蒲公英の絮

四季折々の花や空の写真と、自己流俳句で日々を綴ります。

小さな春

2023-03-06 22:43:00 | 日記










       たんぽぽを 見つけたら 初めの一歩



   蒲公英や 全きまん丸 真っ黄色


















       夕風や シミもあります 春障子














       春の風邪 ぶっきらぼうに 礼言うて







昨日、孫娘をマンションへ送った時、めんどくさそうに、玄関のドアを開け、孫に何やら、忘れ物をした小言を言い、後は、夕飯を作りにさっさとキッチンへと、引っ込んだ我が娘。
私には、一言もない。

孫に、「おこりんぼだね。帰って早々、嫌になるね。」と慰めバイバイしたが。

実母だから、礼など言う必要ない…ではなく改まって礼を言うなんて、照れくさいでしょ、いつも心の中じゃ感謝感謝でいっぱい。
なんて、いつか言ってたけど。

子どもをおかえり、と迎えてやらない母親なんて…と腹が立つやら、孫が不憫やら、
そちらが気になっていた。

今日、夕飯を届けると、孫娘が「昨日はね、夜中お母さん、きつそうだった。咳も酷くて…。」
あっそうだったのか。

娘にも孫にも、見当違いな考えで、一日いた事、よい年をして狭い了見を悔いた。

夕方、冴えない顔色で力なく、ただいま、すぐ帰るから、と玄関で声をかける娘。

車まで追いかけ、「具合悪い?
⚪︎⚪︎が心配してた。」
と言うと、
今朝、出勤前、耳鼻科で診察して薬もらったけど、あまり良くなってはいない。
でも⚪︎⚪︎が、お母さんのそれ、ばあばに似てる症状だよって言ってた。
ばあばもきついんやろ。
ごめん、ありがとう。

はっと思う。
孫娘は、母親とばあばの両方を気遣い、こどもなりに言葉を選び、結果的に仲を取り持ってくれたようだ。

ばあばが、我が娘、孫の母親を時に悪く言うのを(言い訳として、孫を理解しなかったり、頭ごなしに怒る事に対してなのだが。)
この子はやはり気に病んでいたのだろう。
わかっちゃいるのに、駄目なばあばである。

娘の車を見送ると、満月がほんのりとあがっている。(月齢は、13、8歳、明日が実際の満月。)
早く娘の体調が良くなりますように。

昼間見つけた、我が庭のたんぽぽ。
村の役員の仕事で忙しい夫。
それまでは、毎日にように庭の草取りをしていたけど、この1〜2年は、行き届かない。
おかげで、雑草もはえるけど、たんぽぽやドクダミが、沢山咲くようになった。
喜ばしい。
長男の嫁としては、草取りもしないなんてひんしゅくものだけど。

とにかくそこら中にたんぽぽが、咲くのは嬉しい。

夕方の、春の柔らかな色合いの障子も好き。
ちょっとシミがあるのが、気にはなるけど。






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2 コメント

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Unknown (りたいあまん)
2023-03-07 11:21:32
こんにちは。
やさしい孫娘さんのお話に
じーんときて、目頭が
熱くなりました。
いいお孫さんがいて
幸せですね。
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Unknown (Unknown)
2023-03-07 11:32:27
りたいあまんさん、こんにちは。
いつもありがとうございます。

またまた、婆バカ話でしたー(笑)
でも優しい子です。
いったい誰に似たんだろう🧐
(私ではないです。念の為。(笑))
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