TAZUKO多鶴子

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いじめについて…教師の資質が問題だと感じる。

2012-07-19 | TAZUKO多鶴子からの伝言
 
 最近、滋賀県の『いじめ』問題がメディアを賑わせている。
 テレビでは様々な意見を専門家等が論じているが…
 はたしてどうなのだろうか?
 私も長年教壇に立ち
 多くの学校を見て来た立場として
 色々と感じる所がある。

 以前のブログでも書き込んだように
 私は幸いにも
 初めて教壇に立った時
 多くの優れた教師達に教えられた。
 優れた教師に出会い多くのことを学んだ。
 駄目な新米教師の私を
 強く立て直して下さった。

 その当時のその学校の先生たちは、
 生徒の為なら
 どんなに夜遅くまで頑張っても
 たとえ明け方になっても構わないと考える
 聖職と呼べる教師たちばかりであった。

 時には夜中でも生徒の為であれば
 何処にでも飛んでいく先生ばかりであった。
 教師は自分の人生を
 生徒の為に費やす仕事とその時私は確信した。
 生徒の為に命さえ投げ出す覚悟を持つ仕事と痛感した。
 
 近年
 ある学校に勤務する機会を与えられ
 教師というものを私は激しく絶望した。

 メディアは滋賀県の学校が特別なものと伝えている。
 しかし
 教師同士でもいじめを平気でする教師達の姿を見た近年
 いじめられた教師が震えている姿を見た近年
 いじめている教師の集団がいじめられている教師に聞こえるように
 悪口を言って高らかに笑っている姿を見た近年
 いじめられている教師を教師集団がシカトする姿を見た近年
 どこの学校でも『いじめ』はあるのだと感じる。

 近年の教師達の資質は
 初めて教壇に立った年代よりも
 遥かに落ちていると痛感する。
 公立学校などいらない…。
 そんな言葉さえ頭の中に過ることさえある。

 教育を見れば
 未来が分かるとよく言われる。
 日本の未来はどうなるのだろう。。。
 
 一人一人が考えなければならない
 大切な時期がきているのではないかと感じるのだが…。