ネタばれせずにCINEるか

かなり悪いオヤジの超独断映画批評。ネタばれごめんの毒舌映画評論ですのでお取扱いにはご注意願います。

ここがウィネトカなら、きみはジュディ

2018年06月30日 | 映画評じゃないけど篇


『商人と錬金術士の門』(テッド・チャン)
『あなたの人生の物語』アラビアン・ナイト版。たとえ決定論的未来が待っていたとしても、やはり人生に意味はあるのだ。
『限りなき夏』(プリースト)
♪時がいつか二人をまた 初めてあったあの日のように導くのなら♪何も言えなくて…夏。好きですこういうの、昭和生まれですから。
『彼らの生涯の最愛の時』(イアン・ワトソン+1)
ベンジャミン・バトン風童貞喪失物語。肌が合いすぎる二人の仲を邪魔するのは、なぜかトイレに入ろうとするスーパービッグマックたち?。
『去りにし日の光』(ボブ・ショウ)
光が通過する速度が異常に遅い“スローガラス”が映し出したものは、望まない子供を宿した夫婦の未来像だったのかもしれない。
『時の鳥』(エフィンジャー)
古代アレクサンドリアは、現代人が思っているほどロマンチックな場所ではなかった。『ミッドナイト・イン・パリ』的オチだなこりゃ。
『世界の終わりを見に行ったとき』(シルヴァーバーグ)
巷にあふれるウィルス、しょっちゅう暗殺される大統領。わざわざ終末ツアーに参加するよりも、見方によってはこの世の方がよっぽど終末的。
『昨日は月曜だった』(スタージェス)
家のじいちゃん(故)が書いたようなSF。イーガンを読んだ後だと隔世の感を禁じ得ない。作品そのものがセルフ・タイムスリップしてしまっている。
『ここがウィネトカなら、きみはジュディ』(バズディ)
人生のあるスパンをランダムにトリップするカップル。お互い男女遍歴は複数あれど、(臨終を経験しているだけに)誰が一番かがわかってたんだね、きっと。

ここがウィネトカなら、きみはジュディ
大森望 編(ハヤカワ文庫SF)
[オススメ度 ]
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ノーストリリア | トップ | ラストベガス »
最新の画像もっと見る