ゴマノハグサ科、Plantaginaceae、クワガタソウ属、多年草、
学名:Veronica officinalis、
英名:Heath Speedwell、Common Gypsyweed、Common Speedwell、Paul's Betony、
葡名:Carvalhinha、Chá-da-europa、Rua-dos-leprosos、Verónica-da-alemanha、Verónica-das-boticas、Verónica-das-farmácias、Verónica-macho、
2016年6月17日、2018年6月20日、ポルトガル、ベイラ地方で撮影、
ヴェロニカ・オフィキナリス Veronica officinalis の花。
5月から8月にかけて花が咲く。花は6~8ミリほど。標高 0~2000m に生育する。伝統的なオーストリア医学において、神経系、気道、心臓血管系および代謝の障害の治療のために内部的に(茶として)使用されてきた。
葉の長さは1.5〜5cm、幅は1〜3cmであり、葉は柔らかく毛状。
ヴェロニカ・オフィキナリス Veronica officinalis でした。
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(GKZ植物事典より)和名は薬用に用いられたことから。属名は聖女ベロニカの名に因んでいる。種小名は「薬用の」の意。
ヤクヨウヴェロニカはオオバコ科(←ゴマノハグサ科)の多年草である。本種は、ユーラシア大陸西部の温帯地域で、開けた草原地帯に自生する野草である。クワガタソウ属の中では、唯一薬草として用いられてきている野草でもあり、そのために庭園などのグランドカヴァーとして栽培も為されてきている。草丈は10~30㎝程度となる。茎は概して地を這い、節毎に根を出す為、マット状に広がりを見せ、やがて斜上する。茎は強靱で、周囲に細毛が密生する。葉は、長さ2,5~6㎝、幅1~3㎝程度の倒卵形~楕円状で、縁部には鋸歯を持ち、先端部は円頭、基部では短い葉柄に連なり茎に対生する。4~6月頃、葉腋から穂状花序を出し、径5~6㎜程度で淡青色から白色の小花をつける。花冠は4裂する。花後には径3~4㎜程度で倒卵形~倒心形の蒴果をつける。本種は、北米大陸では帰化状態にある。(GKZ植物事典より)
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