ストレスのないちゃーちゃん
むかし、うん十年前に、週刊動物百科のブームがありました。
その時の週刊誌で見たサルを使った実験が凄く記憶に残っています。
それはニホンザルを使った実験で、サルを椅子に縛り、大きめの容器に入れて、
そこに水を入れて行くのです、水は顎の近くの所までいれ、息をするのが大変なくらいにします。
これはサルのとって凄いストレスで、ヒモをほどいて逃げたい気持ちでもだえます。
この実験を数頭のオスとメスのサルで行うのです。
すると、雄ザルはすべてストレス性の胃潰瘍になります。
ところが、雌ザルはすべて胃潰瘍どころか、普段と同じ健康状態を保つのです。
いまこんな実験をすると、動物虐待だ!と怒られそうですが、
当時はそれほどうるさくなかったんでしょうね、堂々と実験の様子を写真入りで発表していました。
ここで言いたいのは、動物の雌(女性)は雄(男性)に比べてストレスの耐性が凄くあるということです。
確かに、雌は子どもを妊娠し、産み、育てるという、とんでもなくストレスを感じることを
何万年、何十万年もまえから続けて生き抜いてきたわけです。
ですから、雌・女性のストレスに抵抗する体の仕組みはやはり凄いものがあるのです。
ほんと、女性を尊敬してしまいますが、やはり雄よりも雌の方が長生きというのも
こんな体の仕組みの違いがあるのも一つの理由なのでしょうね。