高須番長の書道ブログ

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快適気候をさがせ-9 カナリア諸島と奄美大島の気候を検証する。

2015-02-13 23:29:53 | 気候、海流の話
2015年2月13日

  1月17日のブログでカナリア諸島の
驚異の常春気候を紹介したが、新たな疑問として、
何故これほど夏涼しく、冬暖かいのか?検証する。                                                                             

 



プエルト・デル・ロザリオノの7月は名瀬より7℃も涼しい上、
1月は逆に4℃近く暖かいのである。

1年中4月~5月位の気候なのである。
これを常春と言わずして何であろう。

さらに僕が注目したのは、プエルト・デル・ロザリオの
驚くほど少ない降水量である。

 

大西洋上の島なのに
年間を通しても
なぜ、こんなにも
雨が少ないのか?









雨が少ないのは、やはり海水温が低いせいだろうか?
両者の近海における海水温を比較すると・・・・・。

 

 



 

何と、年間平均海水温
において4℃もの
差が出てしまう。

まさに暖流(黒潮)と、
寒流(カナリア海流)
の差と言う事か?

カナリア諸島近海は、
真夏でも海水温は
25℃に遠く及ばない。
 


 

カナリア諸島近海の海は、1年の内 半分は海水温20℃に満たない。
これでは、亜熱帯なのにサンゴ礁は発達しようがないだろう。
たぶん熱帯魚も多くを見ることはできないであろう。

ではなぜ、海水温が低いと降水量が少ないのか?
これはまさにサンディエゴと同じケースである。

すなわち、大西洋の海水温が低いと水分の蒸発が少ない。
水分の蒸発が少ないと雲が発生しない。
雲が無ければ雨は生じない。

偏西風が運ぶのは、涼気だけである。

1年を通しクーラーもストーブもまったく必要ないであろう。

おっと、それに傘も・・・・・・・・・
まったく必要無いに相違ない。

 

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