新世界都市伝説ノート~事実の裏に潜む真実~

新世界が始まる…僕らは生ま変わる…無限のエネルギーを感じて…

ユダヤ・キリスト・イスラム教の祖、アブラハム。75歳で子作りに励む。

2023-09-24 22:07:15 | 聖書

ノアの洪水の後、アブラハムは神様から祝福された最初の預言者と言われており、ユダヤの祖とされている。

アブラハムは、ユダヤ教だけでなく、キリスト教・イスラム教にとっても始祖的存在である。

バベルの塔倒壊後、長い時間が過ぎた。

シュメールの都市ウルでは、ノアの子孫テラという男性が住んでいた。

テラはアブラハムのお父さんであった。

妻のサライ、息子のアブラム、孫のロトに、

「今からウルを出てカナン地方に向かうぞ!」と、急にテラは言い出した。

が、カナンにはたどり着けず、途中にあったハランという場所に留まることになる。

アブラハムが75歳のころ、神から啓示を受ける。

「あなたは今から約束の地・カナンに行きなさい

そうすればあなたは祝福され、あなたの名前はとてつもなく有名になるでしょう

そして地上の全ての民族はあなたによって祝福されます」

「えー!今からまた旅だつんですか!?

ワシめっちゃおじいちゃんですけど?

分かりました!

神の啓示ならすぐに旅立ちます!」

今回はカナンにたどり着くことができた。

すると、神が現れ、

「よくやったね!アブラム!

あなたの子孫にわたしはこの土地を与えます。」

カナンは今でいうイスラエルのあたり。

ユダヤの人たちが、イスラエルは自分たちの土地であるとする根拠は、このシーンにある。

しかし、カナンはスーパー乾燥地帯。

ついてすぐ飢饉に襲われる。

何も食べるものがない!

「あかん!ここ住まれへんわ!

神様がくれた土地なのにどういうことやねん!

ここにおったら死んでしまう!

いったんカナンの地から出よう!」

アブラハムたちはエジプトにたどり着き住み始める。

そこでアブラムは妻サライ65歳が美しすぎることを不安に思う。

「こんなきれいな妻がおったらワシ嫉妬されて殺されるんちゃうか!?」

「サライ、すまん。

ワシとの関係性を聞かれたら、とりあえず妹やと言ってくれへんか?」

「えー!ワタシあんたのことお兄ちゃんて言わなあかんの?」

しかし、実際にアブラハムとサライとは異母兄弟、近親婚であったので全くのウソではない。

サライもしぶしぶ「わかりました」と了承する。

その後、アブラハムの懸念通り、サライの美貌はエジプト中に広く知れ渡り、ついにはファラオまでプロポーズしにやってきた。

アブラムもサライは妹だと言っているし、カナンから逃げてかくまってもらっている身でもあり、王様から言われたら断れず、サライはそのままファラオの元に行くことになった。

アブラムも、ファラオの妻の兄ということで、いいポジションをいただくことになる。

多くの羊、牛、ラクダ、男女の奴隷を手に入れることができた。

ここで、突然、神の怒りの鉄槌が下される。

ウソをついたアブラムにではなく、ファラオに激しい疫病の厄災を与えた。

「わー!なんでワシがこんな目に!?

何!サライは神に選ばれたアブラムの妻?

それで私はこんな目にあっているのか

それやったら最初からアブラムの妻って言うてよ!

妹や言うから結婚したんやんか!

腹立つわー!

もうサライ連れて荷物まとめてどっかに言ってくれー!」

アブラムとサライ、甥のロトはエジプトを離れる。

このころのアブラムは、ファラオからゲットした大量の金銀財宝や家畜を持っていた。

甥のロトもたくさんの財宝を持っていた。

従者もたくさんいた。

アブラムとロトは仲がよかったが、従者の間でもめごとが起こり始めた。

「いやー、身内同士で争うのはキツいな

ロトよ、ここで分かれようか

ワシは今からロトと違う方向にいきますわ」

アブラム、サライはカナンの地へ。

ロトはソドムと呼ばれる極悪な人々が住む場所へ行く。

なんでそんな場所に…?

カナンの地に着いたアブラムは神から、

「今あなたが見渡せる全ての地をあなたとあなたの子孫に与えます。」と言われる。

でも、そこってスーパー乾燥地帯なのでは…?

そして、75歳のアブラハムは65歳のサライとたくさん子供を作るのであった。

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バベルの塔を作ったのは誰?フリーメーソンの祖、ニムロデ。

2023-09-24 19:42:07 | 聖書

ノアの大洪水からかなりの年月がたち、世の中にだいぶ人が増えてきたが、みんな同じ言葉を使っていた。

あるとき、東のほうから移動してきた一団がいた。

彼らはシンアルという地に平野を見つけて、そこに住み着いた。

シンアルというのは、ウルのあたり。

かれらは石の代わりにレンガを使った。

しっくいの代わりにアスファルトを使った。

「さぁ!町と塔を建てて天まで届かせよう!

我々は有名になるのだ!

そして全地に散らされることのないようにしよう!」

こうしてシンアルの地では、天にも届くような高い高い建物が造られ始めた。

しかし、神はノアの箱舟の時にこう言っていた。

「生めよ、増えよ、地に満ちよ!」

人間にはいっぱい増えて拡散してほしかった。

東からやってきた集団は真逆のことをしていた。

神さまはキレた。

「こいつら何しとんねん!

完全に神様に対する挑戦やないかい!

わかった!

こいつら人間は、一つの民族で同じ言葉を話しとるから、こうやって一致団結し始めたんやろ。

このままやったら、人間が何かを企てたら止めることができひんようになるかもしれない。

今すぐに人間たちの言葉を混乱させて聞き分けられへんようにしたろ」

こう考えた神は一瞬にして全治の言葉をバラル・混乱させた。

急に言葉が通じなくなった人々は混乱し、建物の建設どころじゃなくなった。

そして、同じ言葉を話す人同士だけで固まって、全地に散っていく。

「バベル」という言葉は、「バラル」が由来だとされている。

 

では、このバベルの塔を作ろうと言い出したのは一体誰だったのか?

創世記10章には、ノアのあとの子孫のことが書かれている。

ノアの息子のハム、ハムの息子のクシ、クシの息子がニムロデ。

ニムロデが、この世の権力者となった最初の人であると記されている。

ニムロデが支配した地は、シンアルの地にあるバベルという国であった。

このことから、ニムロデがバベルの塔を建てようと言い始めた張本人だと考えられる。

東からやって来て技術革新を起こしたのはシュメール人。

シンアルはシュメール地域の中心。

ニムロデは最初に権力を持った者。

ニムロデがシュメール文明の祖であったとも考えられる。

ニムロデの名前の意味は、「我らは反逆する」。

ニムロデはバベルの塔建築の首謀者であるが、建築前に何千人という人々に石工の技術を伝えている。

ニムロデは、大量の石工職人・メイソンを生み出していた。

このことから、フリーメーソンでは、ニムロデを石工の祖として崇拝している。

また、神に近づこうとすることは、決して悪いことではないとする、1世紀に誕生し、3~4世紀ころ地中海沿岸の領域で勢力を持っていたグノーシス思想に通じていく。

グノーシスは、古代ギリシャ語で、「知識・認識」を意味する。

何を認識するのか。

自己の本質の認識。

そして、神を真に認識し知ること。

知恵の探求を通して真の叡智に到達し、真実の神の領域に自己を進化させるという思想。

グノーシス主義の人たちは、

「こんな争いの絶えない悲惨な世界おかしくないか?この世は邪悪な神様が支配している。」と考える。

グノーシスにおいては、聖書における「善」と「悪」とは反転している。

ヤハウェは、「ヤルダバオート」という偽の神として扱われている。

エヴァに知恵の実を食べさせた蛇が、人類に知恵を授けた真の神だとして崇拝されている。

偽りの世界を見破る知恵を授けてくれたルシファー、すなわちサタンこそが、真実の知恵の光であり、真の神だと考えられている。

ニムロデを祖とするフリーメイソン・イルミナティの考えもこれに似ており、フリーメイソンは悪魔崇拝だと言われるゆえんになっている。

フリーメーソンのマークの「G」は、ゴッド、ジオメトリ(幾何学)、グノーシスのイニシャルである。

東京タワーのお隣の建物の入り口にもこのマークを見ることができる。

今は改装中?

ニムロデがシュメール初期の人物であるとすれば、そのころのシンアルには様々な民族、言語があったはず。

ニムロデは、様々な人種や言語を統一して、高度な石工技術を指導し、バベルの塔建設、新世界秩序の創造、ニューワールドオーダーを実現しようとし、神に阻まれ失敗した。

神とディープステートが重なって見えてしまうのは私だけだろうか…

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裸で寝てても別にいいとは思いますが…ユダヤ人に追い出されたカナン人。

2023-09-24 18:30:39 | 聖書

エデンの園を追放された後、アダムとエヴァはたくさんの子供を産み繁栄していきました。

地上には人間以外の生き物もいた。

巨人ネフィリム。

神の子供たちが人間の娘たちのところに降りて行って結婚し生まれてきた。

巨人ネフィリムは人間の食べ物を食べつくし、共食いを始めて滅んでいった。

このくだり、いる?

しかし、巨人神話は世界中に見られるので、もしかしたらかつての地球には巨人が住んでいたのかもしれない。

巨人は自滅したが人間はどんどん増えていき、悪事を働く人間も増えてきた。

それを見た神様は、

「わー!人間めっちゃ悪いことするやん!

こんなことさせるために作ったんちゃうのにな

あかんわ。こんなことするなら全部滅ぼしたろ」

しかし、ノアだけは神様に忠実だったので助けることにした。

そして、予言通り洪水はおこり、ノアの箱舟にのった生き物以外はみんな死んでしまった。

神は、「もうすべての生命を滅ぼすようなことはしない」と誓った。

シュメール神話でも、エンリルは他の神の反対を押し切り人類を滅ぼすが、その後神様たちはやりすぎたかなと反省していて、このシーンと似ている。

洪水を生き残ったノアとその一族。

その後どうなったか。

自分でブドウを栽培しては葡萄酒を作り、ベロベロニなるまで飲む、という日々を過ごしていた。

酔いすぎて全裸になって寝ていたら、息子のハムがやってきた。

「うわあ、お父さん、裸やん!みんなーお父さん裸で寝てるでー!」

と言って兄弟セムとヤペテを呼んだ。

「そんなんやめたれよハム!お父さんかわいそうやろ」

裸のノアを直視せずに着物で覆ってあげた。

酔いの冷めたノアは、ハムが自分の大失態をチクリまくっていたことを知って大激怒。

「呪いかけたろ」

ノアはハムに…じゃなくて、ハムの息子カナンに呪いをかけた。

「裸を見なかったセムとヤペテのしもべとなれ!」

洪水を生き延びた後、ノアはこんな感じで幸せに生き950歳で生涯を終えた。

このあと、ノアの子供たちがさまざまな民族につながっていくのだが、ノアの子供たちのエピソードが民族間の関係性を暗示しているものとなっている。

ノアの裸を見なかったセムの子孫は、後のアブラハム、すなわちユダヤ人となるので当然優遇されている。

ハムの息子カナンは、後のユダヤ人のライバルとなるカナン人につながっていく。

後の話であるが、ユダヤの祖アブラハムは、神様から「カナンの地」を与えられる。

しかし、カナンの地にはカナン人が住んでいた。

ユダヤ人からすると、

「あのー、この場所ヤハウェから与えられたんで、どっか行ってもらえます?」

カナン人からすると、

「いやいや、知らんし!

俺ら別の神様信仰してるし関係ないやん!」

しかも、ユダヤ人は一神教、カナン人は多神教。

カナン人はフェニキア人とも呼ばれていたが、特に重要視していた神様が嵐と水の神様である「バアル」という神様であった。

ユダヤ人はカナン人を追い出したいがために、カナン人の「バアル」を「ベルゼバブ」として邪神扱いしディスりまくる。

カナン人はバアルのことをリスペクトを込めて、バアルゼバブ、気高きバアル、と呼んでいた。

ゼバブの一字を変えてぜブブとすると、「ハエ」という意味になる。

ユダヤ人はそこをついて

「やーい!やーい!お前らの神様ベルゼブブ!くっさいくっさいハエの王!」

みたいな感じで悪口を言いまくった。

しかも、実際にあったバアル神殿を破壊して公衆便所にされたとも言われる。

最終的にはカナン人はユダヤ人によって追い出され、行方が分からなくなったが、グリモワールという書物によると「バアルは後に東の地を支配した」と記されている。

東方を支配し、66の軍団を率いる序列一位の悪魔の王として書かれている。

 

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蛇はサタンでありナンムでありエンキ。

2023-09-21 23:41:53 | 聖書

アダムとエヴァの誕生

神はアダムに言った。

「善悪の知識の木と生命の木になってる実は絶対食べたらあかん。

食べたら100%死ぬからな」

神はなぜか人間に選択の自由、意思を与えている。

アダムとエヴァは幸せに暮らしていたが、エヴァのもとに蛇がやってくる。

「神様から全部食べていいって言われたの?」

「果実は食べていいと言ってたわ」

「でも中央に生えてる木の果実だけは絶対食べたらあかん、触れてもあかん、死んじゃうからねと、神様は言ってましたわ」

「そんなことはない、食べても死なないよ

むしろ、神のように善悪を知る者となることができるよ」

エヴァは食べたくなり、食べた。

アダムにも渡して、アダムも食べる。

「わぁ、裸やぁ」

イチジクの葉っぱを体にまく。

「いやいや、こいつら照れてるやん

いちじくの葉っぱ巻いてますやん

完全に善悪の知識の実、食べてますやん」

と、それを見ていた神様はブチ切れた。

それまで神様と対等に話していたアダムとエヴァであったが、神のすごさを知ってしまい顔を合わすことができなくなった。

アダムは言った。

「あの女が、木から取ってくれたので食べました」

エヴァは、

「うわっこいつマジか…違うんです、蛇に騙されたんです」

神は蛇に罰を与える。

「地を這うものになれ」

神はエヴァに罰を与える。

「女には生みの苦しみを与える。そして、男性に支配されろ」

神はアダムに罰を与える。

「一生苦しんで地から食物を取れ」

そして、エデンの園を追放された。

これを原罪といい、その後の全ての人類が背負う罪だとされた。

知識の実を食べた二人を見て神様はこうも言っている。

「見よ、我々の1人のようになり善悪を知る者となった」

ここでも神様は複数形。

シュメール神話のアヌンナキを連想させる。

では、蛇は何者なのか。

黙示録では、蛇はサタンのことと書かれている。

シュメール神話に蛇の要素をもつキャラは存在するのか。

まずは、原初の海ナンム。

ナンムの頭は蛇。

子供を抱いてる蛇頭の女神。

後のバビロニア神話になると、ナンムは名前を変えてティアマトとなり、龍として描かれるようになる。

ティアマトはマルドゥクという神に倒されている。

このマルドゥクは「太陽の若き雄牛」と呼ばれていた。

エンリルも牛がシンボル。

ヤハウェも牛と関連がある。

神が蛇を罰する構図と重なる。

もう一人、ナンムの息子エンキ。

エンキが人類を造り知識も与えた。

大洪水から人類を救った存在。

エンリルからすると、計画を邪魔する存在。

ちなみに日本神話では、スサノオは牛頭天王(ごずてんのう)と呼ばれていて牛をシンボルとしている。

大物主やセオリツヒメは蛇をシンボルとしている。

大国主や諏訪大社で祀られている神様は竜をシンボルとする。

 

追放されたアダムとエヴァは、カインとアベルを産む。

長男カインは農業、次男のアベルは羊飼いをしていた。

シュメール神話のイナンナの旦那さんの牧夫ドゥムジと、農業の恋敵エンキムドウの話に似ている。

ある日、カインとアベルは神ヤハウェに貢物をする。

カインは農作物を貢ぐ。

アベルは初めて生まれた子羊を捧げた。

ヤハウェはアベルの子羊には喜んだのに、カインの農作物には喜ばなかった。

カインは嫉妬しアベルを殺してしまう。

シュメール神話でも羊飼いの牧夫ドゥムジが優遇されて、農業に携わる者は迫害されていた。

これには、農業には土地が必要であり、ユダヤ人は国を追放されており土地がないことが関係していると思われる。

また、アダムとイヴとサタンの対立というお話では、兄弟間で、弟のアベルの妻をめぐって確執があったのではないかと言われている。

「お前は地上をさまよい、さすらうものとなる」と神はカインに言う。

人類初の殺人事件。

「僕、最悪なことしてますよね…さすらっている僕を見た人は、僕を殺すんじゃないですか」とカインは心配する。

「いや、カインを殺すものがもしいたら、誰であっても7倍の復讐を受けるであろう」

カインは神の前を去り、エデンの東のほう、さすらいの地に住んだ。

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天地創造からエデン造園まで。シュメール神話の影響。

2023-09-20 23:46:44 | 聖書

創世記

「はじめに神は天と地を創造された」

「地は形なく、むなしく、やみが淵の表にあり、神の霊が水のおもてをおおっていた」

聖書と同時期に、エジプト神話やギリシャ神話があった。

エジプト神話では水で満たされた何もない状態だった。

そこから、創造主アトゥムが生まれてきた。

ギリシャ神話では無の状態カオスからガイアが生まれてくる。

これに対して聖書では神様は最初からいたという設定で特徴的である。

日本神話ではアマノミナカヌシという神様が最初から存在していたが、特に何もしないただ「在る」的な存在であり、そこから色々な神様が生まれてきており、これも特徴的ではあるが、エジプト神話、ギリシャ神話の設定に近い。

 

さて、神様は7日間かけて天地を創造していく。

1日目、光と闇の創造

2日目、空と海の創造

3日目、大地と植物の創造

4日目、太陽と月と星の創造

5日目、魚と鳥の創造

6日目、陸上の動物と人間の創造

7日目、世界を祝福してお休みする

 

ちなみに、創世記は、古事記の天地開闢(てんちかいびゃく)のお話と類似性があると言われる。

アマノミナカヌシのあと色々な神様が生まれ、神代七代(かみよななよ)という神様たちが生まれた。

1.クニノトコタチノカミ 常に立っている、在ってある者。

2.トヨグモヌノカミ 豊かな雲で空が形成された。雨が降り海ができる。

3.ウヒヂニノカミ、スヒヂニノカミ 泥土煮(ウイヂニ)。どろ砂から大地ができる。

4.ツヌグイノカミ、イクグイノカミ 

5.オオトノヂノカミ、オオトノベノカミ

6.オモダルノカミ、アヤカシコネノカミ

7.イザナギノカミ、イザナミノカミ

 

創世記1日目、2日目、3日目と、神代3代までは、類似性を感じる。

しかし、聖書4日目には太陽、月、星が創造されるているが、古事記では、アマテラス、ツクヨミが生まれるのはまだ後の話。

古事記ができたのは聖書よりずっとあとなので、古事記は聖書を意識して書かれたのかもしれない。

 

「神は自分のかたちに人を創造された。」

「神のかたちに創造し男と女とに創造された。」

「神である主は土の塵で人を形作り、その鼻に命の息を吹き込まれた。」

そして、アダムが生まれる。

アダムが寝ている間に、肋骨からエヴァを作る。

しかし、天地創造の6日目には男と女とが作られていた。

ユダヤ教・キリスト教において、聖書は絶対なものなので、内容に矛盾があってはならない。

矛盾点があれば、その矛盾について徹底的に考える。

その1つが、6日目に作られた男と女とは、アダムとリリスであるという考え方。

リリスはアダムから離れて様々な悪霊を生んだとされる。

リリスの子供たちはリリンと呼ばれている。

エヴァンゲリオンでも、人類を作ったのはリリスであり、リリスの子である人間はリリンと呼ばれていた。

エバンゲリオンの大ボスはアダム。

アダムの細胞から作られたのがエヴァンゲリオン。

アダムには、「土」と「人間」という意味がある。

最古の神話であるシュメール神話でも、エンキやニンフルサグが粘土から人間を創っていた。

 

エデンの園の造園

神は、東のほうのエデンに園を設ける。

そこを耕し守る者として自らをまねて形作った人をそこに住まわせる。

シュメール神話でも、神の労働者として人間が造られている。

神は、食せる果実の実るあらゆる木々と、「命の木」「善悪の知識の木」を植える。

人は、エデンの園を耕して、果物を育てる。

エデンは楽園と言われるが、結構普通に働いている。

シュメール神話でもエディンが出てくる。

女神イナンナが冥界で大変な目にあってるときに、旦那のドゥムジはエディンのリンゴの木のところで妻の心配もせずに過ごしていた。

知恵の実はリンゴではないが、知恵の実=リンゴというイメージはシュメール神話から来ている。

そして、このあと、人は蛇にそそのかされて神に逆らうのであった。

 

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