ファゴット吹きの週末

楽器(ファゴット)/オーケストラ/吹奏楽関連や日常のことなど・・・

続いてシュライバー試奏

2008-08-29 19:58:17 | ファゴット
ヒューラーに続いてシュライバーも吹かせてもらいました。

型番は不明で、こちらも10年以上前に購入され調整が
必要な楽器のようですがきれいな楽器で吹きやすかったです。

驚いたのは左手親指で操作する10個のキーが指が届きやすい
ように配置されていて、感覚が今まで吹いた楽器と全然違うこと。

ああ、こういう楽器があるんだと素直に感激。

音はヒューラーの方が良く抜けて鳴ってくれていたので
シュライバーは少しこもった音かな?と感じたのですが、
聴いていた後輩は迷い無く
「シュライバーの方がいい音してるね」
とコメント。

自分で吹いて感じる音と、離れて客観的に聴く音では違うようです。
(これはステージ上で吹いていて聴こえる感覚と、客席での聴こえ方
が違うことと同じですかね)

ついでに後輩に頼んでファンタスティック・デュエットから何曲か
合わせてもらいました。
ようやくファゴット2本で吹くことができ、感謝です!


とても貴重な時間を過ごすことができました。


次の機会があれば自分の楽器を持参して吹き比べてみたいところです。

再会!ヒューラー

2008-08-29 00:45:17 | ファゴット
機会があって、昔お世話になった吹奏楽団で眠っていた
ヒューラーのファゴットを吹かせてもらいました。

この楽器は今から22年以上前に私がファゴットを
始めた時に楽団で購入したもので、退団するまで
約6年間、ずっと私と共にあった楽器です。


ちなみにこの楽器、「MADE IN GDR」とあります。
1990年に東西の両ドイツが統一される以前の東ドイツ製
(German Democratic Republic:ドイツ民主共和国)
ということなので、時代を感じます。


後輩の話では、私が退団後吹き手が無くずっと
ケースの中で眠っていたとか。

実に16年ぶりの再会!

ケースを開けるとそこには懐かしいファゴットの姿が!
もう2度と吹くこともないと思っていた楽器を目の前にして、
少々感傷的になってしまいました。

音が出るのかどうか不安もありますが、とにかく組み立てて
吹いてみました。

音が・・・出る!

しかも良く鳴っています。
まるで私との再会を楽器が喜んでくれているようです!


もっとも、さすがにこれだけ手入れもせずにいた楽器だけに
キーは黒ずみ、コルクの剥がれもあります。
タンポも交換が必要でしょう。

使うのであれば調整というより、オーバーホールが必要な
状態ではないかと思われます。


果たして、またこの楽器を吹く機会はあるのでしょうか?