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TAZUKO多鶴子

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来年度『美術年鑑』TAZUKO多鶴子掲載のお知らせ…NO.1

2008-12-13 | 出版

来年度2009年『美術年鑑』が
今日TAZUKO多鶴子の手元に届きました。
表紙はあの有名な
『光琳』の『風神雷神図屏風』の一部です。
この素敵な表紙絵の『美術年鑑』に
TAZUKO多鶴子は来年度も掲載されてとても嬉しいです!
又…掲載内容を見ることで…
更に、
昨年度より号金額も上昇し、
益々知名度が上がって来きている事に…喜びと…
同時に責任を感じる日となりました。
そして
今回の掲載にあたっても、
大変お世話頂いた美術年鑑社の設楽昌弘次長様に
とても感謝する一日になりました。
設楽次長様!
益々大きく期待をかけて頂き本当に有り難うございました。
今後TAZUKO多鶴子は精進致しますので、
これからもどうか宜しくお願い致します。

尚、
来年度の『美術年鑑』掲載の件は、
今日だけのご紹介ではもったいない内容なので、
今日のNO.1から
引き続きNO.4までに分けて公開させて頂きます。
皆様のご訪問を心からお待ちしております。

西田幾多郎著…『善の研究』

2008-12-11 | TAZUKO多鶴子からの伝言
   <知と愛より>

 我々が物を愛するというのは、
 自己をすてて他に一致するの謂である。
 自他合一、
 その間一点の間隙なくして
 始めて真の愛情が起こるのである。
 我々が物を愛するというのは
 自分が花と一致するのである。
 月を愛するのは
 月に一致するのである。
 親が子となり子が親となり
 ここに始めて親子の愛情が起こるのである。
 親が子となるが故に
 子の一利一害は
 己の利害のように感ぜられ、
 子が親となるが故に
 親の一喜一憂は
 己の一喜一憂の如くに感ぜられるのである。
 我々が自己の私を棄てて
 純客観的
 即ち
 無私となればなる程
 愛は大きくなり深くなる。
 親子夫妻の愛より
 朋友の愛より
 人類の愛にすすむ。
 仏陀の愛は
 禽獣草木にまでも及んだのである。

  ……西田幾多郎著『善の研究』より……
  ※(発行者:山口昭男・岩波文庫)※



TAZUKO多鶴子は
西田幾多郎の見事な上記文章の結論が
永遠に変わることのない
『真の美』と確信している。