毎年この時期になると
京都のあちらこちらで提灯が飾られ
その周りで子どもたちが集まって
何やら楽しそうにしている様子が見られます。
以前から「何だろ~?」と思っていました…。
実はこの地方独特のお祭り『地蔵盆』と呼ばれる
昔からのお祭りだそうです。
こんな様子を見ていると
やはり「京都はいいな~」とつくずく感じます。
京都に住んでいて良かった!
本当に今更ながら思います!
昔から続く良き物は
いつまでも大切にして欲しいと…。
<京都の地蔵盆>
8月23、24日は地蔵盆である。しかし最近ではこの日の前後の土・日曜日に振り替えて行う町内が増えている。気がつくと路地ごとに赤い提灯がぶらさがり、子供たちのにぎやかな声が聞こえてきた。町内に行事の始まりを知らせる鉦を叩くのも子供たちの役。地蔵盆は子供たちのお祭りだ。
京都では、8月23・24日を「地蔵盆」と呼ぶ。各町内ごと地蔵尊の前に屋台を組んで花や餅などの供物をそなえ、「百万遍大数珠繰り」を行う。子供主体のまつりで、お菓子を食べながらゲームなどの遊びに興じ、福引きなどが行われる。地蔵尊の設えは各町内でさまざまである。上下の写真は、上京区の町内を回って撮ったものである。町家の格子をはずして開放したもの、寺院の境内、マンションの集会所、個人のガレージ、町内で守る小堂など各町内ごと一様ではなく個性的である。
民俗学的には、「地蔵盆」は、盆祭の最後の日が取り残されたと考えられ、また塞の神信仰と結びついて子供との関連が強くなったのだと考えられている。
最近では子供が少なくなり、2日を1日だけに短縮したり、23・34日の前後の土・日に振り替えたりすることが多くなっているようだ。
参考資料:平安京探偵団より