ユキノシタ科、Saxifragaceae、ユキノシタ属、スペイン、ポルトガル、アイルランド原産、多年草、
学名:Saxifraga spathularis、
英名:St Patrick’s-cabbage、葡名:Saxífraga-de-folhas-em-coher、
2015年6月13日、2016年6月15日、2017年5月23日、2018年6月20日、ポルトガル、ベイラ地方で撮影、
サキシフラガ・スパテゥラリス Saxifraga spathularis の花。
花の大きさは1cmほど。長く直立した茎に5個以上の小花をたくさん付ける。
草丈は15cmほど。
英名で聖パトリックのキャベツと言われているが、なるほどキャベツの葉のようだ。岩陰の湿った場所に生育する。
サキシフラガ・スパテゥラリス Saxifraga spathularis でした。
©2021 MUZVIT
(GKZ植物事典より)和名は,学名の音読みから。属名の saxifraga とはラテン語の saxum(=岩)と frangera(=割る)の合成語で、「石を割る」の意となる。クモマグサが胆石などの結石を除去する薬用効果があると考えられたことによる。種小名は「篦型の」の意。
サキシフラガ・スパテウラリスは、ユキノシタ科の多年草である。本種は、原産地の項に記した非常に限られた範囲に隔離分布する。原産地では、標高20~2000m程度の山間部で、渓流沿いの岩場に自生する野草である。草丈は15~40㎝程度となる。葉は、長さ20~120㎜、幅8~25㎜程度の匙形で、縁部には粗い鋸歯があり、先端部は円頭、基部では長い葉柄に連なり、ロゼットを構成する。4~7月頃、長い花茎を立ち上げ、その上部に円錐花序を出し、径1㎝程度で白色の5弁花をつける。花弁中央部には紅紫色の斑点模様が入る。花後には2分室を持った卵形の蒴果をつける。(GKZ植物事典より)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます