ゴマノハグサ科、Scrophulariaceae、ウンラン(リナリア)属、イベリア半島、スペイン、ポルトガル固有種、多年草、
学名:Linaria elegans、
2009年6月21日、2016年6月15日、7月16日、2017年5月23日、7月12日、2018年6月20日、ポルトガル、ベイラ地方で撮影、
リナリア・エレガンス Linaria elegans の花。砂利の上に群生していて、一瞬、初見のランかと思ったほど。
無数の花の群落。
標高1700m付近で確認。
リナリア・エレガンス Linaria elegans でした。
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(GKZ植物事典より) 和名は学名の音読みから。属名はギリシャ語の rinon(=アマ)に由来している。この属のある種の葉が亜麻に似ていることから。種小名は「優美な」の意。
リナリア・エレガンスはオオバコ科(←ゴマノハグサ科)の多年草である。本種はイベリア半島の固有種で、標高700~1900m程度の高地の酸性土壌で日当たりが良く乾燥した岩礫質な草地に自生するという。草丈は20~70㎝程度となる。茎は赤味を帯びており、周囲は軟細毛で覆われる。葉は長さ7~35㎝、幅0,5㎝程度の線形から披針形で茎に互生する。茎の上部にはほとんど葉が見られない。6~9月頃、茎上部に総状花序を出し、径17~25㎜程度で長い距を持った唇形花を10個程度つける。花は、濃桃紫色で、花冠は2裂し、上弁は更に2裂し、下弁は3浅裂する。距は後方に長く下垂する。側弁の喉部には黄色の模様が入る。花後には径3~4㎜程度の蒴果をつける。(GKZ植物事典より)