The wild flowers of Portugal. ポルトガルの野の花 

学名など判ったものだけ明記しています。和名などをご存知の方はどうか教えてください。

オムファロデス・ニチダ Omphalodes nitida

2021-10-03 10:20:38 | ポルトガルの野の花

ムラサキ科、Boraginaceae、ヤマルリソウ属、イベリア半島固有種、

学名:Omphalodes nitida、

英名:Navelwort、

2016年6月15日、ポルトガル、ベイラ地方で撮影、

 

オムファロデス・ニチダ Omphalodes nitida の花。オムファロデスの仲間は約 30 種あり、ヨーロッパ、アジア、メキシコなどに分布。

 

ワスレナグサと同じ副花冠(花びらの出っ張り)があるが、葉が薄く、表面が滑らかで、全体に比して大きな根出葉には葉柄がある。

 

スペインからポルトガルにかけての山岳地帯に自生している多年草。

 

 

 

咲き出す時期が遅く、他のオムファロデスは花が散っているが、オムファロデス・ニチダはまだ花をつけていない株もある。山陰の水の滴る場所に繁茂する。オムファロデス・ニチダ Omphalodes nitida でした。

©2021 MUZVIT

 

(GKZ植物事典より)和名は学名の音読みから。属名はギリシャ語の omphalos(=臍)と oides(=形)の合成語からで、果実の分果の形状を示している。種小名は「やや光沢のある」の意。

オムファロデス・ニティダはムラサキ科の多年草である。本種は、イベリア半島の固有種で、標高 90~1600m の範囲に垂直分布する。本種は、概して水路の近く等の比較的湿り気の多い地に自生するという。草丈は 80㎝ 程度となる。根出葉は長さ 33㎝、幅 3,5㎝ 程度の狭楕円状で、先端部は鋭頭となり、基部では長い葉柄に連なる。茎葉は、長さ 15㎝、幅 2,5㎝ 程度の狭楕円状で茎に互生する。葉質は薄く、表面は平滑である。4~9 月頃、葉腋から長い花柄を伸ばし径 7~12㎜ 程度で淡青色の花を付ける。花には副花冠がつく。(GKZ植物事典より) 

 

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