ナデシコ科、Caryophyllales、マンテマ(シレネ)属、イベリア半島原産、多年草、
学名:Silene foetida、
2016年7月16日、ポルトガル、ベイラ地方で撮影、
シレネ・フォエティダ Silene foetida の花。標高1800m付近の岩山の隙間などに自生しているのを確認。
種小名の foetida はラテン語で foetidum=不快な匂い、不吉な香り、悪臭などの意味だが、幸いにも確認は怠っている。
葉は卵形の肉厚で対生。花の大きさは3cmほど。額や花茎は毛深い。
ポルトガルの一部とスペインの一部のみ自生が確認されているそうだ。シレネ・フォエティダ Silene foetida でした。
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(GKZ植物事典より) 和名は、学名の音読みから。属名は、ギリシャ神話の酒神バッカスの養父であるシレネスの名に因んでいる。種小名は「悪臭のある」の意。
シレネ・フォエティダはナデシコ科の多年草である。本種はイベリア半島の標高1600~2000m級高地の岩礫質土壌地帯に自生の見られる野草である。草丈は10~20㎝程度となる。茎は直立し、或いは斜上し、上部で分枝をする。葉は長さ2~3㎝程度の卵形で、縁部は全縁であるが不規則な波を打ち、先端部は尖り、基部では茎に対生する。6~9月頃茎上部に径3㎝程度の5弁花をつける。各花弁の先端部は2深裂する。花色は淡桃色で、中央部は白色となる。花後には卵形で1.5~2㎝程度の蒴果をつける。 (GKZ植物事典より)
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