TAZUKO多鶴子

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『ゲーテ詩集』より

2007-07-25 | TAZUKO多鶴子からの伝言
  今日は『ゲーテ詩集』から
 幾つか抜粋してご紹介します。
 万能の天才『ゲーテ』の心の詩、言葉です。


   
『 耳ある者は聞くべし、
 金ある者は使うべし。 』
 
『 形づくれ!芸術家よ!語るな!
  ただ一つの息吹だにも汝の詩たれかし。』

『 みずから勇敢に戦った者にして初めて
  英雄を心からほめたたえるだろう。
  暑さ寒さに苦しんだものでなければ
  人間の値打なんかわかりようがない。』

『 歌ったり、語ったりする者がこんなに多ぜいいるのは
  すこぶる私の気に食わんと知れ!
  詩をこの世から追払っているのはだれだ?
  詩人たちだ! 』

『    「処世のおきて」
  気持ちよい生活を作ろうと思ったら、
  済んだことをくよくよせぬこと。
  めったに腹を立てぬこと、
  いつも現在を楽しむこと。
  とりわけ、人を憎まぬこと。
  未来を神にまかせること。  』

<参考資料>
 『ゲーテ詩集』
  新潮文庫
  高橋健二:訳