『芥川龍之介』
1892年(明治25年)~1927年(昭和2年)
『蜘蛛の糸』『羅生門』『鼻』『河童』等
様々な独特の優れた文学で有名。
私が『芥川龍之介』に興味を持った理由は
『上高地』の油絵ご注文を頂いた事がきっかけである。
『芥川龍之介』は1927年に
人間社会を風刺した小説『河童』を3月に発表し、
同じ年の7月に自殺をはかる。
『河童』は最後の小説となるのだが、
大正14年に『上高地』に訪れ
有名な『河童橋』から『河童』のヒントを得たと云われている。
『芥川龍之介』は『上高地』で何を思い、何を考えていたのだろう…。
TAZUKO多鶴子は
今年秋頃に『芥川龍之介』が見た『上高地』へ
制作の為に行って来ようと現在計画中。
今日は
その『芥川龍之介』の『侏儒の言葉』を書き込みます。
<芥川龍之介『侏儒の言葉』の中から>
『 「 鑑 賞 」
芸術の鑑賞は芸術家自身と鑑賞家との協力である。
いわば
鑑賞家は一つの作品を課題に彼自身の創作を試みるのに過ぎない。
この故に如何なる時代にも名声を失わない作品は
必ず種々の鑑賞を可能にする特色を具えている。
しかし種々の鑑賞を可能にするという意味は
アナトオル・フランスのいうように、どこか曖昧に出来ている為、
どういう解釈を加えるのもたやすいという意味ではあるまい。
寧ろ盧山の峯々のように、
種々の立場から鑑賞され得る多面性を具えているのであろう。
※ アナトオル・フランス…フランスの小説家・批評家
※ 盧山の峰々…盧山は中国の江西省にある山。
見る場所によって違った姿に見える。 』
<参考資料>
『芥川龍之介』
著者:芥川龍之介
発行者:西田正昭
発行所:(株)大創出版
1892年(明治25年)~1927年(昭和2年)
『蜘蛛の糸』『羅生門』『鼻』『河童』等
様々な独特の優れた文学で有名。
私が『芥川龍之介』に興味を持った理由は
『上高地』の油絵ご注文を頂いた事がきっかけである。
『芥川龍之介』は1927年に
人間社会を風刺した小説『河童』を3月に発表し、
同じ年の7月に自殺をはかる。
『河童』は最後の小説となるのだが、
大正14年に『上高地』に訪れ
有名な『河童橋』から『河童』のヒントを得たと云われている。
『芥川龍之介』は『上高地』で何を思い、何を考えていたのだろう…。
TAZUKO多鶴子は
今年秋頃に『芥川龍之介』が見た『上高地』へ
制作の為に行って来ようと現在計画中。
今日は
その『芥川龍之介』の『侏儒の言葉』を書き込みます。
<芥川龍之介『侏儒の言葉』の中から>
『 「 鑑 賞 」
芸術の鑑賞は芸術家自身と鑑賞家との協力である。
いわば
鑑賞家は一つの作品を課題に彼自身の創作を試みるのに過ぎない。
この故に如何なる時代にも名声を失わない作品は
必ず種々の鑑賞を可能にする特色を具えている。
しかし種々の鑑賞を可能にするという意味は
アナトオル・フランスのいうように、どこか曖昧に出来ている為、
どういう解釈を加えるのもたやすいという意味ではあるまい。
寧ろ盧山の峯々のように、
種々の立場から鑑賞され得る多面性を具えているのであろう。
※ アナトオル・フランス…フランスの小説家・批評家
※ 盧山の峰々…盧山は中国の江西省にある山。
見る場所によって違った姿に見える。 』
<参考資料>
『芥川龍之介』
著者:芥川龍之介
発行者:西田正昭
発行所:(株)大創出版