原付旅 燃やせ！命の炎！紅蓮の業火に身を焼かれの巻

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燃やせ！命の炎！紅蓮の業火に身を焼かれの巻

さて、前回大阪北千里の学生寮に入りたての頃の話でした。

驚愕の6畳の一人部屋の様子！寮の施設案内でクラス委員長になっちゃったってお話でした。

今回はそんな魔王城の様な学生寮でのハプニングのお話です。

燃やせ！命の炎！紅蓮の業火に身を焼かれの巻

さてさて、こんな寮なので、色々あります！まずは、個人の部屋は前回お話しした通り、12畳の部屋を薄いベニヤ板で仕切った縦長の部屋です！この仕切りのベニヤ板が超薄く、支えは天井と床とベニヤ板同士のみ！湿度でたわんできます！勿論もたれると向こう側に倒れそうな、もろさ！タンスやテーブルは丈夫な方の壁に並べます。最初の頃は私の部屋に何人か遊びに来るんですが！2人なら奥と手前で向き合えるのですが、3人以上だと左右に分散して交互に座ることに！いつも人数が多くなると12畳の部屋にみんな集まりました。

私はカセットコンロとフライパンを持っていました。食堂が休みの土日でも、食事ができる様に買いました。で、みんなそれそれがいろんな飲食店でアルバイトをしていて、よく食材を貰って帰ってきます。食材は、冷蔵庫のある12畳のWの部屋に食べる時はコンロが必要なので必ず私に声がかかり、食いっぱぐれはありませんでした。そんなある日、学校でステーキなど仕上げにブランデーに火をつけて香り付けをするフランバージュというものを学びました。ステーキハウスでバイトしていて肉の塊をもらってきたYと12畳のW、コンロのある私と、ブランデーを持っているAの四人でフランバージュやろうぜ！って事に肉を焼き十分フライパンを熱し、電気を消してコンロの灯りだけの中ブランデーを投入！ブワーーーッ！！！！凄い炎が上がり、直径1.5メートルくらいの炎の柱が天井まで上がりました。炎は一瞬で消えました。四人とも暗闇の中大笑いです！

「わー！すゲー！ハハハ！」「電気！電気！あれ？ない！電気の紐が燃えて無くなってる〜！ハハ」「どうやってつけんねん！ハハハ」「肩車して！肩車！ハハハ」「ハハ！しゃーねーなー」「パイルダーオーン！ロケットパ〜ンチ！ブレストファイヤ〜！」「遊んでないで早く電気！」なんとか灯りをつけて、肉を食べましたが、四人とも前髪がチリチリになっていました！

後で聞いたんですが、寮母さんが窓の外を歩いていて凄まじい閃光を見たって話してくれました。「すごかったぞ！」て言われた(笑)

そんな感じで楽しい寮生活の毎日でした。

次回　雷を操り暗闇をもたらす者に悪夢をの巻

ここまで読んでくださった方の願い事が叶います様に…」

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