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書道 直庵(筆耕所)

なじみ集 一


子規の書を初めて見たり美しき和様の文字にあるにけるかな 丹人

しきのしょを はじめてみたり うつくしき わようのもじに ありにけるかな




新聞の写真ちひさくありぬれば
画像に撮りて拡大し読まむとおもふ
子規の書の文字のくずしにくせなくば
読みやすけるもうれしかりけり






ぬれて戻る犬の背にもこぼれ萩

花薄秋を行脚のいのちにて

白梅に覆しておかん煙はらひ

馬士一人馬にひかるるかれ野哉

鶯や山をいづれば誕生寺

こそこそと虱はひけり庵の春

姑のくはぬ餅ありよめが君

あくびして口に花ちる日永哉

葉桜や傾城しらぬ夏の章

かけものの達磨にらむや秋のくれ





読み違ひあらばご指摘いただきたく候

 


*画像:なじみ集発見の記事  2009. 7. 3付け茨城新聞より




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コメント一覧

あかひと
幽黙氏

和様なる軟き筆致に強き意を見取れる氏の眼の力かな 丹人

流石なりとおもふばかりなり

頓首


泰凛氏

イグサなれば泰凛様ぞ文字なれば少しは解るあかひとにあり 丹人

まだまだ修行の身なるも・・・

頓首


しゅんけい姫

糸瓜水硯に落とし淡墨で子規の歌など書きてみるかな 丹人

頓首
しゅんけい
子規と漱石
東京に行くたびに訪れる子規庵と書道博物館(西日暮里)。

私が昨年夏目漱石の草枕書展をしたきっかけになったのもこの子規庵に通った事が影響しています。

子規と漱石、そして中村不折との関係を知ったのもこの子規庵でした。

子規がながめた糸瓜が夏には生りますよ。
やすりん
おひさしぶりです
「正岡子規」でっすかぁ~~


でもあの文章を読み解ききれるあかひとさんはスゴイです

ワタクシにはチンプンカンプン

幽黙
http://blog.goo.ne.jp/kue-biko/
ものすごく
意志の強そうな字ですね
でも
その意志の強さを
なにかひとつ
くるめてしまっているような
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