黄昏のかりんとう

日々黄昏ていく自分と向き合う日記

坂東札所 勝福寺 一期一会

2021年11月05日 | 札所巡り

気持ちのいい晴れのお天気

今日は札所巡りに行ってきました

 

坂東札所 5番 飯泉山 勝福寺(いいずみさん しょうふくじ)

 

 

予定通り8時に家を出て小田原にあるお寺に着いたのは10時40分くらいだったと思います

東海道線 鴨宮駅から徒歩30分

 

途中新幹線の高架下から富士山がきれいに見えました

お寺には巡礼街道という道でまっすぐにつながっているんですが

道を間違えてしまって途中何度か通りすがりの方に道を尋ねて歩きました

皆さまとても親切で道を詳しく教えてくれてありがたかったです

カーナビを使って行ったら誰とも触れ合うこともなかったんですものね

 

山門

 

本堂

境内はとても広い

 

樹齢1000年と言われる大イチョウ

もう少し遅い時期だと一面が黄色に染まる

 

二宮金次郎像

薪を背負い書物を読んでいる金次郎像はをよく見るが、

この像は、僧侶の読経を聞いて感動した姿を現している

 

本堂横には土俵があった

伝説によれば、横綱谷風一行が巡業に訪れ、

この地方の高慢な力持ち大岩谷五郎が大関雷電為右衛門に敗れ、

谷五郎に苦しめられていた村人は救われたということだ

 

    

8世紀後期に唐から渡来し奈良に唐招提寺を開いた僧・鑑真

鑑真は十一面観音像を孝謙天皇に献上、後に天皇はこの像を道鏡に下賜した

道鏡は天皇の死後下野の国・薬師寺別当として下野の国に赴く

当時の下野薬師寺は、奈良の東大寺、大宰府の観世音寺と並ぶ日本三大戒壇院の寺

その寺の別当とは当時の日本の僧では最高位の僧であった

下野の国に向かう途中、道鏡はこの地に十一面観音を安置した

その後飯泉に寺を移し弓削寺、飯泉寺と称され

応永(1427)以降に小田原城の鬼門鎮護の道場として勝福寺の勅号を賜った

    

 

帰りは小田原へバスで向かいました

時間は30分弱でした

このお寺は駅からは遠いですが人里離れているわけではなくてバス便もあります

ただしバスは1~2時間に1本です

 

バスを待つ間、同じバスを利用する方とお話ができて楽しかった

僅かな時間ですが、いい出会いでした