TAZUKO多鶴子

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現代アートは美の本質では無い。美の本質は文化にあり自然にある!

2014-07-21 | TAZUKO多鶴子からの伝言
    『俺は日本文化を生きているのだ』
       … 青山二郎 … 


 天才『青山二郎』の口癖であった。


 現在我々は百科事典のように沢山の美に喰い殺されている。…

 美は直観を認めない。…
 更に今は
 文化人はいても教養人はいなくなった。…

 その土から生命の形を発見し、創造する。
 そういう付け合いの精神が、陶工でなくとも、
 物を創造しようとする小さな共同体にあったのではなかったか。
 自己を主張し合うのではなく、
 互いに自らを無にすることによって、
 一つの調和の世界を創り出す。
 それが日本の文化であった。
 「俺は日本文化を生きているのだ」
 という青山二郎。


 その言葉が分からない限り
 教養。日本文化。美。芸術。自然…は理解出来ない筈だと
 青山二郎から私は学んだ。




<参考資料>
『青山二郎 眼の哲学 利休伝ノート』
 講談社文芸文庫
 本文中  
『利休伝ノート』 
『人と作品<眼>によって発見された人生 森孝一』