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近畿大学工学部公開講座 今期3回目の受講
細胞について知る 7月11日(土)9:00〜12:00
この講座は、近畿大学工学部の地域貢献事業の一般向け公開講座で、講師は、化学生命工学科山田康枝教授でした。
事前に公表されていた講座内容は、「細胞の基礎からiPS細胞までを、出来るだけわかり易くお話しします。後半は、顕微鏡で、生きた細胞と自分で染色した細胞、様々な細胞の観察を体験していただきます。」となっていました。山田教授は、栄養機能化学研究室において食品の中から、人の体に対して有用な成分を見つけ出す研究をされています。日本酒や焼酎に含まれる成分に新たな機能がないかなど、食品中に含まれている栄養機能成分の研究です。酒類総合研究所との共同研究も行っている方なので、酒処東広島市に研究拠点があるというのは、立地がいいですね。
【教室の様子】
今日の講座では、次のとおりでした。また、そのお話しとは別に、ヒトゲノムマップのお話しなどもありました。日本では京都大学の山中先生を中心にして、多くの研究者が再生医療の研究に取り組んでいることがよくわかりました。
第1 細胞の話し 細胞から再生医療の先端まで
第2 細胞を染めて、顕微鏡で観察する
第3 様々な細胞を見てみる
そうだ、子供のころ理科の勉強で、玉ねぎや紫つゆ草などで、このような観察をやったような気がします。
【白衣と手袋を凛々しく着用】
私は、白衣と手袋を凛々しく着用させていただき、ライト染色で山田先生の血液を染色してみました。
【実験手順】
【実験用具】
【赤血球を染色しているところ】
【最新の顕微鏡】
最新の顕微鏡を与えていただいたので、小豆のような無数の赤血球が無数に見える中に、明瞭に好中球が染まっていました。感激、実験大成功!
【カメラをレンズに当てても映らない】
【何かの拍子に一瞬画像を捉える】
そこで、この画像を撮影しようと試みたけどうまく写りません。時々、何かの拍子に一瞬画像を捉えることができるけど、シャッターを押すと、ブレて、良くてもその一部しか撮影できません。
【別室の顕微鏡画像をデータ保存する機械装置】
研究者の皆さんが、実験データ画像を保存するときどうどうするか、学生さんにお尋ねしたところ、別室に案内していただき、画像をデータ保存する装置を見せていただきました。最先端の研究の一端を拝見でき大感激です。
講義の最後に、私から手を挙げて「私は晩酌が好きだが、お酒を飲んだら、体に良いという研究成果はありませんか。」とお尋ねしたところ、「アルコールは有害です。」との回答でした。ただし、「発酵食品は、体に良いので、度を超さないようにお酒を少量をたしなむのは良いかな」とのことでした。
先生は、JST(国立研究開発法人科学技術振興機構)の「近畿大学新技術説明会(7月16日木曜日:東京)」にて、「グルタミン酸受容体活性をもつ新たなジペプチド及びGABAA受容体活性をもつ有機酸」をテーマに技術発表を行う予定とのことですが、発表の成功をお祈りいたします。
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