推薦文
画家、武本比登志はポルトガル人にはない日本人の感性と明確な基礎に裏づけされた資質を持って、私たちの国を、歴史的遺産を、深い洞察力で的確にそして力強く、独自のディテールや色彩を持って表現してくれています。
普段は入ることができない古い修道院でポルトガル在住の画家40人程が招待されて行われたスケッチ大会がありました。私は彼と一緒にそれに参加したことがあります。私が1枚の油彩にてまどっている間に、彼は何と10枚ものスケッチを仕上げていて仲間たちを驚かせました。そのスピードはまさに忍者の如くです。早いだけではなく的確で温かみを感じるのです。
武本比登志のスケッチはポルトガルにとって時代の貴重な証言になることでしょう。彼は私たちポルトガル人でさえ行ったことがない町や村、僻地までも足を運ばせています。それはポルトガル人画家以上にポルトガルへの愛の証ではないでしょうか。
日本での個展により、より多くの方々にポルトガルの素晴らしさが伝わることを確信しています。
Luciano de Carvalho Costa ルシアーノ・デ・カルヴァーリョ・コスタ(画家・弁護士)
▼切手面
▼切手面下半分