新世界都市伝説ノート~事実の裏に潜む真実~

新世界が始まる…僕らは生ま変わる…無限のエネルギーを感じて…

男から告ると流産になりにくいようです。イザナギとイザナミ。

2023-09-18 23:05:00 | 日本神話

日本神話で最初に登場する神様は、アメノミナカヌシ。

この神様は宇宙そのもの。

形がない。

特に何をするわけでもない。

ただ「在る」存在。

そこから色々な神様が生まれては消えていく。

生まれているようで実は生まれていない。

常に在る。

般若心経で言えば、不生不滅。

粒子は生まれては消えていく。

その数は変わらない。

不増不減。

量子物理学的に言えば、「ゆらぎ」。

その中から、男の神様、女の神様として初めて登場するのが、イザナギとイザナミ。

日本神話では、天の神々のことを天津神(あまつかみ)という。

天のことを高天原(たかまがはら)という。

イザナギとイザナミが生まれたときには、まだ大地が不安定でどろどろだった。

そこで、天津神がイザナギとイザナミに大地を整えるように依頼する。

そのための道具として、天沼矛(あめのぬぼこ)をイザナギとイザナミに与える。

そして、二人は虹を通って地上へ降りる。

イザナギとイザナミは、矛を海?に突き刺し、かき回す。

この時の音が「こおろ、こおろ」

矛を抜くと、矛の先からドロがしたたり島ができた。

この島が「おのころ島」

淡路島の近くにある島。

おのころ島にイザナギとイザナミは降り立ち、天津神と交信するための天御柱を造る。

その次に自分たちの寝泊まりする神殿を造る。

その後、二人はあることに気づいた。

イザナギは男の神様であるが、下半身がなんかぶらぶらする。

イザナギはイザナミに質問する。

「わたしの体の一部が出っ張ってるんですよーイザナミさんどうですか?」

「そうですねぇ、わたしの体は出っ張りはないけど、くぼみが一か所あるんですよねぇ…」

「そうなんすか?もしよければ、そのくぼみを私のでっぱりで塞いでみてもいいですか?」

「そうですね、塞いでみましょう。でも塞ぐならちゃんと誓いを立てて塞ぎましょう」

二人は天御柱の周りを反対方向に向かって歩き、出会ったところであらためて告白しあった。

「なんと素晴らしい男性でしょうか」

「なんと素晴らしい女性だろうか」

二人は神殿へ行き営む。

そして生まれてきたのがヒルコ。

ヒルコは骨のないぐにゃぐにゃの神様。

「うわぁ、この子はちょっとカウントできへんなぁ」

「どうする?流すかぁ」

ヒルコは川へ流された。

再度営む。

泡が生まれた。

すぐ流した。

「なんでちゃんと子供できへんのやろか?」

二人は悩み、天津神に原因を聞いた。

天御柱で通信する。

プルルルル、ガチャっ

「どうしたんや」

「ちゃんとした子を産みたいのですけどうまくいかないんです。」

「どっちから告白した?」

「あー、イザナミからです」

「ちゃうねん、ちゃうねん、男から言わんと~」

「あー、そういう問題なんですね」

「それに決まってるやん」

ガチャッ

「イザナミさーん、僕のほうから告白しますわー」

再度、天御柱を二人は回り、イザナギから告白する。

原文のまま書くと、

「あなにやし、えをとめを」(なんと素晴らしい女性だろう)

「あなにやし、えをとこを」(なんと素晴らしい男性だろう)

神殿へ行き営む。

大成功!

こうして、淡路島が生まれた。

その後次々と立派な島を生み続けて、日本ができた。

これが島生み。もしくは国生み。

なぜ、男性から告白したらうまくいったのか。

陰陽の世界において、男の役割は描くこと。

女性にはそれを形にする力があるとされている。

一説にはこの陰陽が関係しているのではないかと言われている。

そして、二人の告白の言葉であるが、「あなにやし」という日本語はなく、実はよくわかっていない。

ここで登場するのがユダヤ人のヘブライ語。

あなにやしは、「アニヤシ」というヘブライ語ではないかという説がある。

アニヤシは、「わたしは結婚します」と言う意味。

実際、ユダヤの婚礼では、花嫁の周りを花婿が回ったり、柱の周りを花嫁花婿が反対に回る儀式が残っている。

古事記が書かれた時代には、ユダヤの告り方がはやっていたのかもしれない。

 


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