デッサンが楽しい♪ ~紙と木炭と時々色で遊ぶ ~ 神戸

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2012/12◆今月のデッサン・布のデッサン(質感を描く)

2013-01-04 | 今月のデッサン・課題

今回のモチーフはハンカチ大の白い布、初めてです。

質感を出す事がこのデッサンの一番の狙いです。

人物や石膏のデッサンの時は質感より、塊感や形の流れ

明暗や正中線、空間などを意識して描いています。

ミクロの目で細部にこだわり描く事で質感が出るようです、かなり集中力が要りますね。

初めての取り組みなので、描き方の説明から。

画材は、ケント紙、鉛筆(HBぐらい)、ねりゴム、それとモチーフの白い布

まずは下準備
1、布の形の薄いアウトラインを描く
2、明暗を見極める=明と暗の境目を見つける
3、暗い部分を薄く塗る
4、明るい部分も薄く塗り、暗い部分はさらに薄く重ね塗りする

ここまでが下準備、目を細めてモチーフ全体をざっくり見て形を明暗を描く

5、少しずつ部分部分を描き込む、
  描いている部分が仕上がるまで次の部分にいかないのがコツ
6、仕上がった部分に隣接する部分を順次描き込む
7、時折、全体を見て大きく明暗をつける
8、細部(小さく見る目)⇔全体(大きく見る目)を繰り返しながら全体を描き込む

ねりゴムはそっと使いで、グリッと消してしまうと今までの苦労まで泡と消えてしまいます
細部描写で質感を描き、大きく見る目で明暗を捉える、そんな練習です

121226_115101

↑ 一見かなり描き進んでいるように見えますが

細部を描き込めたのは全体の3割~4割ぐらいです。

*追記(2013.1.17)

ホワイトボードの画像をUPします。

121226_114301

左側の説明は1~8の文章で説明しています。

右側の絵はアニメーションにして説明を補足します↓

Photo_3 ↑ 画像をクリックして下さい

Photo_2
一部、文字と光源を表すイラストを付け加えています

質感を追求し、細部を描きこむのは大変そうに思うかも知れませんが
実に楽しい、充実した時間でした。
でも、終わったらドッと疲れがでて、いつになく、かなり集中して描いていたようです。

同じ課題でありながら、描かれた絵には個性があり、
お隣で描いていたTさんは「有機的、色気がある」と先生は表現されていました。
他の方の絵を見て回る事が出来ませんでしたので皆さんの絵を並べて見てみたいです。

先生は2時間説明と指導で喋り通しで、お疲れだったと思いますが
また、これ、やりたいですね~( ̄ー ̄)v


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