昨日は定休日。
夕方外出先から帰って、何気なくテレビを点けたら亀田の世界戦。
元々、演出過多気味な気がしつつも、亀田一家として興味は持っていました。いや、結構応援していました。有限実行型って結構好きだし、親父の型破りなトレーニング方は純粋に面白かったし。
で、テレビを見始めたのは第9ラウンド。両者互角の打ち合いの真っ最中でした。なんとな~く苦戦しそうな気はしてたので、自然と応援に力が入り・・・。しかし、回を重ねるごとに亀田の疲労・ダメージの度合いが大きくなり、立ってるのがやっと。終盤は相手にクリンチしまくり。解説陣も「ここまでよく頑張った」的な”今日の負けは恥じなくていいぞ”っぽいニュアンス。
しか~し、判定の結果は亀田の勝ち。途中から見ていたもんで、前半は優勢だったんだろうなと思っていました。勝利者コールを受け、父親と一緒に号泣する姿に感動もしちゃいました。12時過ぎのスポーツニュースで対戦相手ランダエタのコメントを聞くまでは。
今朝になってワイドショー、ネットのニュースを見ると「八百長」「疑惑の判定」のオンパレード。もちろん真偽のほどは分かりませんが、なんともトホホな気分。
個人的に気になっていたのは、深夜のスポーツニュースでのインタビューでは「たまには苦戦も見たいやろ」なんて強気の発言。
冒頭の”有限実行型”といえば、僕は元世界チャンプ辰吉丈一郎の大ファン。ビッグマウスなところは亀田兄弟に似ているが、辰吉の場合はキワドイ判定勝利の後はファンに詫びていました。時には勝ったのに土下座までしたことがあったような。
メディアに接するときも、もうちょいケジメがあったような・・・。
「ビッグマウス」と「家族愛」が二人の共通項なんだけど、どっか違う。昨夜の試合&試合後のインタビューで改めて浮き彫りになった気がします。
判定が微妙だったとはいえ、実力が世界に通用するって事は証明できたんだし、亀田兄弟には昨夜の敗戦、いや勝利を糧に更なる精進と人間的成長を期待しています。
余談ですが、辰吉の息子・寿希也(じゅきや)君が来春の中学卒業後は高校に進学せずプロボクサーの道を目指すそうです。プレッシャーに負けず頑張って欲しいですね。