TAZUKO多鶴子

ページ内の文章及び作品の著作権はTAZUKO多鶴子が有するものとし、他者がそれらを無断で転載することを固く禁止とします。

<渋沢栄一>『道徳経済合一説』と『言葉』

2014-05-18 | TAZUKO多鶴子からの伝言

渋沢栄一。
その見事な信念と言葉に感嘆しています。
今日は
渋沢栄一の『道徳経済合一説』をご紹介し
渋沢栄一の言葉も書き込みます。


『道徳経済合一説』


富をなす根源は何かと言えば、仁義道徳。

正しい道理の富でなければ、

その富は完全に永続することができぬ。





事柄に対し如何にせば道理にかなうかをまず考え、

しかしてその道理にかなったやり方をすれば国家社会の利益となるかを考え、

さらにかくすれば自己のためにもなるかと考える。

そう考えてみたとき、

もしそれが自己のためにはならぬが、

道理にもかない、

国家社会をも利益するということなら、

余は断然自己を捨てて、

道理のあるところに従うつもりである






『渋沢栄一の言葉』


『智』『情』『意』の三者が権衡を保ち、

平等に発達したものが完全の常識だと考える。




一人ひとりに天の使命があり、

その天命を楽しんで生きることが、処世上の第一要件である。




一個人がいかに富んでも、

社会全体が貧乏であったら、

その人の幸福は保証されない。

その事業が個人を利するだけでなく、

多数社会を利してゆくのでなければ、

決して正しい商売とはいえない。




夢なき者は理想なし。理想なき者は信念なし。

信念なき者は計画なし。計画なき者は実行なし。

実行なき者は成果なし。成果なき者は幸福なし。

ゆえに幸福を求むる者は夢なかるべからず。





限りある資産を頼りにするよりも、

限りない資本を活用する心掛けが肝要である。

限りない資本を活用する資格とは何であるか。

それは信用である。





四十、五十は洟垂れ小僧、

六十、七十は働き盛り

九十になって迎えが来たら、

百まで待てと追い返せ








<渋沢栄一>
幕末から大正初期に活躍した日本の武士(幕臣)、官僚、実業家。
『論語と算盤』を著し、「道徳経済合一説」という理念を打ち出し、各種産業の育成と多くの近代企業の確立に努め、数多くの企業の設立・経営に関わり、日本資本主義の父といわれる。



参考資料:ウィキペディア