ツツジ科、Ericaceae、イチゴノキ属、地中海沿岸地方と西ヨーロッパ北部、西フランス、アイルランドに分布、常緑低木、
学名:Arbutus unedo、
和名:イチゴノキ、
英名:Strawberry Tree、葡名:Medronheiro、
2013年11月11日、2014年9月25日、ポルトガル、バイラーダ地方で、2014年11月16日、2015年2月12日、2016年2月8日、2018年1月25日、コスタ・アズール地方で、2014年110月17日、26日、アレンテージョ地方で、2015年12月23日、2018年12月22日、アルガルベ地方で撮影、
高さ 5-10m(まれには 15m)ほど、幹の直径は 80cm になることがある。葉は濃緑色でつやがあり、長さ 5-10cm、幅 2-3cm で縁に鋸歯を持つ。花は両性花で白色(まれに薄いピンク)、花冠は直径 4-6mm になる鐘形、秋に 10-30 花ほどからなる円錐花序を生成する。花はハチによって授紛される。
果実は赤い漿果で直径 1-2cm。表面はざらつき、12月に次の花と同時に熟成する。果実は食用になるが、多くの人はそれを味気ないものと感じるようで、大プリニウスによれば、種小名"unedo”は、"unum edo"(一回食べる)から来ているという(一回食べればもう食べたいとは思わない、ということである)。(注)そんなことはない!赤く熟した実は素朴な甘味で、なかなか美味でした。MUZ
果実は主として鳥に食べられている。国によってはこの果実からジャムやリキュールを作ることもある。強いブランデーの一種であるポルトガルのメドローニョなどはその一例である。(Wikpediaより)
イチゴノキの実からできたメドローニョ。爽やかな香り、ポルトガルの強い焼酎アグアデンテ。アルコール分46度もある。日本の球磨焼酎か、沖縄の泡盛によく似ている。
11月半ば、実が赤く色づき、周りには白い花が同時期に咲いている。アルブツス・ウネド Arbutus unedo でした。
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(GKZ植物事典より) 和名は、英名からの直訳かと推測される。属名はラテン語の arbutum(=イチゴ)を語源としている。種小名はラテン語でヤマモモの意。
イチゴノキは、ツツジ科の常緑樹である。樹高は2~3m程度。葉は暗緑色で、革質で、幾分肉厚、狭楕円形で縁には鋸歯がある。葉長は6~10㎝程度。11~12月頃に白色で鐘状の花を見せる。開花後に受粉し、一年経過して後に果実は熟す。その間に、果実の色は緑色から橙色へ、そして最後には赤熟する。果実は、径1,5㎝前後の球形で、表面には細かい凹凸が見られる。その様子がイチゴを連想させるのでイチゴノキと命名されたのではなかろうか。(GKZ植物事典より)
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