報告に、さらに議会改革に意欲的に取り組んでいきたいと考えた。
 片山氏の基調講演はいずれも議会改革・地方制度改革の中でほうぼうでお聴きしてきたことのまとめでもあった。しかし、地方政治のリーダーとしてだけでなく、大臣として国の中枢を担った経験でその意義は増している。行政が手をつけていない分野で住民の立場からの立法は、名古屋市会のがん条例や、各地の自殺予防条例など先進議会では取り組みが進んでいることは承知している。大学と議会の連携についても、先進的ではあるがだんだん取り組む議会が増えている印象がある。大府市でもいずれもぜひ取り組みたいが、まずはその段階まで議会・議員が力をつける必要がある。公聴会・参考人としての市民参加については、実現可能であるが、「結論ありきでない人」「立場が明確でない人」すなわち、多様な意見を聴き取ると理解したうえで、たとえば賛否が割れる案件は両方の立場の論者を招くとか、思想や判断を加えず事実や研究結果のみを述べていただく方など、「どの属性から」招くのか、なんのために招くのか、を整理したうえで進めないと、議会としてよい経験にはならない可能性も想定される。
 パネルディスカッションはいずれも興味深いテーマで、質疑応答では自分もお尋ねしたいと思う内容がやりとりされていた。福岡市職員の吉村氏のおっしゃることは実務経験のある立場から説得力があり、三谷氏は議会改革を進めてきた議会人として説得力がある。
 法制については、(当市議会の)2回の議員提案条例作りで議員も事務局も向上してきたとは思うが、大府市議会の事務局体制はお聞きする事例に比べ相当に人数が手薄で、調査機能や住民とのコーディネート機能などを求めるには、実務対応以上の人員が確保されておらず難しい現状にあると考える。大府市議会事務局の現状を理解したうえで、しかし理想やあるべき姿は念頭におき、議員としてまず自らが働くことで、議会の評価を上げ事務局の意欲向上につなげていきたい。
 乱雑な報告であるが、今回の報告をぜひ当事務局職員のみなさんにもご覧いただけたら幸いである。さらに、職員個々が、自身の担当事務を、他自治体の同業者と積極的に交換していくことは、課題の発見や課題解決の糸口をつかむために非常に有効であるので、ぜひ議会事務局研究会に参加する職員が、当市から現れることを期待したい。
 議会事務局研究会HP
 議会事務局研究会メーリングリストの参加案内を別添する。

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 以上、報告書転載はこれで終わりです。こうしてコピペでアップするなら、もうちょっと推敲すればよかった・・・

ブログ版ならではの補足を少し。
 国会図書館が議会図書室の国バージョンだということは、このシンポジウムに参加するまで考えていなかったことで、いわれてみれば当然そのはずのことで。閉会後、個別に国会図書館職員の方から実務のお話を聞いて目からウロコでもあり、公立図書館を政策づくりに活用すること、議会の調査機能を公立図書館のレファレンスで補うという発想は興味深く、いずれ自分が実践できたら、とも思いました。

議会事務局研究会 第2回シンポジウム報告 その3

2012-06-26 21:04:46 | 政務活動費(政務調査費)
その2の続きです。
レジュメに自分で書き込んだメモをレポートに起こしたもので、動画・音声などでそのメモの正誤を取ってはいないことをご了解のうえでお目通しください。

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パネルディスカッション「議会改革の処方箋~事務局の効用~」
パネラー;片山善博、三谷哲央(三重県議会議員)、寺田雅一(総務省自治行政局行政課地方議会企画官)、池渕佐知子(吹田市議会議員)、吉村慎一(福岡市職員)、駒林良則(立命館大学教授)の各氏

 これまでの会の研究と当日の話題を踏まえ、①通年議会②政策形成③住民との関係 の3つのテーマでディスカッションがされた。質疑応答も含め要点は以下。
通年議会
一事不再議はどう扱うか=法では定めていないので、各条例で定めるなど、各自できまりを設け運用されたし(寺田氏)
地方議会で文書質問を導入する三重県議会の詳細について=設定のきっかけは少数会派の質問機会の拡充、緊急質問に対応するため。執行部負担もあるので、一人年4回までとした(三谷氏)
執行部負担増では=執行部がいなければ議会が開けないわけではないので、必要に応じて呼べばよい(片山)議会費がかかる部分は、視察を抑える、資料の簡素化などで対応した(三谷氏)議事機関である以上、議員の討議がキモである(吉村氏)
政策形成
吹田市議会は議員36名に対し事務局18名。常任委員会でテーマを決めて勉強会を継続して取り組むなどしている。議員個々の情報ストックを共有することも有効(池淵氏)
会派を政策集団に。政務調査費のあり方を考える(三谷氏)
議会の政策形成とは、調査・討議・実施・評価のサイクル。少ない事務局員体制でこのサポートができるか、難しい。大学との連携も。執行部の法制力もそれほどではない。議会の強みを考え磨くことが大事(吉村氏)
(コーディネーター駒林氏:予算を伴う条例作りは難しく、理念条例しか作れないと言われるがどうか)
作る過程で執行部とも議論をする。作りっぱなしにしないで検証する(三谷氏)
(国会図書館職員から質問:国会図書館でも地方議会図書室を支援すべく考え取り組んでいるが、現実には落差がある。浸透していかない。)
図書館の能力、効能をわかっていない。課題の端緒をつかむ場であり、知的に解決するためのツール。図書室の充実のほかに、議員が事務局調査担当に依頼する、事務局から自治体公立図書館にレファレンスを求める、という公立図書館活用法もある。向上に時間がかかるが、心ある議員が活用して評価されると、これはいい、もっと高めよう、となるのでは。(片山氏)
住民との関係
事務局のミッションとして、市民との架け橋、を掲げた。異論はあるが、自分はやはりそうだと思う。議会の中でチームを作る、自治体を超えた交換を行って。HP更新や中継システムの更新など、実務者としてできることはたくさんある。(吉村氏)
議会自ら議場から出て行くアウトリーチ(池淵氏)
広報・広聴改革が大切。多様な民意が反映される、適切に反映される議会とならねばならない(三谷氏)
一番大事なこと。多様な意見をバランスよく反映すること。できるだけ議論で、広く公開された場で決めること。市民によって議会はあるので、開かれた議会は当然のことで、ぜひ市民が参加する議会へ。事務局に対しては、事務局が住民の意見を聞くということがあって良い。事務局が住民意見を聞き、それを確実に議員に伝えるということも、役割だと考える(片山氏)

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その4に続く。次回でまとめます。

議会事務局研究会 第2回シンポジウム報告 その2

2012-06-25 20:55:01 | 政務活動費(政務調査費)
その1の続きです。
レジュメに自分で書き込んだメモをレポートに起こしたもので、動画・音声などでそのメモの正誤を取ってはいないことをご了解のうえでお目通しください。

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基調講演「議会改革を診る~議会の変容と議会事務局」
慶応義塾大学法学部教授・前総務大臣 片山善博 氏

 地方分権・地域主権改革で補助金の一括交付金化、国の関与の縮減は、すなわち地方の責任、議会の責任が拡大したということ。住民自治の拡大に向けた動きのなか、地方議会の議決責任だけでなく、政策立案力も高めねばならない。その議会が持つ大きな役割「立法機能」「チェック機能」の強化が必要として①立法②調査研究機能③専門家の知見④公聴会・参考人質疑の項目でお話いただいた。

立法=条例づくりにおいては、執行部が手をつけていない分野で考えてはどうだろうか
調査研究機能=自分で何でもかんでもやろうとしない、事務局に調べてもらう、執行部の言うことは人としては信用してもチェックは疑ってかかる
専門家の知見=枠があるからと視察に使うのでなく、そのお金を大学・研究機関との連携にあてては如何。研究機関も現地フィールド・検証の場を求めており地域研究機関との共栄にもなる
公聴会・参考人質疑=結論ありきでない人、立場が明確でない人も含めて開催しては

 そして、議会が自立してこうした機能を発揮し責務を果たすには、
「議案を吟味するために必要な資料が揃い、国の方針や中央官庁発出文書など情報の伝達がされること」
「地域の課題を主体的に取り上げること(例・亀岡市の事故現場は危険とわかっていたなら、市に管理権限を移し市が自分たちで交通安全施設を置いたらどうだったか)」
「議員の自立と説明責任」
が欠かせないとされた。
 住民に開かれた議会については、
住民が主役になっていない
密室でものごとが決まっていることはないか
との指摘があり、「多くの市民に参加してもらってワークショップで考えると決めようとすると今の会期制では難しい」と会期制についてもコメントされた。
 最後に、議会事務局のミッションは何か、について
「議会事務局のミッションが揺らいでいるのは、議会のミッションが揺れているから」
「事務局のミッションは、議会のミッションによって変わる」
とし、議会改革は議会のミッションが間違っているからそれを正すために起こる動きであるとしたうえで
「議会のミッションは、①住民のために②住民が安心して暮らせるために③住民が安定して生業にいそしめるように」=「事務局のミッションは、①住民のために②議員が質の高い仕事ができるようにサポートすること」
との見解で締めくくられた。

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コピー掲載にあたり、改行や強調文字等で整頓したほかはそのままの文章なのですが、ところどころおかしいところがありますね…もう少し見直して提出すれば良かったなあ…