薩摩芋郎 STORY

100の議論より100円の寄付。
人生は100の苦しみ1回の喜び。
SHOCHU IS MY LIFE

神の島沖縄彷徨記.73

2023-07-09 | Weblog
「しまった!」
この日の早朝、ホテルの駐車場でレンタカーに
乗込む寸前、師匠が目を大きく見開き大声で叫
んだ。拙者は慌てふためき師匠に訊いた。
「ど、どうした?師匠!!」
「おやつを持ってくるの忘れた!」
・・・
「お、おやつって何?」
「黒糖のピーナッツ」

き、君は小学生か、、
すでに三十度越えの炎天下、シーサーのように
固まっている師匠をほっとき、拙者はエアコン
がガンガン効いた助手席にとっとと座り、よく
冷えたさんぴん茶をグビリと飲んだ。


アツアツのカップル達を尻目に、知念岬を後に
汗だくでむさ苦しい師匠と私は仲良くレンタカー
に乗り込んだ。クッソ熱い車内で死ぬかと思った。

連日もう数百キロ?は走り続け疲れ果て、げっそ
りしたお顔の専属ドライバー=師匠を一瞥しつつ
今朝のそんな出来事を思い出し笑いしながら
ホテルに戻る車中から幹線道路のでかい並木を
GRⅢxでパチリし
「さあ、今夜も呑みまくるぞー!Oh!!」
と心で叫ぶ煩悩おじさんであった。


つづく