
寝起きの悪いちゃーちゃん。子どもの頃の写真
ネコの舌のザラザラは有名です。この小さなトゲでは毛を梳く櫛になり、骨に残ったわずかな肉を削り取ります。
ネコの味覚は、舌にある味細胞で感じますが、とくにアミノ酸に敏感に反応します。
また、酸っぱい味を嫌います。ネコのとって、自然の中の食べ物で酸っぱい肉は腐っているものなので、食べません。
また甘いものにも興味がありません。甘味を感じる味細胞がネコのはないからです。
純肉食系のネコのとって甘味は不必要な感覚細胞だったのです。
人間はサルの時代から、熟した甘い木の実を好んで食べてきたので、甘いものが大好きなのです。イヌは、オオカミの時代から、雑食性で、肉の他に色々な実なども食べてきました。
イヌ以外でも多くのほ乳類は甘いものが好きですが、ネコは肉食に徹してしまったので、甘味を感じる細胞をなくしてしまったのです。