フウロソウ科、Geraniaceae、オランダフウロ属、ヨーロッパ南部アフリカ北部地中海沿岸地域から西アジアが原産、一年草、越年草、
学名:Erodium botrys、
和名:ナガミオランダフウロ(長実和蘭風露)、ツノミオランダフウロ(角実和蘭風露)、
英名:Long-beaked stork's Bill、Mediterranean Stork's-billl、Broadleaf Filaree、
葡名:Agulheta、Galfos、Relógios、
2015年1月13日、2月1日、4月29日、2016年2月15日、17日、ポルトガル・コスタ・アズール地方で、2017年5月23日、ベイラ地方で撮影、
エロディウム・ボトリス Erodium botrys の花。
草丈 10~40 cm。
羽状複葉。乾燥した空き地や荒れ地、森や草原に生える。
茎には短毛があり、横たわるか伸び上がる。葉は卵形から長楕円形で、浅裂するか分裂。葉は無毛か、疎らな柔毛がある。淡紅紫色の花を咲かせる。春から秋にかけて咲く。
花弁は 5枚。花径は 1,5cmほど。果実は細長く、8-12cm にもなる。エロディウム・ボトリス Erodium botrys でした。
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(GKZ植物事典より) 和名は角状の実を持つオランダフウロの意から。属名は、ギリシャ語の erodios(=アオサギ)を語源とし、種子の形状がアオサギの嘴に似ていることから。種小名は、「総状の」の意。
ツノミオランダフウロはフウロソウ科の1~越年草である。本種は、南欧の低地で、概して日当たりの良い荒れ地や原野、路傍等に自生の見られる野草である。草丈は10~40㎝程度となる。全草に白色の細毛が見られる。葉は、長さ3~8㎝程度の楕円形~卵状楕円形で、縁部は羽状に深裂する。4~7月頃、茎頂に径1㎝程度で淡紅色の花を散形状に数個つける。花後の果実は、長さ8~12㎝程度の細長い円筒状で、先端部は角状に尖る。果実は熟すと縦に5裂する。本種は、ヨーロッパ原産であるが、北米やオーストラリア・ニュージーランドでは帰化状態にある。我が国では、昭和50年(1975)に三重県で帰化状態にあるを確認され、本州中部を中心に広まりを見せている。(GKZ植物事典より)
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